ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

木村太郎というリスク (ヒ素がでたので豊洲市場は白紙撤回という発言) 

[ 2016/09/20 (火) ]
Mr.サンデーで常勤?ゲスト(と番組HPに記載で、コメンテーターや解説者扱いでない)の木村太郎(単なる芸能人扱い故、敬称なし)のビックリ発言がありました。
9月18日(日曜)のフジテレビ、夜10時~生放送
木村太郎 中江有里

具体的には以下です。
ここへきて、こうゆうことになったらやっぱ白紙ってゆう以外にない。風評被害、ヒ素が出たってだけで微量であっても粉ミルクのことを思い出す人はそれだけでも築地のものは買わなくなりますよ。白紙撤回しかないんじゃないか。

ヒ素の分析値に対してこの発言が全く的外れである理由は、本エントリーでは省略します。(そもそも、ヒ素や鉛などの重金属は、自然界に普通に存在している物質であり、これらを含む土壌が広く分布している。)

この発言でわかるのは、氏が
  • 科学、いや理科の素養が全くないこと
  • “ゼロリスク希求”の問題を認識していないこと
  • ご自身が風評被害の原因になりうる立場(逆にそれを防げる立場)にいる、との自覚がないこと
(以上、要するに“無知”であること)
  • 上記を補うための勉強をしていないこと
  • 出演する番組のテーマについて、予習を全くしていないこと
     Mrサンデー出典:当日の朝刊
  • ご自身の発言への責任感が欠如していること
(以上、都知事選で落選のだれやらと同様、昔ジャーナリストに共通する姿勢か?)

などですが、さらに驚くことに、宮根誠司(キャスター)や中江有里(ゲスト)他などが黙認し、このコメントが番組全体としての主張になったことです。(正確にはブログ主はそのように感じた。)

さてさて、上記に関して具体的にどのような罪?の可能性があるのか勉強してみます。 (素人のWikipediaレベルのお遊びです)

風説の流布にはならない。
金融商品取引法上の禁止行為で、有価証券などに限定される。

●虚偽の風説流布で名誉毀損営業妨害は微妙?

●民事での損害賠償は可能性があるが、豊洲の営業開始日が決まっていないなどで、具体的な被害を特定できないなど、やはり難しいか?
類似の過去案件で有名なのはニュースステーションによるダイオキシン風評被害事件です。
1999年、テレビ朝日のニュースステーション(久米宏)で
『産業廃棄物焼却炉が集中している所沢の葉物野菜からダイオキシン多く検出』と報道、環境総合研究所(青山貞一所長)の間違ったデータや誤解を招きかねないイメージ映像を流した事で、大手スーパーから所沢産のホウレンソウを始めとする野菜が締め出され、卸し価格が半値以下に下落する被害が出た。
当初、番組コメンテーター(菅沼栄一郎)が「この報道をやめて(ダイオキシン問題を)救えるかってんだ」と番組内で怒鳴るなど誤りを認めなかった。放映の二週間後、久米が番組内で農家に謝罪し、「検査対象が茶だとは知らなかった」と弁明した。
農家側は、風評損害を受けたとして、損害賠償請求訴訟を起こした。これは最高裁まで行き高裁に差し戻すという判決で、実質的にテレ朝の敗訴。番組終了後の2004年に、テレ朝が農家側に謝罪して和解金1000万円を支払うことで和解が成立。
若い方々のための補足ですが、1985年に始まった、久米宏氏がキャスターを務めたニュースショーの草分け的番組で2004年3月に終了し、その後番組が報道ステーション(古舘伊知郎)です。
「風評被害」という言葉は、1996年O-157問題、1997年ナホトカ号重油流出事故、1999年所沢ダイオキシン報道、JCO臨界事故、により定着してきたとされています。

【いきなりの結論】
番組として、完全にまちがった発信をしているので、謝罪と訂正は必要でしょう。

そのほか、番組関係者は“木村太郎というリスク”を本気でお考えになったらいかがかと。

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