ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

気象等の“特別警報”や“警報”、“風の強さ”、“台風の階級”に関するメモ

[ 2016/08/22 (月) ]
避難関連の情報の名称変更を反映。2016/12/26
(上記までの追記記録は割愛)
初回公開日:2016/8/22


気象庁が発表する、
注意報16種類大雨、洪水、強風、風雪、大雪、波浪、高潮、雷、融雪、
濃霧、乾燥、なだれ、低温、霜、着氷、着雪
警報7種類大雨、洪水、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮
特別警報6種類大雨、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮
のうち、警報の一部、特別警報、風の強さ、台風の基準などについて、勉強しました。

避難を呼びかける情報 市町村が発表
小文字は変更前の名称

避難準備・高齢者等避難開始情報 避難準備情報
災害が発生するおそれがあるときに、避難の準備を促す。
避難に時間がかかるお年寄りや障害がある方などは、この情報が出たら早めに避難を始めるよう呼びかけています。
避難勧告 変更なし
災害の危険が迫っているときに、避難を呼びかける。
対象となっている地域の方は速やかに安全な場所に避難して下さい。
避難指示(緊急) 避難指示
災害の危険性がさらに高まったときに、迅速に避難するよう要請。
避難指示が出た地域の方は避難所などの安全な場所に直ちに避難して下さい。しかし、風が強くなったり浸水が進んだりしてから無理に外に出て避難すると、かえって危険な場合があります。安全に避難することが難しくなった場合は、建物の2階以上の階に上がるなどして安全を確保する必要があります。

警報など

大雨の際に出される情報 (気象台が市町村別に発表)
大雨警報:土砂災害のほか、低い土地の浸水の危険性があるとき。
洪水警報:川が増水して氾濫のおそれがある場合。
大雨の関連情報 (さらに、災害の危険性が高くなったとき、気象台や自治体から発表)
記録的短時間大雨情報:1時間100ミリ前後といったその地域で数年に1度しか降らない記録的な雨が観測されたとき。
土砂災害警戒情報:雨量が多くなって特に土砂災害の危険性が高くなった市町村に、気象台と都道府県が共同で発表。

河川に関する情報 (比較的大きな川では、「洪水警報」以外に実際の水位の上昇に合わせて、川の氾濫の危険性を伝える情報を気象台と都道府県などが共同で発表。)
氾濫警戒情報:市町村が避難勧告などの判断の目安としている情報。
氾濫危険情報:さらに危険性が高くなると発表。この段階では避難を完了しているのが望ましいとされている。

風の強さと被害 (詳細は本エントリーの下のほうに)
風速20m以上の非常に強い風
転んでけがをしたり、風で飛ばされた物で窓ガラスが割れるなどの被害が出始める。
風速25mの暴風
人は立っていられなくなり、塀が壊れたり立ち木が根こそぎ倒れたりする危険性がある。
また、日本風工学会のまとめによると、
▽瞬間風速が30m
車は通常の速度で運転するのが難しくなり、屋根瓦や建物の外装材が飛ばされることがある。
▽瞬間風速が40m
看板が飛ばされ、走行中のトラックが横転するなど、非常に危険な状態になる。

噴火警報
噴火警報

特別警報 運用開始はH25/8/30

種類
気象分野では「大雨」、「大雪」、「暴風」、「暴風雪」、「波浪」、「高潮」の6種類。
「洪水」については、「氾濫危険情報」など、すでに河川ごとの情報があることなどを理由に導入が見送られました。
一方、「大津波警報」や「噴火警報」、「緊急地震速報(震度6弱以上)」も、法律上は「特別警報」に位置づけられましたが、これらの「特別警報」は今後も従来どおりの名称で伝えられます。


発表基準は?
その地域にとって50年に一度あるかないかの現象が起きている場合、または
発生が予想された場合
地域差はあるが、「50年に一度」の大雨、「50年に一度」の暴風、「50年に一度」の高潮、・・・ということになる。

客観的な指標 (気象庁ホームページ)
参考1: “数十年に一度”の現象に相当する指標(PDF)
これを読むとチョット複雑です。
日本全国を5km四方に区切った領域(「格子」と呼ぶ)ごとに「50年に一度の値」を算出。
平成3年以降の観測データを用いて、50年に一回程度の頻度で発生すると推定される降水量及び土壌雨量指数の値「50年に一度の値」を求める。
予想される大雨により「50年に一度の値」以上となる格子がいくつ出現するかを、大雨特別警報の指標としている。
以下①又は②いずれかを満たすと予想され、かつ、更に雨が降り続くと予想される場合に、大雨特別警報を発表
48時間降水量及び土壌雨量指数※1において、50年に一度の値以上となった5km格子が、共に府県程度の広がりの範囲内で50格子以上出現
3時間降水量及び土壌雨量指数※1において、50年に一度の値以上となった5km格子が、共に府県程度の広がりの範囲内で10格子以上出現(ただし、3時間降水量が150mm以上※2となった格子のみをカウント対象とする)
※1 降った雨が地下の土壌中に貯まっている状態を表す値。この値が大きいほど、土砂災害発生の危険性が高い。
※2 1時間50mmの雨(滝のようにゴーゴー降る、非常に激しい雨)が3時間続くことに相当。

【参考】
雨が畳2枚の広さに降った場合のおおよその見当

府県程度の広がりの領域を大まかに見て、どの程度の大雨で特別警報になるのかをイメージするための図
50年に一度の48時間降水量
50年に一度の3時間降水量
50年に一度の土壌雨量指数

参考2: 雨に関する各市町村の50年に一度の値一覧(PDF)
参考3: 雨に関する50年に一度の値を府県予報区ごとに地図上に色分けした図(PDF)
参考4: 各地の50年に一度の積雪深と既往最深積雪深一覧(PDF)
参考5: 50年に一度の積雪深の値を地図上に色分けした図(PDF)

特別警報に相当する過去の災害
▽1959年(S34)に5000人以上が犠牲となった「伊勢湾台風」、
▽2004年(H16)7月の大雨による川の氾濫で住宅1万棟以上が浸水した「福井豪雨」、
▽2011年(H23)の「台風による紀伊半島の豪雨」、
▽2012年(H24)7月の「九州北部豪雨」、
▽2013年(H25)7月28日に山口県と島根県を襲った記録的な大雨
特別警報に相当する過去の災害
風の強さ、台風の基準

風速と瞬間風速
平均風速は10分間の平均、瞬間風速は3秒間の平均
風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多いが、大気の状態が不安定な場合等は3倍以上になることがある。

風の強さと影響
風の強さと影響
台風
強さの階級
最大風速(10分間平均)
猛烈な54m/s以上
非常に強い44m/s~54m/s
強い33m/s~44m/s
(表現なし)(17m/s~33m/s)
暴風域:風速25m/s以上の範囲)
台風とは、熱帯低気圧のうち、
最大風速が17.2 m/s以上
北西太平洋(赤道以北かつ東経180度以西)または南シナ海に存在、
するものを指す。

大きさの階級
風速15m/s以上
(すなわち強風域)の半径
超大型
(非常に大きい)
800km以上
大型
(大きい)
500km~800km
(表現なし)(500km以下)

過去の主な台風の被害
過去の主な台風の被害
出典:2016/8/28産経新聞

【参考】本川裕さんのサイト社会実情データ図録の台風の発生数・接近数・上陸数

台風(熱帯低気圧)と温帯低気圧の違いはその構造
台風が日本付近まで北上すると、北からの冷たい風が入り込むようになり、徐々に温帯低気圧へと変化していく。

台風(熱帯低気圧)の構造:熱のエネルギーのみで発達
台風:熱のエネルギーのみで発達
台風のエネルギー源は、暖かい海面から得られる水蒸気が水滴に変わるときに出る熱

温帯低気圧の構造:暖かい空気と冷たい空気の温度差で発達
温帯低気圧:暖かい空気と冷たい空気の温度差で発達
温帯低気圧のエネルギー源は、暖かい空気と冷たい空気が上下で入れ替わることで生まれる運動エネルギー
日本付近にはこの2種類の空気があるので、低気圧として再度発達し、広範囲で強風が続くことがある。
以上の出典:台風と温帯低気圧の違い(ウェザーニュース)

温帯低気圧に変わったという表現は、風速の変化とは関係なしに構造の変化に着目した表現であるため、それに伴って風速も弱まるとは限らない。「台風は温帯低気圧に弱まった」という表現は一般に正しくないとも言える。実際には「台風は温帯低気圧に強まった」という場合も少なくなく、防災上はむしろこちらの方が危険である。

主な出典(個別に記載した以外)

特別警報について(気象庁)
NHKニュース 気象災害情報
台風について(気象庁)
[ 2016/08/22(月) ] カテゴリ: 災害、防災関係 | CM(0)
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