ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

“メディアの特性”と“小池百合子都知事の失政”の類似性、小池さんに送りたい“行政の長の心得?”

[ 2017/03/27 (月) ]
当ブログの立ち上げ当初に放射線問題に関連して、メディアの特性、リスクコミニュケーション、風評被害などについて勉強していました。今回、改めてそれらの古いエントリーからキーワード的なものをピックアップしてみると、築地/豊洲市場問題で、同じようなことが繰り返されているのが分かりました。

メディアの無責任、科学の無力さ、政治の無知と横暴など複合的な現象の結果になるのでしょうが、ワンセンテンスで示せば、
豊洲が風評に負けて放置されるのは、科学が風評に負けたことになる。これはまさに国辱だ。世界に(対して)日本が恥をかくことになる』(石原慎太郎氏が会見で紹介した中西準子氏の忠告)
に全てが収斂するかと。

小池知事を選んでしまった一人として、僭越ですがアドバイスなども書かせていただきました。(もう手遅れかも知れませんが)
これ以上の行政の滞留、無駄な損害の拡大は勘弁願いたいものです。

(騙されないための)メディアの特性についての基礎知識
  • 公正中立報道の落とし穴:両論併記のために一人の「専門家」を探す
    99人が安全だ(A)と主張しても、1人が危ない(not A)と言えば、メディアはその1人の主張を取り上げ、1対1の重さで書く。
    結果として、トンデモ学者が重用される。
  • センセーショナリズム好きで平穏嫌い、売れる記事は危険情報
    危険情報にはこぞって飛びつくが、安心情報はまず取り上げない。
    安全は売れない、売れるのは危険。危険はマスコミの大事な商品。
    危険か安全かの二つに単純化する。
  • 市民感情原理主義
    記者は市民感覚を重視する。 “市民が不安がっているなら有害だ”というのが記者の感覚。
    科学的におかしくても市民の不安に寄り添う記事を書く傾向が強い。
  • 偏った正義感と記者の勉強不足
    個別の被害者救済や情報隠しをしていた悪い機関を暴くことを最優先。
    最低限の事実確認と専門分野への理解が必要なのに、科学よりも政治にニュース価値を置く。
  • 科学より主義・主張が先で、『○○憎し』主義が社是になる
    各媒体の主義主張に合わない科学的事実が報道から除外されたり、ねじ曲げられたりする。
    「煽動」と罵られても知らん顔。

【つぶやき】
今回の問題(築地/豊洲市場問題)でも、全く同じことを繰り返しているようですね。東日本大震災、福島第一原発事故で、学んだものはないのででしょうか?一般企業なら存続に影響する反省のなさです。(最近、少し潮目が変わってきたとの見方もでてきましたが、)
一方、本来その様な特性をもつメディアと対峙する状況が多いはずなのですが、小池知事の発言や決定は上記と類似していると言えるでしょう。メディアご出身なので、身に沁みついているのかも知れませんね。
皆まで書きませんが具体例を一つあげれば、豊洲市場問題プロジェクトチームの専門委員の専任などです。(小池知事が独自に選任した小島敏郎座長や竹内昌義委員の不見識、森山高至委員の無責任さ)。


リスクコミニュケーションが不得意な関係者
  • リスクコミュニケーションの発想がない。
  • 「危険か安全か」という二元論思考。
  • 『100%安全でなければ、安全とは言えない!』という駄々っ子、ゼロリスクにならないと安心できない。
  • リスクはゼロにすることが正しいという主張。
  • リスクを比較しようとしない。
  • 厳格な科学的証明がないと対策がとれないという姿勢
  • 回避するためには対価が必要なことを理解しない

【つぶやき】
今回は、政治から当事者の一部までの全てのステークホルダーに言えることかと。
本来は、NIMBY(ニンビー)問題への対応やテロなどの大きな事件に備えて、知事がリスクコミニュケーションの重要性を理解しておかなくてはならないんですが、知事のあまりの不見識が表面化しました。
今から勉強しろとは言いませんので、せめて、リスクコミニュケーションに長けた人をブレーンにつけるとか、都庁内部の特定組織でリスクコミニュケーション機能を高めて、東京のリスク耐性を向上させてほしいです。


風評被害の定義
【風評被害02】関谷直也准教授の解説(前篇) から転記

ある社会問題(事件・事故・環境汚染・災害・不況)が報道されることによって、本来“安全”とされるもの(食品・商品・土地・企業)を人々が危険視し、消費、観光、取引をやめることなどによって引き起こされる経済的被害のこと。
絶対的な“安全”を求める心理と圧倒的な報道量を原因とする消費行動に伴う経済的被害を指す。

【つぶやき】
本来は風評被害をいかに防止するかが知事の役目ですね。
もう書かないでもお分かりのように、風評を発信、煽りましたね。


関連エントリー

(メモ その1)小池知事の豊洲対応を疑問視する論説
築地/豊洲市場問題の理不尽を指摘するtweet集
その他、カテゴリにひとまとめにしています。↓
[ 2017/03/27(月) ] カテゴリ: 豊洲/築地問題(土壌汚染) | CM(0)
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