ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

(メモ その1)小池知事の豊洲対応を疑問視する論説

[ 2017/05/03 (水) ]
No66を追記。2017/5/16
初回公開日: 2016/11/25


11月になって、あるいは、11月18日の築地市場の豊洲移転時期についての定例会見を受けて、小池知事の豊洲対応を疑問視する論説が増えてきた気がします。
小池劇場の本質的なところが問題視されていますね。
(自分用のアーカイブで、いづれも長文からごく一部のみを引用したものですので、正確なところは原文をご参照ください。)
なお、オリンピック会場見直し問題は、(メモ その2)小池知事の五輪対応を疑問視する論説 に続きます。

【追記】『大失策』であったとの認識が広まってきましたね。メディアの対応を含めて少し広くピックアップしていきます。

【追記】長大な情報アーカイブになってしまいました。
市場関係者の経営・経済的損失や納税者が被っている損害、行政機能の棄損などを鑑みると、行政の長の不作為としてレッドカードのレベルになってしまったと感じます。
関連するエントリーとして、
“メディアの特性”と“小池百合子都知事の失政”の類似性、小池さんに送りたい“行政の長の心得?”
築地/豊洲市場問題の理不尽を指摘するtweet集
もご参照ください。

以下、原則として新しい順

【小見出しとごく一部のみ引用】
豊洲市場をめぐる問題は、まさに、小池氏による「コンプライアンスの暴走」が重大な事態を招いた事例だと言える。

  • 安全性に関連するコンプライアンス
  • 豊洲市場問題のコンプライアンス的整理
  • 「情報公開の不足」を安全性への懸念に結びつけた小池氏
    移転の是非の判断に「情報公開」の問題を持ち込んだ。そこに根本的な誤りがあった。
  • 豊洲市場問題の誤解が進むほど高まった小池氏人気
    開場直前の豊洲市場問題を扱う上で最も重要なことは、「安全」と「安心」が混同されないような丁寧な説明を行うことであった。
  • 「コンプライアンス的フレーズ」の危うさ
    単なる「情報公開の不足」と言うべき盛り土一部不実施の事実がストーリーの中心に位置付けられ、それを決定した「犯人探し」という課題設定がなされたことで、まるで「安全」に関する重大な問題であるかのように誤解されて広められた。そして、豊洲市場に対するイメージは極端に悪化した。
    築地市場の設備の老朽化は、もはや限度を超えていると言われており、地下の土壌汚染の可能性も判明している。市場移転問題は抜き差しならない状況に陥っており、移転延期による巨額の維持費や新規設備投資に対する業者補償など、今後都民が負担することとなると考えられる損失は膨大な金額に上ることが予想される。
    柔軟性を持つコンプライアンスの典型的なフレーズである「安心」「透明性」には、実は「暴走」の危険がある。そのことを象徴しているのが、小池知事が行っている「コンプライアンス都政」なのである。


65 築地移転問題で置き去りにされた「環境基準」の本当の意味
Wedge5月号の他の記事のご紹介
安井至 WEDGE Infinity 2017/5/12

【小見出しとごく一部のみ引用】
築地市場の豊洲への移転問題では、「環境基準値の何十倍」という、それがあたかも危険であるかのような情報が溢れかえった。

  • 事の発端は東京都の説明能力不足
    まず、はっきりと言おう。豊洲市場は、科学的に安全である。
  • 環境基準はあくまで「望ましい」基準
  • ベンゼンが人体に及ぼす影響
  • 安全にはあり安心にはない客観的な基準
    環境省幹部は、国民が環境情報をどのように受け入れるか、そのすべてを知っている。小池知事は元環境大臣で、市場問題プロジェクトチームの小島敏郎座長(弁護士)も、元環境省の地球環境審議官であり、環境行政に精通している。
    今回の問題は環境問題を十分に分かっている面々が、意図的に安全と安心を使い分け、安心を実現できるかのように思わせることで、都民からの支持を集めているのではないかと推測できる。
    小池知事に残された道はただ1つ。まず、今回の判断ミスによって無駄に使われてしまった税金の額を明確に示す。そして、豊洲への早期移転を実現することである。


64 小島顧問の経済合理性は妥当か
Wedge5月号の他の記事のご紹介
安井至 市民のための環境学ガイド 2017/4/29

【ごく一部のみ引用】
実は、築地市場移転問題は、2009~2010年の民主党政権時代にも、一度、政局化しています。
そのときの手法は、と言えば、実は、今回の小池・小島流のものと全く同じです。すなわち、土壌汚染を喧伝し、都民の不安を煽り、築地市場移転反対を選挙戦で唱えるという方法で支持を集めたのです。そして、民主党内閣ができましたが、その後の惨状はご存じの通りで、民進党には、今後とも復活の可能性は無いでしょう。多くの場合、一旦、手法を見破られてしまうと、こんな最終的結末に陥りがちです。これを、小池都知事と小島顧問はトレースしているのに過ぎません。恐らく、近々手の内がバレて、同じ運命をたどることでしょう。
二度同じ手法に騙されてはいけない。この思いが込められた情報が各種満載されているのが、Wedgeの5月号でした。

冒頭の記事は、中西先生のゼロリスク論。(ブログ主注:No59に引用済

第3章の筆者は、2012年9月末まで経済産業省の官僚だった、宇佐美典也氏。(元経済産業省官僚、現:岡山県立大学准教授)
すでに民主党政権のときに築地市場の移転問題が政局化したという話の最終的な結論は、

  1. 築地市場の再整備は過去に失敗しており、技術的に困難、
  2. 豊洲市場の途上汚染の大半は除去可能で、食の安全に影響を及ぼすほどのものではないこと、
  3. 豊洲以外の移転候補地の確保は難しいこと

以上の三項目であって、民主党、自民党、公明党が歩調を合わせて豊洲移転を推進することになった。築地市場の移転反対は、一時的な票稼ぎにはなるが、結局のところ合理性に欠ける。

今回は、当時と構図が逆転して都知事が市場移転問題を政局化し、都議会や国政を巻き込んで混乱させている。「環境基準値の79倍のベンゼン」と説明もなしに発表し、その情報を一部のマスメディアが検証することなく報道し、都民の不安が高まった。そこに、築地残留を主張する活動家が便乗。「耐震強度が足らない」、「ターレが曲がれない」などの様々なデマを流して、これをメディアが拡散した。その結果、都政と既存政党に対する不信感が極限まで高まった。これが全体的な構図。さらに、小島顧問がワーキンググループの長になっているが、かなり無茶な暴走をしている状況。

そこで、宇佐美氏は、「経済合理性」という観点からの議論が軸になる、ということで、比較検討を展開しています。これは金額が具体的に出てくるので、検討の価値があります。小島ワーキンググループ長の検討よりも、遥かに、現実的な検討が行われています。

百条委員会では、石原氏だけでなく、浜渦元副知事の責任追及がなされているが、経済的な観点だけならば、むしろ、都の財政のために、彼らは貢献したとしたとしか言えない。

環境省の元ナンバー2だった小島氏にとっては、地球の資源の貴重さ、廃棄物の大量排出の無駄は、どうでも良いことなのでしょうかね。作っただけで全く使わないで解体して廃棄物を大量に作って売るというシナリオを平然と書けることが、全く信じられない。

それより重大な指摘が、築地市場の再整備の非現実性

豊洲のランニングコストが高いから、築地の方が良いとの批判もあるけれど、実は、安全のレベルが全く違うとのこと。豊洲は75億円/年、築地は現状では15億円/年だけれど、豊洲は、食品管理機能の国際規格であるHACCP(ハサップと読む)に対応するために、コールドチェーンなどを備えた高度な食品管理機能をもつ市場になっていて、もしも、築地が同じような機能を持つとすれば、同様のランニングコストになるとのこと。

ネズミとゴキブリの築地HACCP適合の豊洲のどちらが安全なのか。

最終結論としては、「豊洲市場は、日本の第一次産業復活の拠点」を目指すといった未来ビジョンを描き、骨太な政策を作って欲しい」と結んでいます。
これは、小島ワーキンググループ座長の「過去に学ばない姿勢と思考の貧困さ」を非常に鋭く突いている。

Wedgeの編集部が書いた”玉突き事故”の「環2問題」は、東京オリンピックの施設整備の責任者である小池都知事にとって、将来、事態への対応が不良であったという責任が大々的に追求される問題になると予想できるのだ。競技場の建設を巡って、様々な提案で混乱を招いたのはまだしも、もっとも最悪だったのは、「時間の浪費」が行われたことだ。この「環状二号線」は、オリンピックの運営にとって、かなり重要な問題の一つである交通・観客輸送などの問題の大きなネックになるかもしれないのだ。今、決めても、もう間に合わないのだから。

今回の豊洲市場事件は、地方自治体の税金の無駄遣いに関しては、歴史的に見ても過去最大級の問題なのではないだろうか。政局化を解消して、是非とも、早期解決を目指して欲しい。

小池都知事の立場から考えてみても、この豊洲市場事件に対する小島顧問の暴走が大きな契機になって、自分の人気が大幅に落ちるという可能性も、すでにゼロでは無くなっている。小島顧問の起用を含めて、もう一度、情勢の再判断が必要だが、そのために残された時間は、恐らく1ヶ月も無いので、速やかに、かつ、適正な最終判断を下して欲しい。

この段階での重要なキーワードは、やはり経済合理性だ。これは、都民にとっても同じ。税の適正利用ということは、やはり経済合理性の一種なのだから。


63 豊洲への移転を早く決断すべし
再度言う「環境基準と安全は無関係」
安井至 市民のための環境学ガイド 2017/4/20

【ごく一部のみ引用】
Wedgeという雑誌の5月号にも、記事を書きました。

環境大臣であった小池都知事と、環境省の次官級のポジションの地球審議官であった知事顧問の小島敏郎弁護士(今回から実名)の両名は、環境基本法で定められた環境基準というものがどのようなものか120%知っているにもかかわらず、都議選での優位性を確保するという政治的な目的のために環境基準を意図的に誤用し、都民を不安に落とし入れて、自己の政治的目的を果たそうとしたことは、余りにも行き過ぎた行為であった。

小島弁護士は、築地の改築&豊洲の売却まで視野に入れているとのことのようだけれど、呆れてものも言えません。

「良く分からない。しかし、なんとなく危険みたい」、と思うのは、メディアあるいは、ある目的をもって危険を煽る人々、具体的には、今回であれば、小池都知事と小島顧問、そして、赤旗などの思う壺にハマるだけである。

都民としては、小池都知事と小島顧問に向かって、「豊洲市場は、安全であることは、すでに分かっています。だから、豊洲市場は信頼できる組織であることを示して下さい」、と要求すること。これがもっとも重要ということになる。

環境基準とは、将来、達成すべき理想的な基準であって、例えそれを100倍超していたとしても、現状では理想にはまだまだ距離がある、と理解すべき数値にすぎず、本来、安全とか安心と関係付けて考えるような数値ではない。

「現状でも、豊洲の安全は十分確保されている」。「むしろ、ネズミとゴキブリの管理が不十分な築地よりも安全性は確実に高い。食物の最大のリスクは、細菌による汚染だと考えられるので、豊洲の安全性の方が、恐らく、1桁以上高い」。これが最終的な結論だ。
最後になるが、納税者は、「安心を求めてはいけない」。是非、「安全」と「信頼できる組織」、さらには、「無駄のない税金の使用」を求め続けて欲しい。


【ごく一部のみ引用】
日本経済新聞社とテレビ東京の世論調査で、東京都に住む人に7月2日投開票の都議選でどの政党に投票しようと思うか聞いたところ、自民党が32%で最も多かった。小池百合子知事が実質的に率いる地域政党「都民ファーストの会」が17%で続いている。ただ「まだ決めていない」と「いえない・わからない」が合わせて3割以上あり、なお流動的な要素は多い。

小池知事への支持を聞いたところ、東京都に住む人の77%が「支持する」と回答した。「支持しない」の19%を大きく上回っている。特に女性では約9割が「支持する」と答えた。

築地市場の豊洲移転を巡っては、東京都に住む人の51%が「移転させるべきだ」と答え、「移転させるべきでない」の29%を上回った。


【ごく一部のみ引用】
小池百合子都知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」に異変が生じている。保守政治家としての小池氏に期待して入門した塾生の一部からは「塾が左派系にシフトしている」と不満の声が出ているというのだ。小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が民進党からの離党者や左派系の候補者擁立を模索していることにも警戒感が広がっている。

都民ファーストの会はすでに、地域政党「東京・生活者ネットワーク」との選挙協力でも合意している。
ただ、生活者ネットのウェブサイトをみると、「辺野古新基地建設の強行を許さない」「話し合うことが罪になる共謀罪法案の廃案を求める」などの主張があり、保守系の塾生にとっては“左旋回”と映るようだ。


60 築地市場移転延期で玉突き事故の環状2号線問題
東京五輪にも悪影響 〝都民ファースト〟の決断を急げ

今野大一 WEDGE Infinity 2017/4/27

【ごく一部のみ引用】
決断の遅れが引き起こす輸送インフラ問題

「小池知事の移転延期発表で、環2にかかわる計画が全て飛んでしまった

環2を通り選手村と都心を結ぶBRT(バス高速輸送システム)の導入も、従来は2019年度内に運行開始とされていたが、小池知事による「都民ファーストでつくる『新しい東京』~2020年に向けた実行プラン~」では、「環状第2号線の整備状況に合わせて、BRTの運行を、順次開始する」との文言になり、具体的な運行開始時期が抜け落ちた

17年春頃に設立が予定されていた、都と京成バス(千葉県市原市)が共同出資する運行会社の設立時期も延期されることとなった。

「知事は、移転延期がその後どんな影響を与えるかまできちんと考えて決断をしたのか甚だ疑問だ」。「そもそもどうして今頃こんな話になるのか」。
こんな声が他の都庁関係者からも漏れ伝わってくる。一度決まった方針を翻し、かつ決定の時期も曖昧なままの小池知事には関係者も痺れを切らしている。今、最も辛いのは今後の方針が決まらないために、計画を前に進められないことだと口を揃える。
ある東京都の幹部は「結局、小池知事は何の意思決定もしていない。これでは役人が何をしても、トップの判断でひっくり返るのだから、事務方は萎縮し、決裁権限に自信がもてなくなってしまう。これが東京都のリーダーのする仕事なのか」と批判する。


【ごく一部と小見出しのみ引用】
混乱は、小池百合子知事が豊洲市場の安全に疑問を呈したことから始まった。豊洲市場の安全は科学的にも、法的にも担保されているし、どうみても築地には古さからくる多くの問題があり、豊洲移転以外の選択肢はあり得ないが、迷走を続けている。

小池知事は、豊洲市場は安全だが、都民は安心していないのではないかと言っているが、安心してもらうためにという理由で、追加の土木工事などを加えるのは絶対にやめてほしい

今回の豊洲市場の汚染問題を通じて、行政、市民、事業者、マスメディアのどの側にも、環境問題について健康リスクを評価し、そのリスクの大きさに応じて対策を決めるという態度がないと感じる。それは、目標が「ゼロリスク」となっているからである。

  • BSEの全頭検査にこだわった厚労省
    無意味だった若齢牛の全頭検査
  • 福島での除染作業でも、「ゼロリスク」を求める姿勢は繰り返された
  • 公害問題の記憶と意識から抜け出せない日本の指導層

ここに挙げた三つの例は、大きな関心を呼んだ環境、食品問題の例であるが、いずれも、「リスクはゼロ」であるべきという考えが、問題をこじらせ、多額な費用を発生させた。

そもそも、我々の生活でゼロリスクというものはない。道を歩いてもリスクはあり、通常使う電気も、それが作られ、運ばれてくるまでには、相当な環境リスクを発生させている。私たちは、こういうリスクをある程度覚悟しながら、その便益(ベネフィット)を使って生きている。
環境問題も同じはずだ。バランスをとる難しさは、外国でも同じはずなのに、BSEが荒れ狂った欧州でも、若齢牛も含む全頭検査は行われなかった。また、福島での除染を見た外国人研究者が、半分呆れかえり、「日本はお金があるから」と言って帰っていくのを見ていると、どうして欧米とこうも違うのかと考えてしまう。
私の見る限り、欧州と日本での一般国民の環境・安全問題に対する考え方はあまり違わない。しかし、明らかに、指導層の考え方が違う日本の指導層の考え方が、環境問題に対して原理主義的である。公害問題の記憶と意識から抜け出ていないように見える。

ゼロリスク信仰が、環境問題をこじらせ、異常にお金のかかる事業を生み出している。福島で見る如く、ゼロリスク信仰は福島の復興を妨げている。もう一度、国を挙げてこの問題を考える必要がある。


【一部のみ引用】
築地の水産仲卸業者 生田与克氏が、小池百合子知事の移転延期の決定は不当として、損害賠償を小池知事に請求するよう都に求める住民監査請求を行う方針を決めた。予定通りに豊洲へ移転していれば生じなかった財政支出に対する責任を問う。
請求額は今後詰めるが、延期後に1日当たり約500万円要している豊洲の維持管理費や、月2000万円程度の築地の修繕費などが対象とみられる。
監査請求が棄却されれば住民訴訟を起こす。小池知事の延期判断の妥当性が法廷で審理される可能性がある。


【ごく一部のみ引用】
ほんと多すぎるんですけど…。多すぎて検証を放棄させるのが目的だと思えるくらい問題点だらけ。
最初にも書きましたがこんな勝手で杜撰な私案を発表するなんて、小池都政のガバナンスはどうなってるんですかね。


【ごく一部と小見出しのみ引用】
昨年8月、小池百合子都知事が移転を延期するまで、築地の“ドン”こと伊藤裕康・卸協会会長と二人三脚で移転推進の実務を任されてきた「東京都水産物卸売業者協会」専務理事の浦和栄助氏。混迷を極める市場問題への考えを今、洗いざらい話してもらった。
■最大の問題は市場が2つの道路で分断されていること
■業者に相談なしのPT“再整備”に異議アリ
■移転を「政争の具」にするな


55 築地市場改修案の対応など批判
NHK首都圏のニュース 2017/4/8

【ごく一部のみ引用】
市場の各業界団体のトップが記者会見し、都のプロジェクトチームが8日午後、築地市場を改修する案などを業者に説明することについて、私的な会合だと指摘した上で、対応を批判しました。
築地市場の水産物や青果の卸業者など、7つの業界団体のトップが記者会見しました。
この中で、東京都水産物卸売業者協会の伊藤裕康会長は都と業界との協議は今月設置された戦略本部などで行われるのがルールだと指摘した上で、「小島座長の会議はあくまで私的なものだ。われわれは出席しない」と述べました。
そして、築地市場の改修案について、「市場の断片的な部分だけしか見ていない。市場の役割を知らない人が何をやっているのか。あきれ返ってものが言えない」と批判しました。
また築地東京青果物商業協同組合の泉未紀夫理事長は「再整備は30年前、業界調整の難航などで頓挫した。われわれは、散々振り増されており、これ以上、業界を惑わせないでもらいたい」と述べました。


【ごく一部のみ引用】
昨日(4月6日)の衆議院農水委員会におきまして、日本維新の会の足立康史議員が築地市場移転問題について質疑を行い、農林水産省から非常に重要な答弁を引き出しましたので、速記録を共有いたします。
本日の農水省からの答弁をもちまして、

  1. 築地市場再整備にあたっては、農水省が中央卸売市場整備計画を変更する必要性があること。つまり都政を超えた「国政マター」であること
  2. 豊洲市場を使わないとなると、豊洲市場建設のために投じた国費208億円を東京都から国庫に返還しなければいけない可能性が高いこと
  3. このまま問題を放置すれば農水省から改善勧告、命令が出てくる可能性があること
が確認されました。改めて築地市場再整備が政治的には絶望的なチャレンジであることが確認された形です。


53 豊洲移転、「安心」あやつる小池都知事の誤算
引き延ばしは時間の無駄 「都民ファースト」どこへ?

土谷英夫 ニュースソクラYahoo個人 2017/4/7

【ごく一部のみ引用】
小池百合子東京都知事が、築地市場の移転問題を検討する「市場のあり方戦略本部」を立ち上げた。築地の再整備も一案に豊洲移転の可否を決めるというが、都民の過半数が豊洲移転支持という世論調査の結果が出たうえ、小池流の「安心」評価に、築地と豊洲で差をつける「二重基準」の批判も出ている。

「安全と安心はセット」が小池氏の持論だが、安全は科学的、客観的に計れる。安心はあくまで主観的評価だ。小池氏は「安心」を、築地では多めに、豊洲では少なめに語っていないか。きつく言えば「安心」をあやつっていないか

食品衛生の研究者らでつくるNPO法人「食の安全と安心を科学する会」の代表は先月末、都庁で記者会見し「衛生管理面から比較すると安全性が高いのは築地より豊洲」と早期移転を提唱し、「小池知事が安全宣言すれば都民の安心につながる」と訴えた。
「都民ファースト」が問われている


【ごく一部のみ引用】
小池百合子氏がまたもや新しい組織「市場のあり方戦略本部」を立ち上げ、今日が初会合だそうだ。

氏を見ていると、私は、3・11における民主党(現・民進党)の菅直人氏を、つい、思い出す。原発事故で放射能問題に直面した福島県に関して、菅氏らは「安全と安心」を分ける科学的手法をとらなかった。住民の安心のために年間被曝(ひばく)1mSvを超える地区はすべて除染するという厳しすぎる基準を設定した。

安全と安心を混同し、3・11を原発反対という自身の政治目的にも利用したとみられる菅氏と、豊洲問題で議論を提起し続ける小池氏のイメージが重なると私が感じるのには、以下に記す理由がある。

専門家が豊洲の安全性を繰り返し発表する中で、小池氏は1月12日、豊洲問題は「政治的問題ではなく、科学的問題、食の安全の問題だ」と語っている。科学の視点に立てば豊洲に問題はないのである。にもかかわらず、小池氏は科学的に考えられずにいる。築地の改修も視野に新たに検討を始めたのは、問題を政治利用しているからではないか。

一方、築地市場の実態は厳しい
3階建て以上、床面積1千平方メートル以上の建物のうち、6棟は耐震基準を満たす十分な工事を施すことが難しい。
アスベスト問題も深刻だ。崎山氏は築地の屋根のほぼ全体、壁面のアスベストについて警告する。地震で建物が倒壊すればアスベストの飛散も起こり得る。

築地は限界ではないのか。これ以上の豊洲移転の引き延ばしは、真に都民のためか。決断の遅れは時間と税金の浪費である。公益・国益に基づいた判断が必要で、都議選などを念頭においた政治的利用は許されない。都民第一が、小池氏の自分第一になってはならないだろう。

ニュースキャスターから政界に転じ、細川護煕氏以下、安倍晋三氏まで政界の雄に重用された経歴を振り返れば、ここにきて、小池氏のイメージと菅氏のそれとの類似性を感じさせるなどとは、あまりにももったいない気がするがどうか。


51 豊洲移転阻止!明らかになった市場PT小島座長の野望
やながせ裕文東京都議会議員 BLOGOS 2017/3/30

【ごく一部のみ引用】
市場プロジェクトチームで驚くべき提案がなされた。

小島座長は、満を持して「築地再整備プラン」を提案したのだ。プランは市場内に種地を生み出して、順次移設しながら改修工事を行うという「ローリング案」。設計1年、工期6年で500億から800億円の工事費用だという。

コンクリート下の地下水を問題としながら、営業しながらのアスベスト工事を問題にしないのはおかしいではないか、など言いたいことはいくらでもある。だが、そもそも、築地再整備プランを検討素材として提案しているのに、既に5800億円投資して完成している「豊洲市場」をどうするのか、については全く触れられていない。豊洲市場に移転すれば市場会計が破綻するとしながら、築地の土地を売らずに市場会計を破綻させない方策については言及がない。築地再整備を提案するためだけの、強引なロジックといえるだろう。

そもそも、この市場プロジェクトチームは、胡散臭いものであった。なぜか豊洲市場に否定的なメンバーが選定されており、「専門家」というより「反対運動家」といったほうがふさわしい人物も含まれている。なによりも、チームを総括する小島座長その人が、反原発運動に加担した経歴をもち、ただの元官僚とはいえない運動家の側面をもつ。

「豊洲移転を早期に決断すべし」との世論が高まるなか、築地再整備を実現する「最後の賭け」に出たのではないか。市場プロジェクトチームが、ついに、その本性を現した(当初の目的を明らかにした)といえよう。


50 豊洲の「安心」にいくら税金を払いますか?
安井至 市民のための環境学ガイド 2017/3/25

【ごく一部のみ引用】
もっとも重大なポイントは、行政に「安心の提供」を求めると、税金がいくらあっても足らなくなるという事実です。
理由は簡単です。今回の小池知事のような「安心」を「人質の一種」のように使う政治家にとって、「安心を提供するために使える税金」は、自分の人気取りのための政治資金にほぼ等しいからなのです。しかも、最後の最後には、「安心は心の問題だから。少なくとも、私は100%努力した」、という逃げを打つこともできるからなのです。

今回のように、都民の不安を煽って、東京都という組織と前の知事の責任を追及しようといった行動に出たのはなぜか。理由は簡単です。それは、「小池都知事が政治家だから」でしょうね。

自分の政治家として優位性を高めるという個人的な目的のために、税金からの出費がかなり増えることを無視して、環境基準を使う。これは二重に間違った行為で許しがたい。

今回の調査でも、共産党や青果仲卸2団体は「安全・安心」という組み合わせで使っている。

小池都知事も、最初は都民の味方のような振りをしていたが、このところ、隠していた本音がでてきて、自らの政治的勢力の拡大が第一の目標であることが、かなり見えるようになってきたと思う。


49 安全と安心と築地と豊洲-「安心神話」というケイオス
マスメディア報道のメソドロジー 2017/3/26

【小見出しとごく一部のみ引用】

  • 安全と安心
    非常に驚かされることですが、「基本的に、【安心】と【安全】の定義、そこの議論に入ると、まさしく迷路になってしまう」という言説からもわかるように、小池都知事は明確な定義もなしに築地市場並びに豊洲市場の【安心】と【安全】について何度も繰り返し述べているということになります。

    【安心神話】は【ポピュリズム populism】の源泉となり、大衆倫理を操作することで不合理でヒステリックなゼロリスク追及行動を許容する根拠となります。
  • 築地と豊洲
    そもそも、豊洲移転延期の理由は【安心】ではなく、(1)【安全】への懸念でした。これがいつからか【安心】への懸念に【論点転換 diversion】されました。

    このような工学的常識がある中で小池都知事は堂々と「築地はコンクリートやアスファルトでカバーされているから大丈夫」と発言したわけです。これは既に科学を逸脱しています(笑)。

    小池都知事は専門家の意見を聴かずに暴走しているようです。

    橋下徹氏がtwitterで証言しているように、小池都知事が「感性」で裁可するというのは、個人的な直感を根拠にする【個人的直感に訴える論証 appeal to intuition / truthiness】という誤謬であり、論理的にはいわゆる「博打」と同じ行為です。

    2017/03/24に撤回しましたが、豊洲移転を都知事選の争点にしようとしていたのも、行政案件の私物化である可能性があります。

    小池都知事の発言に対して、都議会でも質疑が行われているようです。[こちらの動画]を観る限り、小池都知事の答弁は、本当に残念ながらボロボロでグダグダであると私は考えます。
  • 安全と安心と築地と豊洲
    インターネットにおける丁寧な議論によって、徐々に小池都知事の論理の不備が指摘されるようになってきました。この空気を得意の感性で感じたのか、小池都知事は突然次のような発表をしました。

    つまり、小池都知事は、豊洲移転問題を都知事選の争点から外したということです。


【部分的に引用】
豊洲市場の安全性をどう考えるべきか。リスク評価が専門の中西準子・産業技術総合研究所名誉フェローに聞いた。

  • ――専門家会議が豊洲市場は「安全」との見解を示しました。
    確かに豊洲市場の安全性に問題はない。専門家会議を傍聴して、地下水モニタリング調査で数値が急に悪化した9回目と、それ以前の1~8回目との違いも理解できた。水の流れによって、ところどころ汚染物質が出てくることはあり得る。
    採水などの手順が異なっていたことは、結果に影響がないにせよ、残念ではある。いたずらに不信を招きかねない。なぜ皆が納得できる同じ方法でそろえて進めるようにしなかったのか。
  • ――都の土壌汚染対策をどう見ていますか。
    ここまでやる必要があるのか、というほどの対策をしている。その延長で、ひとつひとつの地下水のデータすべてが環境基準を達成しないといけないという、あり得ないことが目標のように語られてしまっている。地下水基準が守られないと健康が守られないと思い込んでしまっている。誤解を解く議論が必要だ。
  • ――都は今後も地下水調査を続ける方針です。
    これまでは長年、地下水は飲むことが多いことを前提に、健康リスクを測ってきた。しかし豊洲市場の場合、地下水は飲まない。測定するのは健康リスクではない。定期的に地下の状態を探る指標として、異変が生じていないか確認する程度でいいのではないか。
  • ――都はどう対応すべきですか。
    都の責任で豊洲市場の安全性をきちんと発信することが大事だ。残念ながら小池百合子知事が逆の方向で仕事をしている。舛添要一前知事時代に一度、土壌汚染対策の完了を確認し、それで安全という立場を打ち出した。その路線を継承すれば良かった。安全を丁寧にPRすれば風評被害は払拭できる。築地市場については、これまで汚染の調査をしていないこと自体がまず問題だ。


47 小池は豊洲移転を早期に決断せよ
永田町幹竹割り 2017/3/22

【ごく一部のみ引用】
自業自得の「進むも地獄退くも地獄」

大局が分からない都議会野党と都庁詰めメディアが重箱の隅を突っついているから事態は混迷する。大騒ぎしている築地市場の移転問題は、政治的には全て小池百合子の「延期ごり押し」に起因すると考えればよい。議会にも諮らない独断政治の失敗だ。ここにきて小池は新聞から社説で早期決断を迫られている。しかし、読売も毎日も社説ではどちらを選択すべきかは明言しないという無責任さだ。

石原慎太郎には様々な問題があるが、百条委員会における証言を詳細に分析する限り石原が正しい。
物事を政局がらみで判断する小池には、決着を都議選まで引き延ばして自らの候補を有利にしようという邪心すら垣間見える。さらに数ヶ月にわたる血税垂れ流し路線だ。小池ポピュリズムは行き詰まった。一刻も早く豊洲移転に踏み切るべきだ。

豊洲市場は6000億をかけて完成した。業者は冷蔵庫や、設備費に既に300億円を投入している。小池の延期により今後都は業者への補償費として50億円が必要である。加えて建物の警備管理費として1日500万円が毎日すっ飛んでゆく。

確かに小池は築地について「築地はコンクリートやアスファルトに覆われているから安全だ」と致命的な無知をさらけ出している。言うまでもなく豊洲もコンクリートとアスファルトで覆われている。まさに小池は築地と豊洲にダブルスタンダードを当てはめようとしているのであり、無理筋の話だ。加えて築地にはコンクリートやアスファルトにひびが入り、じくじくと水分が表面に出でてきている箇所も多く、安全であるとは決して言えない。最近はヒ素まで検出されている。

おまけに小池は「安心」というきわめて人間的な判断基準を錦の御旗に立てているが、これは確かに科学的ではない。そこいらのザーマス夫人が喜びそうな基準だが、これを基準にする限り小池は独善的な都政運営から脱却は出来ない。

専門家会議座長の平田健正が、地下水の汚染について「去年の4月以降に地下水をくみ取るシステムが動き出したため、汚染が出てきたのだろう。法的、科学的には安全基準を満たしている」と述べているが、この発言が一番信用できる

小池はまたまたポピュリズムにすがるしかない姿を露呈した。都議会を自派に有利な構造にして、国政進出を狙うその姿は、都民の血税などはどうでもよく、政策そっちのけでひたすら自らの野望を達成するための政治に専念する姿を鮮明にさせている。


46 小池は豊洲移転を早期に決断せよ橋下氏、豊洲問題「小池知事こそ百条委で追及すべき」…大問題と批判
Yahoo!ニュース 2017/3/21

【ごく一部のみ引用】
前大阪市長の橋下徹弁護士が20日、ツイッターで、東京・豊洲市場の移転問題に関して、小池百合子都知事の移転延期決定の手法を批判し、「小池さんの意思決定こそ100条委員会で追及すべきテーマだ」と投稿した。

「こんなことは昨年8月末、小池さんが移転延期判断をしたときにも分かっていたこと。つまり小池さんは専門家会議とじっくり議論もせずに移転延期判断をしたことになる。こちらの方が意思決定のやりかたとして大問題」と断じた。

「豊洲建物についても都庁の担当部局と議論すれば安全であることは確認できた。地下水についても専門家会議と議論すれば安全であることは確認できた」と指摘し「その二つをすっ飛ばして、外部顧問チームの意見だけで移転延期判断をやった小池さんの意思決定こそ100条委員会で追及すべきテーマだ」と投稿した。

「水質モニタリングは市場開設の条件ではない。建物も安全であり地下水に環境基準を適用させる必要もない」とし「都庁サイトの資料を読んだだけの僕でも分かったこと。それらをしなかった小池さんの責任は重大」と論じた。


【ごく一部のみ引用】
3/19の「第5回豊洲市場における土壌対策等に関する専門家会議」、いわゆる専門家会議、に参加してきたのですが、大変内容が濃かったので簡単に概要をまとめます。


【ごく一部のみ転記】
安井至氏による論説を3点、アーカイブさせていただきます。
少々発信時期が古いですが、これらを読むと、小池百合子都知事が、行政の長としていかに頓珍漢なことを言っいるかということが、良くわかります。


【ごく一部のみ引用】
豊洲市場の開設条件と、それにまつわる法的な問題について少しまとめたいと思います。

そんなわけで、もはや豊洲市場移転についての法的な議論は完全に決着がつきました。なお環境アセス手続における地下ピットの申請漏れについては、そもそも東京都の条例に基づいてやっている手続にすぎず法律上はなんら問題ありません。

つまり、豊洲移転についてはあとは小池知事が決断するだけということです。言い訳はできません。移転を延期したのと同じように、移転を決断すれば良いだけです。


42 小池知事の情報「非」公開について。
川松真一朗の「日に日に新たに!!」 2017/3/16

【ごく一部のみ引用】
豊洲の安全性を示唆する情報は1ヶ月以上も放置され、
豊洲の危険性を示唆する情報は1時間後に緊急記者会見を開いているのです。

これが、情報公開を一丁目一番地と口にして、消費者の選択に必要な情報を公開していくという小池知事の基本姿勢に軸が無い事を表した事になります。


41 中西準子先生のTweet
No23にもあります。

【ごく一部のみ引用】
調べれば調べるほど、石原氏は遅々としていた案件を前進させた功労者としか思えない。

一方、小池氏はどうだろう。20年にわたって多くの都職員が尽力し、専門家が知見を寄せ、都議会の承認も得た末に、石原氏が決断(裁可)したプロジェクトを、自らの「感性」で止めた
誤解している人が多いが、この延期は小池氏の選挙公約に明記されていない。重要な「延期」を決める際、議会に諮ることすらしなかった。つまり独断したのだ。小池氏のガバナンスには大いに問題がある。
石原氏を「無責任」とたたいたメディアは不思議と、この小池氏の独断、独裁性をまったく問題にしない
小池氏は、豊洲市場や石原氏に、重大な問題や疑獄があるかのような風評を立てて追い込む。そして、自らを巨悪と闘うジャンヌ・ダルクのように見せ、メディアがそれをはやし立てる。これが、小池「風評」劇場の正体である。小池氏は、日本の民主主義システムの敵、破壊者になりかけているのではないか。

謹んで小池氏に申し上げるが、一刻も早く目を覚ましていただきたい。そして、日ごろ「権力監視が使命」とうそぶくメディアには、あなた方が監視すべき権力は、一老作家が暮らす閑静な住宅街にではなく、都庁の中にあることを思い出してもらいたい。


39 小池知事記者会見(2017/3/10)がボロボロの件
東京都HP「知事の部屋」
    着色小文字はブロブ主のつぶやき

【ごく一部のみ引用】
【記者】今週、築地市場の敷地内の土壌調査で、環境基準の2.4倍のヒ素などの有害物質が検出されたことが分かりました。東京都は、アスファルトと土で覆って人体に影響はないとしております。
その一方で、昨日なのですけれども、日本維新の会が小池知事に対して、豊洲移転を速やかに決断するよう求める提言書を東京都に提出しました。その中で、コンクリートやアスファルトで覆われており、土壌汚染対策法などの法令上の問題もないのは豊洲市場も同じであると指摘がありました。
こうした指摘に対して、まず小池知事はどういうふうに受け止めるのかという所感をちょっとお伺いさせていただければと思います。

【知事】築地につきましては、先ほどご紹介のあった数値でございますけれども、法的な安全性は満たしていると、このように考えております。
そしてまた、この築地市場におけます、例えば仮設の話とか地歴の話など、必要な調査についてはこれからもしっかりと取り組んでいくということと、現に営業しておられる方々が多数存在するということについても、きちんと私たちは考えていかなければならない、こう思っております。

移転延期を打ち出した11月以前は、営業しておられる方々も移転に合意していたんですが、、、
豊洲については、ご承知のように再調査がまさしく行われて、採水が行われ、そして間もなくモニタリングの、クロスチェックの上で結果が出されるということになっておりますので、こちらを待ちたいと考えております。一つひとつ丁寧にやっていくことが、私が常に申し上げている安全と安心、安心は特に消費者の信頼をいかにして確保するかということがポイントでございますので、これを丁寧にやっていくということで、この作業をしっかりと取り組むということであります。
豊洲も法的な安全性を満たしているんですが、、、
ちなみに、専門家会議の方で、豊洲の方の調査のモニタリングについてのご判断も含めて、会議を開かれるということでございますので、その答えを待っていきたいと、こう思っております。

【記者】先ほど幹事社からの質問にもあったのですけれども、築地市場と豊洲市場の話です。ちょっと知事の回答が分かりづらかったので…。要するに土壌の中から有害物質が検出されて、環境基準に…。その上はただコンクリートが埋まっているというのは豊洲も築地も同じ状況にあるわけなのですけれども、これは何か違いがあると知事はお考えになっているのか。安全・安心の…

【知事】
以下、全体がしどろもどろで何を言わんとするのか?不明、特に太字部分
例えば豊洲につきましては、覆われているといいましても、その間に、例えばモニタリングを延長したことによって、盛土すべきだと言っていた部分が、実はされていなかったとか、地下水のモニタリングについては、これは、私は延期の最大の理由にさせていただいた。地上と地下と分けるという考え方、それが一体、消費者としての理解とその選択に、実際に消費者はそれだけ合理的な考え方をしてくれるのかどうかというのはクエスチョンマークだと思っております。
合理的な考え方をしていないのは知事ご自身でしょう。(なんと今でもまだ、盛り土に拘ってるんですか??)
消費者が合理的な判断をできるような材料を提供するのがあなたの役目かと、、、
今までおやりになった事はそれと真逆ですよね。
そのことを、私はやはりモニタリングの結果をよく見て、そして、今後の対応策でございますけれども、平田先生のところと、市場PTともに、それの対応策について今後検討していただけるものだと、こう思っております。そういった消費者の信頼を得る努力を私自身がするためにも、そのような科学的な成果、そして論拠ということを確認していきたいと思っております。
地上と地下で分ける云々の話は、そういう論もあるでしょう。しかしながら、消費者がそうやって、「これは地上です」「地下です」と考えてくれるかどうかということに多くの努力を割かなければならないと、こう思っております。

【記者】築地に関しては、専門家会議をつくるというのは考えていないのですか。

【知事】
以下、全体がしどろもどろで何を言わんとするのか?不明、特に太字部分
築地については、かつていろいろな地歴等の問題もございました。これは、既にやって行われている部分と、それから法令が変わってきた部分でカバーできていなかった部分とがございます豊洲だってそうです。30メートルメッシュでやってきたときと、10メートルメッシュのときとは違ってくるわけです。法改正があるわけです。それによって安全の基準というのも変わっていくわけです。そういう中でも、豊洲がもともとはガス工場であったことには変わりがないということでございます。
豊洲には現行法令でカバーできていない部分はないんですが、、、
では、築地はどうなのだということで、かつては安全だったと、平成3年の記録では出ておりますが、今回、必要に応じてボーリング調査などをすることによって、今も使われている築地市場が安全だということをきちんと証明していくのも、家主である東京都の役割だと考えておりますので、こちらの方もしっかりやらせていただこうと思っております。
これまでのいろいろな築地に対しての可能性と、それから限界と、いろいろとせめぎ合いがあったことは当然、私も存じ上げております。そういう中で、市場会計を今後もどうやって動かしていくかという、こういう要素も考えていかないといけないと思っております。
ちょっと話は別になるかもしれませんけれども、私はこの30年間、「さあ、どうする」と言っている間に、経済そのものが変わっているという新しいファクターも頭に入れておかなければ、移ることを大目的にして、その後、市場経済が、たとえ築地を売ったとしても、それで、あと11の市場が健全に動いていくのかというのは、これは経営感覚をもっともっと研ぎ澄ましていくべき話であって、これまでの瑕疵担保責任と違って、また次の話、そこにまで目を配ってこそ、これからの都政運営としての在り方になるのではないかと思っております。あまり単純化できない話だと思っております。
築地の老朽化、機能劣化、現地リニューアルが不可能、などで移転することが大目的、と理解してるんですが、、、
ネズミ500匹以上、築地場内生息か 都が推計(日経 2017/3/10)


【小見出しとごく一部のみ引用】
会見におけるマスメディアの質問

  • 橋本五郎氏(読売新聞特別編集委員)
  • 小正裕佳子氏(日本テレビ「NEWS ZERO」)
  • 広瀬修一氏(フジテレビ「グッディ!」)
  • 横田一氏(フリー)
  • 奥平邦彦氏(CBCテレビ「ゴゴスマ」)
  • 大江麻理子氏(テレビ東京)
  • 武内絵美氏(テレビ朝日)
  • 駒田健吾氏(TBS News23)
  • 楪望氏(AbemaTV)

さて、厄介なのは、これらの質問者がそれぞれ自分の出演する番組に戻ったときに本格的な社会的害が発生することです。

ケーススタディ TBS「NEWS23」
駒田氏は、役所や大企業などの大組織の公文書作成プロセスを理解していないようです。
駒田氏は「政策決定者の責任問題」と「移転の科学的可否の問題」を完全に混同しています。
「判子を人任せにするとは責任感のかけらもない」というように解釈している可能性があります(笑)。
(ブログ主つぶやき)ご自分とこの社長室に聞けば、すぐにお分かりになるかと(笑)
このような不合理な根拠で石原氏を批判するのは、まさにマスメディアによる【吊し上げ kangaroo court】【人民裁判 people's court】であると言えます。
星氏は視聴者に対して恐ろしい【心理操作 psychological manipulation】を行っています。すなわち、「豊洲移転に関する責任問題」を「石原vs小池の勝負」に転換し、しかも世論は小池氏を支持する気がする旨の不合理な判定をしています。ここに世論が形成される礎が築かれることになります。

ケーススタディ TBS「サンデーモーニング」
「サンデーモーニング」という事実を無視して虚偽を堂々と報じる番組が、現在も堂々と存続しているというのは奇跡に近いと考えます。

結言
本記事では、石原氏の会見報道を基にマスメディア主導の世論形成メカニズムについて考察しました。一つ言えることとして、日本のマスメディアによる論理なき【スケイプゴート化 scapegoating】は異常であり、まるで【人民裁判】のようにマスメディアの価値観がスケイプゴートに強制適用されていると言えます。この独断的論調が情報弱者を【心理操作】することで社会に【沈黙の螺旋】を形成し、世論誘導している可能性があります。


【ごく一部のみ引用】
ちゃぶ台を返す側に回っている今の小池百合子女史が石原慎太郎さんを百条委員会に呼ぶぞ、議会で質問沢山ぶつけて糾弾するぞと頑張っても、結果として組織としての都庁が都議会と相応に正規の手続きを経て都知事が決裁したものを全面的に否とするのはなかなかにむつかしい。そういうむつかしいものも分かったうえで、小池女史が石原慎太郎「解体ショー」に打って出るというのは、これはこれで興味深い部分はあります。やっぱりお爺ちゃんの元気な姿もみたいですしね。でも、実際にはきっと何事も起きずに石原慎太郎が壇上で「小池百合子バーカ」と叫んで終わる類の茶番になって、霊界からいかりや長介が下りてきて「ダメだこりゃ」と言って都議会が建物ごと崩壊して終わるような喜劇にしかならないと思うんですよ。ほんとダメそうですもん。

野田数さんであれ音喜多駿さんであれ、当初は軽量級と見られていた小池百合子側近のほうが、むしろ若狭勝さんや石破茂さんより名声を集めてしまうという現状もまた、気になるわけです。政治家っぽい政治家が慎重に物言いするよりも、カジュアルにきわどい発言もお気楽にどんどん投げる、空中戦やメディア戦略に長けた人物のほうが劇場主にとってはとても都合が良いのかもしれません。

一時期石原慎太郎さんと盟友であって、いまは次の機会を伺いながら金と名声を貯めるモードに入ってる橋下徹さんのほうが、東京都政のあれこれについてはいちいち正しい指摘をしていまして、こちらも判断に困るわけです。橋下徹さんは大阪府から足抜けしてからこんなにまともな話ができる人になるとは思ってませんでした。


【ごく一部のみ引用】
ただ小池知事及びその周辺の都議会議員や支持者と目される方々の情報発信があまりに偏っているので、間違いを指摘しているだけです。

⑨ 「地下水を飲めるくらい綺麗にしてから開場する」という石原都政下での発言は、2014年9月11日の港湾委員会で修正され、舛添知事が2014年12月9日に知事会見で安全宣言を行った。

舛添知事は間接的な表現で「地下水を環境基準以下にする」という条件が意味がないから放棄して安全宣言を出す旨を伝えています。

築地が老朽化していることは誰の目にも明らかですし、今から抜本的な対策を取る時間も金もないので、中央卸売市場機能に関しては移転しか解決策がありません。

都知事も都議会議員も政局に夢中で建設的な議論が一切行われず、石原元知事を血祭りにあげるのに一生懸命になっているのを見ると、一都民として情けなく、泣きたくなります。百条委員会なんて意味のないことはさっさとやめて、早く「築地の魅力保存と豊洲への市場機能移転」を両立する道を議論してほしいものです。


【ごく一部のみ引用】
まず石原氏の冒頭の発言で以下のようなものがあります。
『行政の責任というものは2つ種類があると思います。それはですね、作為に対する責任。それからもう1つは不作為にする責任です。』
このうち、「作為」とは石原氏が知事時代に裁可した豊洲用地取得に関することであり、対して「不作為」とは豊洲問題に対する小池知事の対応のことを指すのでしょう。
石原氏の言う行政の作為とは?

石原氏は「みんなで知恵を出して、力を出して、決めている」という発言をしてします。その結果を石原氏は政治家として、政治判断したわけです。石原氏の責任は最終責任者としての責任であり、それはきちんと果たされているのです。
この仕組みに疑問を持つということは民主主義の否定でしかありません。


34 岩田温の備忘録 から2点
小池都知事の無責任な「侍」論 2017/3/6

【ごく一部のみ引用】
石原慎太郎が記者会見を終えたのちに、小池都知事が定例会見を開いた。
「あの世代の方たちは、よく『武士(もののふ)』とか『侍』とかおっしゃるので、ちょっとわれわれというか、違和感を感じるところであります。」
この発言を聞いて呆然としてしまったのは、私だけではあるまい。
.
小池都知事は、自分自身が応援してくれた政治家を「7人の侍」と持ち上げたことも忘れて、「時代錯誤な表現をする石原慎太郎」と印象付けようとして、全く無責任な発言をしたのだろう。
.
石原慎太郎が無責任だという批判をする前に、小池都知事は自分自身の無責任な言葉遣いを反省したほうがいい。

「科学」を「敵」にした小池都知事の誤り 2017/3/5

【ごく一部のみ引用】
彼女の一貫した戦略は、大きな敵を作り出し、自分が巨悪、敵と戦う正義の政治家だと演出する戦略だ。
.
小池都知事は、当初、内田茂氏を「都議会のドン」という「敵」に仕立て上げ、千代田区長選挙で代理戦争を演出し、血祭りにあげた。ここまではうまくいった。
.
「敵」が消え去れば、巨悪と戦う政治家として演出する戦略が不可能になるからだ。
そこで「敵」となる次なる獲物が石原慎太郎だったのだろう。
.
だが、石原慎太郎を「敵」にしようとする方法があまりに露骨で、論理が粗雑に過ぎた。記者会見の全文を読んでみれば、石原慎太郎を「悪魔化」することが非論理の極みであることは明らかだろう。
.
小池都知事の誤りは石原慎太郎を「敵」としようとしたあまり、「科学」を敵にしてしまった点だ。


33 石原慎太郎元都知事の会見を受けて
三浦瑠麗 山猫日記 2017/3/4

【小見出しとごく一部のみ引用】
何が「問題」なのか?

石原氏が大組織のトップとしてまっとうなことを言っているのに対し、記者達の「世間の空気」をカサにきた質問が、いかにも失礼で、勉強不足であるというものでした。
石原氏と記者達のすれ違いの最大の要因であり、本件の核心は、そもそも豊洲への市場移転に問題があるのかという点でしょう。石原氏は、豊洲を市場として使う上での安全性の問題は、科学によって決着がついている。その判断は、今もって権威ある専門家によって是認されている。したがって、今すぐ豊洲に移転してもなんら問題ない、というものです。
しかし、安心をゼロリスクと定義するならば、それは追い求めてもしょうがない「青い鳥」であり、実際には存在しません。リーダーとは、どこかで一線を引いて、世間を安心に導かないといけないものです。あくまでも安心を求める安心至上主義者は残るだろうけれど、安全について疑義を生じさせる客観的な事実が出てくるまでは、それらは極論として捨て置くしかないのです。
何が本当の「問題」であるかを整理できずに、とにかく「責任」を認めろと。昨日の会見を見る限り、マスコミの関心は真実の追求にではなく、石原氏の「腹切り」にしかなかったように思います。

美学の問題
会場の雰囲気、記者達の質問、そしてスタジオに戻った後のコメンテーター達の発言が一様に求めていたのは、「責任」の二文字を石原氏と結びつけること。それは、報道ではなくて、魔女狩りです。
科学的な知見を要する大組織の決断がいかに行われるかという石原氏の発言については、聞いていないのか理解できないのか。
美学の石原さんであるからこそ、日本的な模範回答は、「最終的な裁可は私が行った。当然全責任は私にある」と言って頭を下げること。マスコミの目的は、その絵姿をカメラに納めることであり、英雄が頭を下げたと囃したかったのでしょう。繰り返しますが、それは真相解明とは何の関係もない腹切りの美学でしかありません。

手続きの問題
現状での豊洲移転に問題がないとすれば、「問題」は手続きに帰着せざるを得ません。昨日までに提示された事実に基づけば、石原氏が知事に就任した時点での前提条件は下記になります。
  • 築地の防災リスクと不衛生に基づく近代化は長年の懸案であったこと
  • 現地での建て替え案が検討されたものの現実的でないと判断されたこと
  • 豊洲などの海岸近くの移転案以外は現実的に検討された形跡がないこと
  • 豊洲の地権者であった東京ガスは汚染の問題があることから売却に消極的だったこと
その上で、最終判断に至る経緯として、下記の手順を踏んでいます。それは、豊洲案は、完璧ではないかもしれないが、現状の築地での現状維持よりはましであるという、現状でも成立する問題意識に根差しています。
  • 土壌汚染の問題について専門家の意見とともに、都の関係機関に検討させて「解決可能」という結論を得ていること
  • 土地購入の手続き及び価格が適正であるかについて都の関係機関に検討させて「妥当」との結論を得ていること
兆円単位の予算を預かる知事です。部下には、明確な目的(豊洲の土地購入)を与え、そのための手段(瑕疵担保責任の免除)について細かく介入しないというスタイルはあり得ます。大組織で仕事をしたことがあれば、想像がつくのではないでしょうか。

政治の問題
政治には復讐という人間的な要素があるのは否定できませんから、それはそれでやればいい。
石原氏がもっとも強調したのは、小池知事の不作為の責任です。使う見込みのない地下水の汚染レベルについて喧伝するのは的外れではないかと。現代の政治が迫られる科学的な決断について、どこまで「安心」の論理を引っ張るのか。日々、積み上がっていく判断延期のコストにどのように落とし前をつけるのか。
リーダーの資質というのは困難な局面においてこそ発揮されます。晴れた日の友も、晴れた日のリーダーも役に立たないものです。
政治的嗅覚に優れた小池知事のこと、「世間の空気」の潮目の変化を嗅ぎ取っているのではないでしょうか。


32 「小池vs石原」は「風評vs科学」である
坂本英樹 オルタナティブ・ブログ 2017/3/4

【ごく一部のみ引用】
現状の混乱は、風評vs科学であり、政局vs信念だと思います。

一方小池都知事は、「都民ファースト」という掛け声の元に、「なんとなく気持ち悪い」という風評を政局に利用しています。豊洲新市場の土壌汚染対策と、築地市場の土壌汚染対策ではダブルスタンダードで、同じ基準で調べるとかしません。

小池vs石原の対決を契機に、風評に科学が負ける日本でいいのか?が問われています。


【ごく一部のみ引用】
石原慎太郎氏(84)の記者会見が3日、都内で開かれた。
冒頭の発言は以下の通り。

私はこの問題について発言された米田(稔)さんという京都大学の最高権威の(都市環境工学の)学者に話を聞きました。直に聞きました。あとは彼に紹介された中西(準子)さんという、ある組織(産業技術総合研究所)の最高権威者の女性の方に「豊洲の現状というのは全く危険がない。なんで豊洲に早く移さないのか」と。そして「豊洲が風評に負けて放置されるのは、科学が風評に負けたことになる。これはまさに国辱だ。世界に(対して)日本が恥をかくことになる」というと忠告もいただきました。ゆえに私はですね、小池さんは今、権限をもって豊洲に移転をすべきだと思いますし、しないのであれば、私は(小池さんを)告発するべきだと。要するに不作為の責任だと思います。それも含めて申し上げたいと思ってこの機会を設けました。

以下、書き起こし

私はやっぱり今の責任はとるべきだと思いますね。ランニングコストをどんどん使って、とにかく安全な市場を使わずに、しかも、仄聞(そくぶん)するところによると、どっかの外資の会社に半額で売るなんていう、これは論外の話だと思いますよ。なんで安全と安心を混同して、専門家の多くの権威が「豊洲を今までのように使って安全だ」と言っているのに、それを信用せずに無為無策であそこを放置して、余計なお金を税金から使うんですか?
私はそれは理解できない。この責任はやっぱり彼女にあると思いますよ。

勉強不足のレベルではなく、最早、社会人として失格レベルの記者の例

駒田健吾(TBSのアナウンサー、1974年生まれ42歳)
TBSのコマダと申します。明確に「瑕疵担保責任の放棄」を書いてある協定書に石原さんの判子が押されているんですが、先ほど「誰かが使った」というふうにちらっとおっしゃいました。それが正しいのかどうかということと。
先ほどから聞いていますと、石原さんの専門分野は文学だと思いますが、それ以外のことであなたは豪腕を奮ってきました。責任という言葉はもはや生ぬるい。ミスの連続だと思いませんか? 石原さんの。判子の問題と、自分のミスを認めるか、その2つを教えてください。
出典:石原慎太郎氏、豊洲問題の真相解明に向け「できるだけ努力いたします」(ログミー)


小池氏は代表質問終了後、報道陣に「築地はコンクリートなどでカバーされ、基本的に汚染の問題は無いという認識。 支離滅裂ここに極まれり…

あーあ、ついに小池さん言っちゃいけないこと言っちゃった…これで完全に豊洲とダブルスタンダードになって、移転延期の損失の責任は小池さんの判断の間違いということになりました。そしてその結果として、豊洲の風評被害、築地ブランドの毀損、都民への税負担、オリンピック準備の遅れが残りました。

「昨春に報告書」ってのがポイントだな。都知事はコレを隠して豊洲移転延期をしていたのなら都民への背信だろう。百条委員会で追及はまだか?

昨春には報告書が出ていたと言う。小池都知事が都民に隠して移転延期などをしていたのなら都民への背信ではないか?この辺り百条委員会でしっかり洗い出してもらいたいものだ。


【ごく一部のみ引用】
小池百合子知事に難題が直撃した。豊洲新市場の移転問題をめぐり、築地市場の敷地が土壌汚染されている可能性がある-との報告を都がまとめていたのだ。報告では、築地の敷地に戦後、ドライクリーニング工場が建てられ、有害物質を含む有機溶剤を大量に使ったとみられるため、土壌汚染の可能性があると指摘している。小池氏の移転判断にも影響を与えそうだ。

小池氏は2月28日の代表質問終了後、報道陣に「築地はコンクリートなどでカバーされ、基本的に汚染の問題は無いという認識。(モニタリング問題を抱える)豊洲と同じ観点で見るわけにはいかない」と述べた。


【小見出しとごく一部のみ引用】

  • 移転の原点は何かをいま一度
    「ネズミやゴキブリが走り回り、カラスやハトが入り込んでいる築地市場の衛生環境は、途上国の露天販売と大差ない。大きな問題が起きなかったのは、働いている人たちの相当の努力があったから。しかし、築地の現状は努力で防ぐには限界にきています」
    こう指摘するのは、内閣府食品安全委員会の元専門委員で東大名誉教授の唐木英明さんだ。
  • 築地の限界
    「小池百合子知事は、都民の『食の安全』の観点から、豊洲に関する誤解と懸念を払拭し、早急に築地市場の移転を実現するべきだ」
    移転がこれ以上長引くのなら、築地のリスク評価を行い、安全性を高める措置をとる必要がある。が、都によると「今のところ、その予定はない」という。


27 小池都知事の焼き畑政治
農と島のありんくりん 2017/2/22

【ごく一部のみ引用】
小池氏翁長氏が重なって見えてきました。
両者に共通するのは、前任者が積み上げてきた事案のチャブ台返しです。
もっと他にやるべきことは山積しているだろうに、この両首長はこのテーマに政治生命をかけたいようです。やれやれです。
御両人に共通するのは、特定の問題をことさらあげつらって、それを自分の政治力に転化させるという手法です。
筋がよくない発想ですね。少なくとも行政官がやることではありません。
行政官ならば、いかに速やかに市場移転問題を解決するのかに力を傾注すべきです。

小池女史ときたら、豊洲の地下水で止まったきりで、首まで漬かったままで、いまや「悪者退治」ショーに熱中しています。

オリンピック・パラリンピックの会場見直しを叫んで、IOCまで巻き込んだ大立ち回りを演じたあげく、結果はご承知のとおり大山鳴動ねずみ一匹

しかも結局はIOCとの密談決着です。透明性が泣きます。

実はこの3点は別々の次元の問題なのですが、小池氏がゴッチャにしてしまったために、まるで今までの都政の不透明性を解決しないと、新市場移転ができないようです。
その間どんどんと馬鹿げたコストが上乗せされていき、都財政を圧迫していきます。
会場の見直しで多少コスト減になっても、移転足踏みでの補償金・無駄な維持費で蒸発していきます。
その上移転の遅れは、オリンピックにも影響がでそうなのに、小池女史は知ったことではないようです。
こういう所が彼女の行政官としての適格性に、疑問符がつく部分です。

小池女史は悪い意味で政治的人間なために、移転問題を自分の新党づくりの起爆剤にしたいという政治的野心に奉仕させています。
くり返しますが、豊洲移転問題の1丁目1番地は地下水の安全性の問題です。そこから解きほぐしていかないから、混乱に輪をかけるのです。
今回マスコミがきちんと説明しないため、「ベンゼンが環境基準の何倍でたぁ」と騒いでいますが、地下水の「環境基準」は飲用した場合の影響を考慮して、環境省が定めている値です。

これでは小池さんの政治手法は、豊洲に火を着け、オリンピック会場に火を着け、なんとか政治的得点につなげるまで、あちこちに火を着けて回る焼き畑農業的政治です。
もう少し小池さんは、ましな政治家かと思っていました。


26 ポピュリズムのメソドロジー
マスメディア報道のメソドロジー 2017/2/21

【小見出しとごく一部のみ引用】

  • ポピュリズムの定義
  • ポピュリズムの方法
    (1) 情報操作
    (2) 心理操作
    「ガス工場の跡地」「土壌汚染」「食の安全の危機」「猛毒のヒ素」「環境基準の79倍」などという言葉がワイドショーで毎日繰り返し強調されて報道された豊洲移転問題は、まさにありとあらゆる誤謬が交錯するプロパガンダの宝庫と言えます。
    特に「安全と安心は違う」などという子供騙し論証に情報弱者はすっかり騙され、理性を完全に失っています(笑)。
    さらに、「これだけ風評が広がってしまったので移転は無理である」という、扇動された大衆のリアクションを利用した不合理な主張をする人物は正真正銘のポピュリストであると認定できます。
    (3) 倫理操作(論敵の悪魔化)
    (4) 倫理操作(対人魅力のアピール)
  • ポピュリズムの実例
  • ポピュリズムのプロモーション
  • ポピュリズムの萌芽
    現在進行形のポピュリストであるとよく指摘されるのが小池百合子東京都知事です。確かに、小池都知事の言動や行動を分析すると、多くの点でポピュリストであることを示唆しています。


【ごく一部のみ引用】
脱原発急先鋒で、菅直人政権には全く文句を言わず、東京電力に全責任を押し付けてきた小島敏郎だけあって、、、、

そもそもの所で、佐藤委員が指摘する、いわゆる「未来への投資」の観点が小島敏郎らからは抜け落ちている事が解ります。

小池百合子の「モッタイナイ」は民主党の「コンクリートから人へ」と同じく、これら「未来への投資」を潰すものであること、つまりは、日本の未来を潰す、日本の成長を止めてしまうような共産主義の扇動ワードであることをどうか、わかって欲しいと思います。

公共事業とは。
未来への投資とは。

その事をもう一度考えなくては、これからもずっと日本の未来を国民自らが潰すことになりかねないと思うのです。


24 豊洲市場の政治利用はやめてほしい
高橋真理子 Yahoo!個人 2017/2/14

【小見出しとごく一部のみ引用】
豊洲市場がずっと「政争の具」であったことは否めないが、現在の小池百合子知事のやり方は政治利用の度が過ぎはしないか。移転の決断をずるずると先送りにすれば、補償金という目に見える負担だけでなく、移転を機に世界に打って出ようとしていた漁業関係者のやる気をそぐという目に見えないマイナスが出てくる。いや、すでに出ている。都議たちには、グローバルな視点から移転論議をしてほしいと切に願う。

  • 築地の再整備が頓挫して移転計画へ

  • 日本の漁業改革につながる議論を
    残念ながら、地下水の検査は土壌汚染の程度を見るために行われているのであって、市場では地下水を利用しないという事実は人々に伝わらなかった。都の専門家会議のメンバーが記者会見で「飲むわけではなく人体に影響はない」と話したことなどが新聞には載ったが、読者の多くは読み飛ばすか、「安心させようとして言っている」と信用しなかったのだろう。

    しかし、ここは冷静に豊洲と築地を比べてみるべきだと思う。

    漁業先進国は、とりすぎないルールを作り、漁業がもうかるような仕組みを作っている。そのルール作りが日本は遅れている。魚を輸出しようという発想も乏しい。しかし、日本が遠く北欧からサーモンをたくさん輸入しているのだから、日本から遠い海外へ魚の輸出もできるはずだ。そのためには屋根しかない築地市場ではダメで、空調管理や衛生管理の行き届いた豊洲市場が必要になる。
    海に囲まれた日本が漁業を輸出産業にしないでどうするんだ、と私は思う。都議会特別委員会のメンバーには、漁業と食品流通の現実を踏まえ、未来をみすえる議論をぜひしてほしい。


23 中西準子先生の論説

Twitter 2017/2/13 10:36
豊洲市場予定地の安全問題について書いた、拙文がWEBRONZAにupされました。土壌汚染対策法は、リスクと言う概念が入った、日本では珍しい先進的な法律だったのです。ぜひ、その精神を生かす運用をしてほしいです。

豊洲への早期移転が望ましい理由(朝日新聞社WEBRONZA 2017/2/13)

    【小見出しとごく一部のみ引用】
  • 豊洲市場に水道はあるの?
    大半は、市場では井戸水で魚や、まな板を洗うと考えて、ニュースを聴いていたようだった。
    もちろん、これは完全な間違いである。

    豊洲市場の場合、摂取経路が分からぬまま議論されている。これでは将来に禍根を残すのではないだろうか。

  • 土壌汚染対策法とは何か?

  • 環境基準が抱える問題点
    新聞やTVは、しばしば環境基準の何倍と言うが、環境基準とは何か?
  • 以下、有料でしか読めないのが残念

    【追記】【GEPR】豊洲への早期移転が望ましい理由(アゴラ 2017/3/8)に全文が掲載された。


【ごく一部のみ引用】
今回の件で食の安全についての関心が高まったのは結構だが、他の中央卸売市場に今回の判断基準を持ち込んだとしたら、どうなるのだろう?
今の東京で豊洲市場以上にきれいな土壌があるとは思えない。

じゃぁ遅まきながら移転しましょうと言えば、自らつけた火をどう消火するのか?知事は建てる前から豊洲の土地には疑義があったと発言してるし、今回もそれを公表してる。さんざん科学的知見を無視してきた知事に、意識高い系の多くの都民を、説得出来るのかどうか疑問だ。
いまさら何を言っても矛盾だらけになるのは明らかだ。

進むも地獄、退くも地獄の現状を作ったのは、紛れもなく小池知事自身だ。責任を取る気のない知事は、今回の東卸組合理事長選の結果と、都議選の結果をみて「これは皆さんがお決めになったことです」とかのたまって、とっとと逃げるのが、関の山だとオレは思っている。
かくして不幸にも都民は、史上最悪の都知事を戴いたことになるだろう。


21 豊洲市場移転問題で飛び交う「誤謬」と「偽説」
マスメディア報道のメソドロジー 2017/2/5

【小見出しとごく一部のみ引用】

  • 共産党とワイドショーによる豊洲市場の悪魔化
    豊洲市場問題においては、この悪魔化が豊洲市場と東京都を対象にして行われ、非科学的な風評が世間に溢れています。

    豊洲市場の風評を拡げる原動力となったのが共産党一部マスメディアのワイドショーであり、その内容は次に示す2つの[共産党の主張]に代表されます。

    そもそも「モーニングショー」の最大の勘違いは、司会者の羽鳥慎一氏が「これは良いこと/悪いこと」という【自然主義的誤謬】を乱発することです。

    ここで、羽鳥氏が説教臭く自然主義的誤謬を乱発するのは、ワイドショーを見る視聴者層の性向を考慮したことによるものと仮説設定できます。主観的倫理に基づく他人への説教臭い批判が主たるコンテンツであるワイドショーのメイン・ターゲットは、「スケープゴート」を批判することによって欲求不満を解消する情報弱者であるものと考えられ、羽鳥氏が個々の事案に対して「悪」を唱えることではじめて視聴者は「悪」を認識して怒ることができるというかなりおバカな図式が存在しているように思えます(笑)。豊洲市場問題は、情報弱者を怒らせて欲求不満を解消させるには格好のトピックであると考えられます。

  • 政局巷談家による豊洲市場問題の政局化
    築地市場の豊洲移転問題においては、ワイドショー報道の科学的合理性に大きな問題があると考えられますが、そんなワイドショーで幅を利かせているのが、もっともらしい検証不能な内部情報を自由に操って問題を煽っている伊藤惇夫氏、鈴木哲夫氏、二木啓孝氏などの自称「政治ジャーナリスト」です。

    豊洲移転問題において、「政局巷談家」が「豊洲への移転の可否」の根拠を何に求めるかと言えば、それは合理性を持つ「科学的考察」ではなく、常に「小池都知事の周辺からもれてくる声」に根拠を求めています。

    この意味で「ワイドショー」は、大衆に対する情報操作・心理操作・倫理操作のパワフルな道具となりうるコンテンツであり、報道番組よりもむしろ危険と言えます。

  • 反対派による偽説の流布
    2017年1月30日の夜のワイドショー「橋下×羽鳥の番組」で水谷和子氏は豊洲市場に対してシナリオのないリスクを繰り返し、果てには「地下空間の中に小さなショベルカーは入ってボーリングマシンは入らない」と自信満々に語りました。これは完璧なデマです(笑)。

  • 専門外の科学者によるシナリオなきリスク評価
    おそらく今回の武田(武田邦彦)先生の発言は専門外であり、誤解もあると推察しますが、【偽の権威者に訴える論証】による風評が発生する可能性がありますので発言は慎重にされるべきと考えます。

  • エピローグ
    羽鳥慎一氏や安藤優子氏のようなワイドショーの司会者は、説教臭く「安全と安心は違う」と繰り返し、豊洲市場に食の安全を求めますが、豊洲市場において食料品の安全性が危険に晒されることは演繹的にも帰納的にもありえません。「安全と安心は違う」という言葉によって良民は思考停止させられ、とんでもない過剰なレベルの安全を疑うよう心理操作されているものと考えられます。

    おそらく羽鳥慎一氏や安藤優子氏は、単に「わからないものは怖い」というスタンスでいれば何が起こってもエクスキューズになると確信して、東京都民の税金支払いリスクなど一切恐れることなく、番組視聴率のために堂々と風評を流布しているものと考えられます。


【ごく一部のみ引用】
おそらくこうした主張は小池知事や音喜多都議の影響を受けたものと思われますが、私はこのような主張が一番危険だと考えています。なぜなら「安全だけど安心じゃないからダメ」という理屈はレッテル貼り、風評そのものだからです。


【ごく一部のみ引用】
豊洲問題に関する議論が混迷を極め、知事の発表や、それを伝える報道のあり方もいたずらに不安を煽るのみで公正を疑うレベルになって来ているように感じます。そんなわけで、私なりに”正しい情報解釈のあり方”というものを求めて、土壌汚染対策の法体系や、豊洲における同法の適合状況をまとめてみました。


【ごく一部のみ引用】
このように小池氏が、豊洲市場の「地下水の環境基準」が「安心」の問題であるのに、「安全」の問題であるかのような誤解を与えたまま、その数値に注目が集まるような対応を続けてきた結果、安全面では全く問題ない地下水の環境基準の数値が公表されたことで、安全性に関する重大な問題が明らかになったかのように誤解され、豊洲への市場移転が極めて困難な状況に立ち至っているのである。

豊洲への市場移転をめぐる混乱を収拾し、問題を解決するための唯一の方法は、小池氏が、これまでの対応について、「安全」と「安心」との混同があったことを率直に認めて謝罪し、地下水の環境基準は「安心」のためのものであって、安全性には全く問題がないことを丁寧に説明することである。

市場移転問題を、今年夏に行われる都議会議員選挙の争点になどという声も上がっているが、この問題の「安全」と「安心」を混同したまま「政争のネタ」にするというような「愚」は絶対に犯してはならない。地下水の調査結果と環境基準との関係に関する問題が、「頭の黒いネズミ」のイメージと重ね合わせて、「小池劇場」の素材に使われるようなことになると、この問題に対する世の中の誤解と市場移転問題の混乱は更に拡大し、市場関係者や都民の損害は回復不可能なものになるだろう。


17 都民にとって“やさしい”食のリスコミとは(PDF)
NPO食品保健科学情報交流協議会、NPO食の安全と心を科学する会が2016/12/20に開催した緊急パネル討論会『豊洲市場移転に関わる食のリスクコミュニケーション』での山崎毅理事長の発表

【全14ページの一部を紹介】
都民にとって“やさしい”食のリスコミとは07

都民にとって“やさしい”食のリスコミとは11

都民にとって“やさしい”食のリスコミとは13


日付順から外れますが、上記の論説との関連でこの位置に
16 「煽り人(あおりびと)」~杞憂のリスクを誇張する正義~
山崎毅 食の安全と安心を科学する会 2016/10/10

【ごく一部のみ引用】
だからこそ、早く第三者委員会を設立し、「築地と豊洲のリスク比較表」を作成してもらって「安全宣言」をすることだ。

リスク管理責任者は、市民が必要とするリスク情報をタイムリーかつ誠実に開示する姿勢が非常に重要であり、それは2011年の福島原発事故の際に痛感された方々が多いはずだ。

「食の安全」に関する「あおりびと」の特徴は、
リスク評価/検査データ/基準値などの科学的意味を理解しておらず、どのくらいなら社会的に許容範囲で安全であるとの判断ができない、
自然界にゼロリスクはなく、常にわれわれ人間はある一定のリスクにさらされて生きている(たとえば、すべての食品に発がん性物質が含まれる)ことを理解していない、
自分たちの商品や主張が市民に支持されることを目論み、競合関係にある組織の杞憂のリスクを恣意的に強調する、
④大切なのは市民の「食の安全」を守ることのはずだが、無意識に「安心・安全」と表現することで、市民の「食の安心」を優先する姿勢を示す(検査結果が「不検出」は「安心」のため?)、
などである。


【小見出しとごく一部のみ引用】
11月29日に行われた第3回市場問題プロジェクトチーム(PT)会議の中継を視聴したのですが、豊洲への移転が延期される理由が特に見当たらないという非常に残念な会議でした。
  • 小島座長の不見識について
  • 竹内委員の不見識について

14 築地移転延期の余波 暫定道路で五輪大渋滞
〈AERA〉 Yahoo!ニュース 2016/11/29

【小見出しとごく一部のみ引用】

  • 都心直結ルートに暗雲
  • 新設BRT(バス高速輸送システム)にも影響?

環2の工事遅延に伴う渋滞や交通の問題はこれから顕在化する。都民の喝采を浴びる知事の決断が後ろ指をさされぬよう、納得のいく説明が求められる。


13 築地市場は「もう限界」 残せばいいとの声に困惑する現場、追いつかぬ改修と多発する事故 壁にひび、通路には穴。衛生面の指摘も。
籏智広太、瀬谷健介 BuzzFeed  2016/11/28
【小見出しとごく一部のみ引用】
  • 築地市場の誕生
  • いくつもの「絆創膏」
    開場以来81年、使われ続けている多くの施設。それぞれにガタが来ている。
  • 渋滞、そしてベンゼン
    環境基準は満たしているが、8月半ばに都が調べた空気中のベンゼン濃度は、築地市場の方が豊洲市場よりも高い。排気ガスが内部に入り込むからだ。
  • 穴だらけの通路に、交通ルールはない
    都によると、市場には約2100台のターレ、約450台のフォークリフトが登録されている(2014年度)。その年には414件の交通事故が起き、うち152件が人身事故だった。
  • 混迷する市場のゆくえ

【小見出しとごく一部のみ引用】

  • その1 経済損失が発生し、都民の税金で負担する
    数値が明確なものとしては
    ・稼働しない豊洲の維持費:700万円×365日=25.6億円
    ・市場業者の損失額:4億3500万円×12ヶ月=52.2億円
    と、1年間で約78億円の損失が発生する。これを都民の税金で負担しなければならない。
    なお、市場業者への損失について小池都知事は「市場会計」を原資に、税金負担無しで補償の意向を示しているが、無理筋だ。
  • その2 環状2号線がピンチに
    晴海通りの環境対策の追加工事、オリンピック選手村の工費増大、大会後の跡地を利用したマンション販売に悪影響といった損失が発生する。これはまだ金額は定かではないが、数百億円の経済的損失になると推測する。
    また、環状2号線の未開通はオリンピック選手村の問題に留まらず、数兆円の経済効果を見込む湾岸エリアの再開発に多大な悪影響を及ぼす。その1割の経済効果を毀損すると考えれば、経済損失は数千億円のオーダーになる。
  • その3 豊洲移転延期によるメリットが無い
  • 経済効果
  • 安全
    またどう考えても、老朽化が進み耐震性に問題があり、アスベストの環境問題が存在する築地に留まるよりメリットが大きい
  • 都政ガバナンス
    都政ガバナンスの問題は豊洲を移転した後に議論すれば良い話であり、移転延期をしても何も解決しない。
  • 小池都知事は君主豹変を
    多くの識者が今回の豊洲問題について、小池都知事の対応に問題があると指摘している。小池都知事はこの批判に真摯に耳を傾け、豊洲移転延期を撤回して欲しい。
    君主は豹変するものである。豊洲移転延期を撤回すれば一部の熱狂的支持者からは批判の声は上がるかもしれないが、それより遥かに大勢の支持者を獲得できると私は信じている。

【ごく一部のみ引用】
今回の懲戒処分には多くの無理がある。
小池劇場」を演じることで、世論の大きな支持を得てきた小池氏だが、ここに来て、状況が徐々に変わりつつあることに気付いていないようだ。

ツイッターで、「豊洲市場」を検索してみると、今回の小池知事の都幹部懲戒処分の発表に関して、批判的ツイートが多く並ぶ。「小池劇場」の観衆の雰囲気は、確実に変わりつつあるようだ。

そんな中、小池氏は、25日の記者会見での、都幹部懲戒処分に関する質問に対しても、明らかに不合理な回答でごまかしている。
前出の毎日新聞記事を書いたと思える記者からの質問で、「通常の懲戒処分は大体6ヶ月以上かかると言われる中で、処分の時期が早いのではないか」と質問され、小池氏は、
法曹界の方々を含めたご意見を聞き、今回の結論に至ったわけでございまして、決して、早すぎるから、という話ではないと思います。むしろ、市場関係者の方々からすれば、早すぎるということは全くないんじゃないだろうかと、全てが遅すぎると思われていると思います
と答えている。
「市場関係者からすると全てが遅すぎる」というが、市場関係者の多くは、小池知事が移転延期を発表して以降、混乱が続き、未だに先が見通せない豊洲への市場移転問題の早期決着を求めているのであり、都の幹部の懲戒処分が早いか遅いかなどには、誰も大きな関心を持ってはいない。
また、「法曹界の方々」からも意見を聞いたというのであるが、それは一体誰なのだろうか。処分の妥当性について弁護士見解を得ているというのであれば、その弁護士名を明らかにし、責任の所在を明確にすべきであろう。

小池劇場」も、行き詰りつつあるように感じざるを得ない。


【ごく一部のみ引用】
東京都の官僚組織や東京都議会に改めるべきところがあり、また一社入札に関わる受発注に対する疑惑は拭い去れないものがありますが、それ以前に、東京都として必要な政策を見極め、実現可能なレベルに落とし込みながら都民の生活をより良くしていくことを求められているのであって、できない政策を派手に発表し、すぐに馬脚を露して断念したり見送ったり挫折して、またすぐできない政策をぶち上げるのはやめて欲しいのです。
小池百合子都知事が「都政への信頼を取り戻す」と仰ったようですが、変なパフォーマンスに走らず、できることを粛々と対応していく、分かっていることを順序立てて公表し開示するということだけで充分ですので、ぜひご留意いただければ幸いです。
見切り発車はほんとやめましょう。税金が無駄になるから。

【小見出しとごく一部のみ引用】
今回は、小池知事が指摘した「豊洲市場の建物の地下に『盛り土』をせず地下空間を設置した問題」について、これまでの経緯と現状を具体的に検証し、小池知事と東京都の対応のコンプライアンス的視点からの分析・評価を行う。
  • 小池氏の「コンプライアンス対応」が招いた「最悪の事態」
    豊洲への移転の延期に伴って、老朽化した築地市場の使用を継続しなければならないことの問題も深刻だ。音喜多都議が、ブログ記事【豊洲市場に「ゼロリスク」を求め続けるとどうなるか?冷静に検証してみた結果…[築地移転問題]】でも指摘しているように、現在の築地市場には、小型ターレトラックと大型トラックの動線が混在し、さらにそこに観光客などの歩行者が加わるという、一般常識からは考えられない混沌とした交通環境になっており、交通事故も多発している。また、平成27年に、場内洗浄や活魚用水に使用されている濾過海水から、発がん性物質である「トリハロメタン」が環境基準値を超えるレベルで検出されている問題のほか、いまだに市場内に残置されているアスベストの問題などもあり、そのような劣悪な環境下で、生鮮食品の市場が今後も長期間運営され続けること自体が、都民にとって重大な不利益となっている。
    今後必要となる「業者への補償」の原資について、小池氏は、11月18日の定例記者会見で、記者の質問に答え、「基本的には“市場会計”という独立したものなので、それをベースにする」、「市場という独立性のあるものの中で処理する。」と述べているが、そもそも、今回の移転延期は小池氏が都知事として決定したものであり、業者には何の責任もない。「独立した“市場会計”の中で処理する」ということになると、市場会計が市場参加者の業者の負担で成り立っている以上、何らかの形で負担を業者に求めることになる。全くの筋違いであり、業者側は到底応じられないだろう。
    今回の豊洲への移転延期の長期化による損失が、都の一般会計に巨額の負担、すなわち都民の税金による直接の負担を生じさせることは避けがたい。
  • 小池氏が指摘した「オーソライズされていない」と「行政的な問題」
    重要なことは、東京都という行政組織が「情報開示の誤り」という問題を起こしたのであるから、小池知事は、その組織のトップの東京都知事として、都民に謝罪をしなければならないということだ。ところが、小池氏は、他人事のように「訂正します」と言っているだけで、全く謝罪を行っていない。当時の石原知事個人の問題と「東京都の組織」の問題とが区別されていないように思える。

    問題は、「専門家会議」が、そのように、土壌汚染対策の「正当性」を認める「権能」を持つような存在なのか否かである。この点に関しては、「専門家会議」の設置目的、法的位置づけと、その構成メンバーの専門性の両面から疑問がある。
  • 「専門家会議」は地方自治法上の「オーソライズ機関」ではない
    審議会・委員会が、本来の「オーソライズ」、つまり、決定を正当化する「権能」を持つものとして設置されるのであれば、法令上の根拠が必要となる。地方自治体の場合、意思決定が行政を拘束するような機関として設置されるのであれば、地方自治法138条の4第3項で「条例」による設置が求められる「附属機関」でなければならない。しかし、「専門家会議」は、条例上の根拠に基づいて設置されたものではなく、同法の「附属機関」には該当しない。したがって、「専門家会議の提言」は、行政的には、東京都にとって「参考意見」にしか過ぎず、決定を「オーソライズ」するものではない

    「専門家会議」のメンバーは、環境管理、水質、土質等の専門家だけで構成され、そこには、建築、土木等の専門家は含まれていない。このメンバー構成からしても、専門家会議が、「建物の地下に盛り土をせず地下空間を設置する」という建物の「建設」に関する土木工事・建築工事の具体的内容も含めた土壌汚染対策についてまで、「正当化のための権能」を与えるような会議体ではないことは明らかである。
  • 「技術会議」の設置目的と法的位置づけ
    この会議も、条例上の根拠に基づく「附属機関」ではないのであるから、東京都の決定が、「技術会議」の決定に拘束されるというものではないが、少なくとも、「建物下に盛り土をせず地下空間を設置する」ということの是非を検討するとすれば、それは、「専門家会議」ではなく「技術会議」であったことは明らかである。
  • 「行政的な問題がある」とは言えない
    東京都にとっては、「専門家会議」の提言も、「技術会議」の意見も、参考意見に過ぎないのであり、小池知事の会見での「土壌汚染対策の安全性についてオーソライズされていない。」という発言が、「正当化」「権能を与える」という意味で「オーソライズ」という意味であれば正確ではないし、その「専門家会議の提言に反した」ということだけなのであれば、法的には「行政的な問題がある」ということにはならない。

    「行政的な問題」があるとすれば、地下空間設置の方針が、どこで、どのように決定されたのかが不明確だということであり、それは東京都という行政組織の「ガバナンスの問題」である。それを問題にするのであれば、石原都知事の対応を含めて考えることが不可欠のはずだ。
  • 「技術会議」は、「盛り土せず地下空間設置」を否定してはいない
  • 「第二次自己検証報告書」による技術会議報告書の「歪曲」
    技術会議の報告書で「敷地全面にわたって盛り土」を明記したとする「第二次検証報告書」には、技術会議の意見を「全面盛り土・地下空間否定」の方向に歪曲している疑いがある。
  • 専門家が評価する「建物下盛り土せず地下空間設置」
    今回の豊洲市場への移転の遅延の原因となった「建物地下に盛り土をせず地下空間を設置する」という方法に関しては、現時点では安全性に関する具体的な問題は指摘されていない。むしろ、建築・土木の専門家の立場からは、「空間があることで地下水と地上階を遮断することが可能となるため、より衛生的である。」(【築地移転・豊洲問題:「地下室」の方が「盛土」よりも衛生的で安全である、という技術論】 藤井聡氏)、「汚染物質に対するコンクリートの遮蔽性は高く、床を透過する危険性はほとんど論じられていない。」(【「盛り土」「地下空間」「汚染物質」 ── 豊洲市場問題とは何だったのか】 若山滋氏)といったように、建物地下に盛り土を行わず地下空間を設置したのは、安全面でも優れた方法だったとの意見が多く、「地下空間肯定論」に対する専門的見地からの批判はほとんど見られない。
    また、市場問題PT第1回会議において、専門委員である建築家の佐藤尚巳氏は、座長が冒頭に、当面はプロジェクトチームの対象外だとした地下空間について、「非常に大きな誤解」があるとして敢えて言及し、地下空間はコスト削減・保守メンテ性・地下水の管理という面からも「非常に有効な空間」であり、「作ったのは都の技術系職員の英知だと思う」「正しい選択であった」と述べた。
  • 不毛な「地下空間設置・盛り土一部不実施」の犯人探し
    このような経過から、世の中の多くの人には、東京都の幹部が、内部調査であることをいいことに、自らの責任追及を免れるために、建物下で盛り土をせず地下空間を設置したことの責任を技術会議に押し付けようとしたが、それが嘘であることがバレてしまい、第二次自己検証の結果、真相が解明されて、東京都の幹部に対して「正義の鉄槌」が下った、と受け取られているようだが、それは、「小池劇場」の演出によるところが大きいと言うべきであろう。
  • 「第二次自己検証報告書」の認定と判断
    小池氏が、「盛り土」問題について、東京都の幹部8人を処分する根拠としている第二次報告書では、
    いつ、どの時点で誰が「建物下に盛土をせず地下にモニタリング空間を設置する」ことを決定したのか
    がサブタイトルとされ、「それを決定した者を責任者として特定すること」に全精力が注がれている。しかし、その内容は、「十分な根拠もなく認定した事実に基づいて、(小池知事の意向に沿って)責任を(無理やり)肯定した」というものであり、まともな組織の「調査報告書」とは言い難いものだ。

    地下空間を含む最終的な建物の設計を、いつ、誰が、なぜ決めたのかが、手続上明確になっていないということは、東京都が組織として明確に意思決定しなかったことについての「ガバナンスの問題」である。建物下での「地下空間」の設置と、それに伴う「一部盛り土不実施」だけを取り上げて、それを決定した行為を「行政上の問題」にし、都幹部の懲戒処分を行おうとしているが、いずれも、責任の根拠は、「決定」などとは到底いえない極めて曖昧で抽象的なものにすぎず、法的にもコンプライアンス的にも正当とは言えない。特に、東京都の行政の最高責任者である当時の石原知事の責任を除外して、具体的な根拠もなく、市場長に「事務方の最高責任者」として責任を問うのは明らかに不当である。
  • 小池氏のマスコミ等への対応の問題
    9月10日の小池知事会見以降、「豊洲市場」の問題を指摘する報道において、移転を進めてきた(小池知事就任前の)東京都を批判する報道が過熱し、「土壌汚染対策は十分なのか」「食の安全は確保できるのか」といった世の中の懸念は一気に高まった。

    「建築の専門家」と称する人物による建築構造批判を、テレビ番組が無検証で報じるものもあった。「欠陥」の主なものとしては、①床の積載荷重不足(「床が抜ける」)、②耐震強度不足、③地下への重機搬入口がない、などがあったが、いずれも誤った根拠に基づいた内容だということがわかった。

    小池知事自身が「盛り土・地下空間」の問題が「情報開示・情報公開」の問題であり、ただちに客観的な安全性につながる問題ではないことを繰り返し強調する姿勢をとらない限り、豊洲への市場移転に一貫して反対してきた共産党都議団の動きや、それに便乗してガセネタを流布する「専門家」の言動とあいまって、「豊洲市場」について「安全性に関する重大な問題がある」との認識が世の中に拡散する結果になるのは必然だったと言えよう。小池氏の対応には、マスコミ報道の過熱を助長する面があったと言わざるを得ない。

    前回ブログ記事】でも述べたように、11月7日に予定され、既に施設が完成し業者も準備を行っていた8月末の段階での豊洲への移転延期という、通常はあり得ない決定を発表していた小池氏にとって、移転延期の判断が正しかったことを根拠づける何らかの理由が必要だった。そのために、「情報開示に関する問題」に過ぎない問題を、安全性にも関連する問題でもあるかのように、「前のめり」に取り上げてしまったと見ることもできるだろう。
  • 小池氏の対応は本当に「都民ファースト」か
    豊洲市場問題に対する小池氏の発言や対応は、表面的には、コンプライアンス的に正しいように思える。まさに、小池氏は、コンプライアンスで武装した「リボンの騎士」であり、「小池劇場」で演じられているのは、まさに小池流「コンプライアンス都政」である。
    しかし、これまで述べてきたように、その「コンプライアンス論」には、いくつもの矛盾と欠陥がある。少なくとも、東京都が、現在のやり方のまま、豊洲市場問題に対応していくことが本当に都民の利益に沿う「都民ファースト」と言えるのかには多大な疑問を持たざるを得ない。ところが、豊洲市場問題への小池知事の対応について、正面から批判する声はほとんど聞かれない。小池氏が都知事選挙で圧勝し、今なお絶大な人気を誇っていることから、批判すること自体で「炎上」の危険があると考えているからかもしれない。
    小池氏が、本当に「情報公開」を都政改革の中心に位置づけていくのであれば、小池氏が明らかにした方針や、公開された情報に関して、自由闊達な議論が行われることが重要であろう。正面から批判をすることを躊躇させるような小池劇場の「魔力」には危険な面がある。巨大な東京都の行政組織が明らかに変調をきたしていることに、一都民として、強い危惧を感じざるを得ない。
  • 都知事としての発言・説明の「私案」

08 建築エコノミスト、豊洲問題から遁走す
by @super_hakaさん Togetter 2016/11/22

07 豊洲移転が大幅遅延 そろそろ豊洲劇場にも逆風が吹く?
安井至 市民のための環境学ガイド 2016/11/20
【ごく一部のみ引用】

小池都知事の11月18日の発表によれば、豊洲市場への移転は、早くても1年後とのこと。今回、大人気となった「小池豊洲劇場」ですが、果たして、都民にとって東京都の職員が謝る絵を見たというメリットは有ったものの、今後、なんらかのメリットが有るか、大変疑問です。これは、歴史的な見地からも、しっかりと検証しなければならないことだと思って、今回、取りまとめを行うことにしました。
まず、小池都知事のこの手法ですが、すでに、定番となっている過去を再現しているだけに見えます。しかし、その結末は、と言えば、大いに疑問です
最初に結論ですが、今回のこの方法論は、2009年、民主党が政権に就いた直後に行った「仕分け劇場」とほぼ同一のように見えます。
(中略)
という訳で、「豊洲劇場」も、「仕分け劇場」と似た結末に向かっているような気がします。そうなれば、都民が声を揃えて、「できるだけ速やかに終結させろ」と言わないと、結局、大損をするのは都民です。皆様はどう思われますか。
(後略)


【一部のみ引用】

都水産物卸売業者協会の伊藤裕康会長(82)は18日、小池氏が業者への補償を、市場会計から出すとしたことについて「何を言っているんですか」と激怒した。市場会計は独立会計で、原資の大部分が業者の支払う市場利用料。伊藤氏は「都の判断で勝手に延期したのに、それに伴う損失をなぜ業者が負担しなければいけないのか」とした。補償についても「当然全額が当たり前だ」とした。
伊藤氏によると、水産卸6業者で11月7日からの1カ月で5億8500万円の損失が出るという。その後1カ月ごとに3億円の損失が積み上がり、最も早い来年冬の移転でも損失額は40億円に上ると試算する。

伊藤裕康会長の発言はごもっともですね。一方で、一般会計(税金)からの支出も納得できません。小池知事の誤判断と誤アクションが原因なのだから。

【小見出しとごく一部のみ引用】
いくつかの論点が浮かび上がったが、センセーショナルに報じられたのは盛り土問題であった。今更、という印象もあるが「あれは一体何だったのか、建築の専門家として説明してほしい」という声も強いので、正直な印象を述べてみたい。
  • 盛り土……十分な建築的知識はあったか
    盛り土を決定した専門家会議のメンバーは、マスコミのインタビューを受けて、それが行われていないことに憤慨していたが、果たしてその会議に、十分な建築的知識があったかどうか。
  • 「構造力学」と「汚染物質」2つの安全問題の指摘
  • 汚染物資に対するコンクリートの遮蔽性は高い
  • きわめて技術力の高い組織による設計
  • 建築関係の不祥事が招いた不信感
    社会の公器たる新聞やテレビの影響は大きい。マスコミ関係者も、そこで発言する専門家も、厳しく追及すべきことと、闇雲に不安を煽るべきではないことを、慎重に判断してほしい。昔のジャーナリズムは、そこがしっかりしていたような気がする。
  • 建築の問題は政争に使われやすい
    都庁内の調査は、安全の問題よりも、盛り土をしないことの報告を怠った問題に焦点を当てているようだ。しかし一般の人はこの二つを峻別することが難しいので、スケープゴートがつくられるとすれば気の毒なことである。

    現在の行政は委員会だらけである。専門的な問題は仕方ないにしても、そのメンバーは、当該問題に対する実際の能力より社会的立場を重視して選ばれているのが実情だ。結果として、何も決められないか、官僚の誘導を追認するか、出席者の意見を全部足して頭数で割ったような結論しか出ないことも多い。そのための準備に、膨大な人と時間(これも血税)が費やされている。
  • 築地市場は醸成された文化空間





【小見出しとごく一部のみ引用】
このような事態になってしまったことについて、豊洲市場自体の問題と、それに関する東京都の対応にどのような問題があり、それがどのように取り上げられ、マスコミや世の中がどのように反応してきたのか、これまでの経過を振り返ってみたい。
  • 安全性・健康被害に関連する問題のコンプライアンス要素
  • 豊洲移転問題のコンプライアンス的整理
    小池氏は、自らの著書(「東京WOMEN大作戦」2008年)で、市場は築地での建替えが妥当だとし、豊洲は東京五輪用のメディアセンターなど、食との関係の薄い分野で活用すべきと述べていた。

    常識で考えれば、豊洲への移転を中止又は延期できる時期は、とうに過ぎているといえるだろう。

    予定どおり移転することの是非の判断は、兎にも角にも、①の「安全性」の問題にかかっているのである。
  • 豊洲への移転延期の理由
    仮に、地下水モニタリングが完了していないことだけを理由にして移転を延期し、最後のモニタリングの結果に全く問題がなかった場合、結果論ではあるが、小池氏の移転延期の判断によって大きな損失が生じたということになる。そこで、第1の「安全性への懸念」に付け加えられたのが、第2、第3の理由なのであろう。

    「巨額かつ不透明な費用の増大」については、その経緯について十分な事実解明が行われるべきであるし、その結果、関係者の責任追及や、支払った費用の返還や賠償を求める事態に発展することはあり得るが、移転の中止・延期の理由になるものではない。

    しかし、安全性の問題と離れて、情報開示・情報公開が十分ではなかったことが、既に建物設備が完成している豊洲市場の開場を中止したり、大幅に延期したりする理由になるといえるのだろうか。「安全性」に関して問題がないことが客観的に明らかなのに、情報開示に問題があり、「安心」が得られていないというのであれば、改めて、それを十分に情報開示、説明すべきである。そして、その反省を、情報公開に関する都政改革に結び付けていけばよいのである。従前の情報開示に問題があったとしても、「客観的な安全性」の問題から離れて、移転を中止・延期することの理由にはならないのではないか。
    既に建物・設備は完成し移転を目前に控えていた豊洲市場開場を延期することの是非を考えるのであれば、本来、「安全性」の問題に議論を集中すべきであった。ところが、小池都知事の会見での説明によって、論点が、「それまでかけてきた費用の正当性」「情報開示の内容」等に拡散することになった。
  • 「盛り土」中心のストーリー展開
    建物の地下で「盛り土」を行っていないのに、行っているように説明していたというのは、「情報開示」、つまり上記③の問題なのであるが、それを、①の「安全性」の問題、②の「安心」の問題と関連づけ、さらに、小池都政改革の目玉とされている一般的な「情報公開」の文脈で捉えるという「カメラワーク」の影響もあって、豊洲市場問題における「盛り土」の位置づけがどんどん高まっていった。

03 テレビ局は、なぜ豊洲問題で騙されたのか
山本一郎 Yahoo!個人 2016/10/9

【小見出しとごく一部のみ引用】

  • 図面が読めないまま構造計算をしたのか
    そもそも、高野(高野一樹)さんは何を勘違いしていたのでしょうか。
    最も問題視しなければならないのは図面が読めていないことです。
    こんな杜撰な検討を元に、マスメディアのインタビューを受けたり都議に資料を送りつけてます。こんな不誠実行為は場合によっては資格はく奪ものじゃないですか。
  • 『週刊プレイボーイ』誌での勘違い
    高野(高野一樹)さんの意見はとにかく終始こんな感じで、彼のいう問題1箇所に付き、2重、3重に間違いが専門家から指摘される状態です。彼は本当に大規模構造物の構造計算が分かる一級建築士なのでしょうか。しかも、彼の指摘は彼から送られてきた資料をきちんと読めば、彼の指摘自体が間違っていることが分かってしまう、という体たらくです。恐らくは、高野さんは戸建ての設計経験はあっても大規模な建物の設計経験がないのかもしれません。
  • 市場問題プロジェクトチームの東京都専門委員の選出への疑問
    森山高至さん
    高野氏と同じ事務所の元同僚でいらっしゃった自称・建築エコノミストの森山高至さんです。豊洲新市場の問題では、これまで数々のガセネタをばらまいていらっしゃいます。
    また建築エコノミストという謎の肩書を自称されていますが、先の記事でも指摘しましたとおり、実態は不動産業、建築士業、建設業など幅広くやられている株式会社CRAの取締役です。なぜ肩書を隠してメディアにご出演なさっていらっしゃるのでしょうか。
    菊森淳文さん
    森山さんと関係が深い御仁であることはよく理解できます。
    「長崎における国際観光客の観光行動とホスピタリテイを高める地域政策」で日本ホスピタリテイマネジメント学会から特別賞を受賞されたとのことですが、豊洲新市場ではどのような専門性で選出されているのでしょうか。この菊森さんの選任過程は謎です。移転が中止になった際に、豊洲新市場の建物を観光地にでも変更することをご提言なされるのでしょうか。
    市場の専門家が市場問題プロジェクトチームにいらっしゃらないのに、すでに観光地に転用するための専門家が選ばれていらっしゃる、ということですかね。
    小島敏郎さん
    環境を専門とする小島氏が座長になっている理由もよく分かりません。
    おそらくは、小池百合子女史が環境大臣時代に培った信頼関係をベースにされているものと見受けられますが、能力面、思想面で様々な風評のある御仁でもあり、気になります。
    小池氏の顧問だから、という理由で座長に選出されているのだと思われますが、建築のことについて冷静に判断が下せるのでしょうか。
    第1回の審議委員会で建築家の佐藤尚己さんが地下ピットを作った都の職員の判斷の正しさを指摘した際に、小島座長は「それは今回の議題とは関係ない。」と言っていますが、正しさを指摘されるとまずいことでもあるのでしょうか。
    竹内昌義さん
    その小島さんと一緒に2012年頃に反原発活動を行っていたのが、建築家の竹内さんです。

    このように呼び出される参考人も怪しければ、審議する側も半数は怪しい人選となっているのが「市場問題プロジェクトチーム」を構成する東京都専門委員の面々です。東京都の専門委員ということは、都民の税金から彼らに報酬が支払われます。

    建築物の安全性を検証する市場問題プロジェクトチームと言いつつ、この不可解な人選は何でしょう。もしも小池百合子女史が「都民ファースト」として情報公開を前提とするならば、この市場問題プロジェクトチームの人選がどのような経緯で行われたのか都民に事情を公開するべきです。

  • まとめ
    現時点で出てきた情報を精査した上で考えるのならば、実のところ豊洲新市場の移転問題というのは、検証が不十分なタレコミ情報を元に小池知事が拳を振り上げた結果、社会全体のコストが無駄に増大しているだけとなっています。都民に負担を強いる一方で、よく分からない自称専門家が小遣い稼ぎをし、マスコミが視聴率のエサにし、政治家が政治闘争の材料にしているという状況です。




関連カテゴリー、関連エントリー

関連カテゴリー:土壌汚染(豊洲問題)
関連エントリー:(メモ その2)小池知事の五輪対応を疑問視する論説←オリンピック会場見直し問題
[ 2017/05/03(水) ] カテゴリ: 豊洲/築地問題(土壌汚染) | CM(0)
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

このブログについて
管理人 icchou から簡単な説明です 更新,追記の通知はTwitter
カテゴリ
最新記事
ブログ内検索