ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

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【改定】世界一高いか?日本の電気料金

[ 2011/07/15 (金) ]
最新版が●【基礎資料】電気料金の国際比較 [2013/01/07] にあります。


“世界一高い日本の電力料金”と言うフレーズを良く目にする。
事実はどうか?調べてみた。WEB上には、いろいろな情報があるが、最新版がなかなか無い。
現在の料金がどうなのか?を知りたいのである。

検索した範囲で見つけたのは、3つのデータであるが、ベースとなっているのは【資料1】であった。

【資料1】IEAの2010 Key World Energy Statistics の43ページ。
 各国(OECD加盟国?)の2009年のデータ。(ドイツのデータ欠落は残念。)
 (ベースデータのOECD/IEA Energy Prices and Taxes は四半期毎に有料で出版されている。)

【資料2】 社会実情データ図録の電気料金の国際比較
 7か国の2009年データが、経年グラフ上に、ほぼ揃っている。
 ベースデータはOECD/IEA Energy Prices and Taxes で、【資料1】と同様。ただし、2011年の1Qまで収録しているので2010年データも一部ある。提供に感謝したい。なお、この資料は2011年5月18日収録とある。
 
【資料3】The Oil Drumというサイトに2009年の各国のデータがグラフ化されている。
 ベースデータはOECD(2010)と記載されており【資料1】と同様。ただし税金分が明示されているのが特徴。(この資料を見ると、日本より高い国は結構ある。

と言う訳で、各国がほぼ揃っているのは2009年データで、これをグラフ化した。
 比較国の選定基準は、資料からデータを拾える国で、AまたはBの国。(個人的な基準である、電気料金が国際競争力に与える影響が念頭にあるので)
A2010年GDPが1,000億ドルを超える国(1位米国~15位韓国、日本は3位)。
B2009年or2010年輸出額上位20カ国(日本は4位)
●AかつBの重要国で、データの無い国は、中国・カナダ・インド・オーストラリア・ブラジル
デンマークはこの基準から外れる(GDP31位、輸出額30~33位)が、家庭用電気料金が世界一高いので参考として選択した。
2009年データ
電気料金国際比較2009の04
 データ出典は上記の【資料1】 (ドイツは【資料2】、スペインとロシアは【資料3】から読み取り。)
 国名に“EUR”が付くのは、ユーロ採用国。
 ★参考選択のデンマークは、家庭用に掛かる税金が100%以上(料金の半分以上が税金)で高いが、産業用は他のEU諸国の平均より下程度、である。

現在の日本のランクを推定するためのファクター】
【資料2】から、2009年以降を類推すると、イタリアは低下傾向、その他は大きくは変わらず。
為替影響から現時点を推定すると、日本は1.1倍に、ユーロ圏はほぼ変わらず。
   2009年末       2011年6月末
  90円/ドル     →  81円/ドル     約1.1倍
  1.47ドル/ユーロ → 1.44ドル/ユーロ  ほぼ変化なし 

【つぶやき】

 産業用と家庭用を合わせ見ながらアバウトに“主要国のなかでの現状の日本のランクを推定”すると、
 ●ダントツ1位はイタリアで、ドイツ・オランダと共に2~4位の位置と推定。
 ●台湾・韓国の2~3倍
で、“主要国ベストスリー級の高い電気料金”と言える様だ。

 こんなアバウトよりも、【資料2】の管理人さんによる経年的な考察の方が役に立つかも。

 固定価格買い取り制度のある欧州トップクラスと肩を並べると言う事は、日本の電気料金は総括原価方式・地域独占の欠点が現れている と思える。


【追記】
●「社会科学者の時評」2012/2/20 電気料金の国際比較

【関連エントリー(新しい順)】
●【基礎資料】電気料金の国際比較 [2013/01/07] →最新版です。
●【原子力ムラ05】高い電気料金、主犯は経産省と“いびつな電力事情”、劣化のひどい読売新聞
●【コラム】深刻な日本の電力問題―抜本的な改善が待ったなし
●【改定】世界一高いか?日本の電気料金 →本エントリーです
[ 2011/07/15(金) ] カテゴリ: エネルギー基礎資料 | CM(2)
Re: 長文失礼
詳細なコメント、感謝です。(このような長文は歓迎です。)

田中さんの仰るファクターは、適正なコスト要因、やむを得ないコスト要因として概ね同意です。

定性的ですが、
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-126.html のエントリーに、適正コストを阻害するものとして、
“高い電気料金をも作り出したいびつな電力事情=総括原価方式+地域独占体制+原子力ムラ+電源3法交付金”という構造問題
と書いています。念のための補足ですが、上記の式の各項目を廃止すべきとの主張ではなくて、改善すべきことが多いと思っている次第です。

定量的には
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-200.html
とか
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-104.html
などを深堀りすると、何らかの考察が出来るかも知れませんが、素人の手に余る命題ですね。

韓国の電気代の情報ありがとうございました。納得できる良情報でした。
[ 2012/08/11 19:28 ] [ 編集 ]
長文失礼
>データ出典は上記の【資料1】 (ドイツ家庭用は【資料2】、スペインとロシアは【資料3】から読み取り。)

日本の電力価格は高い方の部類に入っていますね。
しかし、このような結果になるのは”まあまあ”妥当だと思います。

私の勘違いかもしれませんが、ブログ主様は、総括原価方式が原因で、世界の中の日本の電力化価格の順位が図に表されているようなことになっているとお考えでしょうか?―――私は、その可能性も、もちろんあるとは思います。

しかしながら、大きく結果に影響してる原因は、国産電源の比率、あるいは、外交発言力、軍事力だと思います。したがって、結果は妥当だと思いました。

総括原価方式の”程度”は議論のあるところだと思いますが、核廃棄物はずっと増え続け、また、管理もし続けねばならないので、その存在自体はあってもいいのでは?と思いますね。総括原価方式や原子力村がなくなれば、アメリカ程度に安くなるというのは考えにくいのではないでしょうか?

よって、総括原価方式、原子力村の慣習等が気に入らないというのはありますが、少なくとも、電源の品質、電力価格には、そう影響はないと思います。(全くないわけではない。)

あと、日本は災害大国なので、安全対策のことをさらに追及していけば、世界と比べて電力価格はある程度高くならざるを得ない側面もあるように思います。

(余談ですが、韓国はあまり参考にならないと思います。魚拓で失礼します。『韓国の電気代、激安の理由 エネ庁分析で明らかに』)
http://megalodon.jp/2011-0828-1913-15/www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20110825_01.html
[ 2012/08/11 17:06 ] [ 編集 ]
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