ポストさんてん日記

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COP21、パリ協定で決まったこと

[ 2016/01/15 (金) ]
COP21でのパリ協定について、いくつかのサイト情報を参考にまとめておきます。

概要

意義

全ての締約国(協定は190を超える国が承認)によるCO2等削減への取り組みを前提とする2020年以降の法的枠組みを定めたもので、地球温暖化対策において歴史的な一歩であり、COP3での京都議定書の採択に並ぶ大きな成果として評価できる。
京都議定書の下ではCO2等削減に向けた取り組みが一部の先進国に限られていたのに対し、パリ協定の下では約束草案を提出した他の先進国途上国の多くもこの取り組みに新たに加わると見込まれる。
これにより、地球温暖化対策の公平性が高まるほか、CO2等削減量が拡大すると予想される。
また、途上国に対し、総量ベースの削減目標の設定や他の途上国に対する自発的な資金支援が奨励される形となったことで、新興国の地球温暖化対策への取り組みの拡大も期待される。
【参考エントリー】
京都議定書についての超まとめ
COP20、COP19(気候変動枠組み条約締約国会議)で決まったこと
【メモ】京都議定書とパリ協定の比較
京都議定書とパリ協定の比較

先送りされた課題も少なくない

最も重要とみられる課題が、各国の温暖化対策の実効性を高める仕組みづくりである。
協定は温暖化対策の実効性を高める仕組みの骨格部分にすぎず、その肉付けは次回以降のCOPでの議論に委ねられる。次回のCOP22は、2016年11月にモロッコ・マラケシュで開催。
今後は、各国の取り組みの公平性や積極性を高める方向で、この仕組みの具体的な運用方法を定めていくことが求められよう。
運用方法の決定に向けては、途上国支援を行う国が支援対象先の途上国におけるCO2等削減分を市場メカニズムを用いて自国の削減実績に算入する手法などをどう見直していくかも、検討すべき課題といえる。
米国は、民主党のオバマ大統領が議会の承認を経ずに当協定の批准を決定できるとみられるものの、温暖化対策に懐疑的な共和党の候補が来年の大統領選で勝利した場合には協定から離脱するリスクがあり、今後の行方が注目される。

パリ協定の主なポイント

【目的】
産業革命前からの気温上昇を 2.0 度未満に抑制1.5 度未満に収まるよう努力
島しょ国など海抜が低い国の、気温の上昇が1.5度を超えれば国土も生活も危機にさらされるとの主張が通った。
この目的達成に向け、今世紀後半には実質的な CO2等排出量をゼロとすることを目指す。
IEA(国際エネルギー機関)は、各国が約束草案のCO2等削減目標を達成したとしても、地球の気温は2100年までに約2.7度上昇すると予測している。

【CO2等排出削減に向けた対策】
各国に CO2等削減目標の報告や、目標達成に向けた国内対策の実施を義務付け。(※ただし、削減目標の達成自体は義務付けられない)
先進国には総量ベースの削減目標の設定を求め、途上国には同目標の設定を推奨。
目標は 5 年ごとに見直し。可能な限り、より難易度の高い目標設定が求められる。
2023 年以降、5 年ごとに世界全体の排出削減状況を検証。

主要各国の目標
目標時期基準年内容
中国2030年05年
GDP当りの排出量を
60~65%減
米国2025年05年26~28%削減
EU(欧州連合)2030年90年少なくとも
40%
削減
インド2030年05年GDP当りの排出量を
33~35%減
ロシア2030年90年25~30%削減
カナダ2030年05年30%削減
日本2030年度13年度26%削減
引用元エントリー:各国の温室効果ガスの削減新目標
(これは、INDC: Intended nationally determined contributions と呼ばれる。日本語に訳すと『貢献草案』で、正確には削減目標だけでなく適応策に関する目標も含むもの)

【途上国支援】
先進国に努力義務を課すほか、先進国以外の国にも自発的な拠出を奨励。途上国のなかでも経済規模が大きい中国、インド、ブラジル、南アフリカといった新興国による拠出が想定。
cf.【協定外の合意】:先進国は 2025 年までに 1,000 億ドルを下限とする拠出額の目標値を設定。

【温暖化への適応に向けた対策】
世界全体の目標を新たに設定。

【その他】
JCM(二国間クレジット制度)を含む市場メカニズムの活用が位置づけられた。

【協定の発効要件】
世界のCO2等排出量の55%以上を占める55カ国以上の批准。
実質的には米国と中国の参加を前提としている。

参考にした情報

COP21パリ会議を振り返って(IEEI 竹内純子 2016/2/18)
COP21パリ協定とその評価(上)概要について(下)日本の対応(GEPR 2016/1/25)
みずほ総合研究所PDF 2015/12/18
国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)及び京都議定書第11回締約国会合(COP/MOP11)の結果について(環境省)
COP21のパリ協定を巡って 摩擦が発生:何が本音なのか(安井至 市民のための環境学ガイド 2016/1/10)
世界平均気温は上昇を続け「+1℃」到達:COP21の背景にある「+2℃」目標の意味とは?(江守正多)( Yahoo!ニュース  個人 2015/11/28)

以下、参考情報です。
現行の気候変動枠組条約下の既存の隔年報告書、隔年更新報告書

現行の気候変動枠組条約下の隔年報告書と隔年更新報告書
出典:国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)および京都議定書第11回締約国会合(CMP11)報告 [1] (地球環境研究センターニュース2016/2)
[ 2016/01/15(金) ] カテゴリ: 地球温暖化 | CM(0)
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