ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

(メモ)『福島で甲状腺がん増加か 子ども4人』のニュースの読み方・考え方のヒント

[ 2014/12/27 (土) ]
自分用のアーカイブとしてのメモエントリーです。

★「Togetter」 2014/12/26 『福島で甲状腺がん増加か 子ども4人』のニュースの読み方・考え方のヒント。  by any_k_tgさん

【一部のみ引用】

大森真@yard_1957
しっかし酷い記事だ.リークした人間がわざと母数のみ伝えなかったのだったら悪意としか言いようないし、伝わっていて書かなかったとしたら記者が酷い

過去の仙台での剖検では28%の人に甲状腺がんが見つかった.rokushin.blog.so-net.ne.jp/2012-01-19 こうした病気だから、1順目であらかた拾ったとしても、その後も少しずつ出てくることは県も多くの県民も分かっている.だからこそ「率」が重要なのであって、母数のない記事には意味はない


PKA(a.k.a. まだらねこ)@PKAnzug
一定の大きさの集団の検査を続けたら、その中から病気になる人は継続的に出現するものだ、という当たり前の事実も理解できずに騒いでいる人たちがいると聞いて。

被曝で甲状腺癌が増えたかどうかを見るには、「被曝が想定される集団において、甲状腺癌の発生率が上昇するかどうか」を見なきゃいかんのです。一定割合で発生する病気である以上、総数が徐々に増えるのは当たり前なので、総数が増加することそのものには何の情報もない。

甲状腺スクリーニングで言うと、一巡目は「既にある甲状腺癌の炙り出し」で、二巡目からが「1年で新規出現した甲状腺癌の数」。で、その新規出現数の変化を見るなら最低でも三巡目からじゃないと無理なんで、二巡目を見て騒ぐのは何も理解してないと自白してるに近い。

です。スクリーニング下での年間発生数が不明である以上、そういう形でしか分かりようがない話ですから。 RT @kikumaco もともとそういう設計の検査でしたね

まぁ一巡目で既に大騒ぎしてるのも多かったので今更ですけどね。特に一巡目で「激増だ」とか言ってたどこぞの疫学者は、疫学者という看板は下ろさないとダメ。

あ、そうそう、甲状腺癌って成長が遅い分、異常所見としてマークされてから甲状腺癌と確定診断が下るまでに時間がかかることが多く、また診る医師の方針や患者側希望といった人的因子によっても確定診断が下る時期が相当前後しうるんですよね。

これがどういうことに繋がるかというと、「新たに甲状腺癌と診断された人の数」が外因によって多少ブレうるわけです。たとえば「甲状腺癌が見つかった」とセンセーショナルに報道されたら、経過観察児の親がこぞって精査希望して、その期間における甲状腺癌の確定診断数が増える可能性がある。

そしてそうなるとその翌年は経過観察例が減る分、(真の病変発生数が変わらないなら)確定診断例は減る可能性が高くなる。否応無しに症状を起こして早急に診断が下される種類の病気とは少し勝手が違うので、今後数字を追う場合にもそういう外因の影響は常に考えた方がいいです。


ヤマグチ@t2o_yama
一巡目:今の数がわかる
二巡目:数がどれだけ増えたか分かる(変化率)←イマココ
三巡目:変化率がどう変化したか分かる(変化率の変化率)

適当な数字で例を取ると
一巡目:100人
二巡目:110人
三巡目:120人
とかだったら、「放っといても甲状腺癌に罹る人が年間10人くらいいる」ということが分かるだけで「被曝により甲状腺癌に罹る人が増えている」とは言えないわけだ

で、もしこれが
一巡目:100人
二巡目:110人
三巡目:150人
とかだったら、年間10人しか増えないはずの患者が40人増えているということになり、何らかの要因(この場合は被曝)により甲状腺癌に罹る人が増えている、という結論になるわけだ。まあこうはならないと思うけども

ただ、
一巡目:100人
二巡目:110人
三巡目:120人
これで「どんどん増えている!」ってなっちゃう人はいるだろうし、そういう人にどうやって理解してもらうか、だよねえ



【メモ】
女性に多い甲状腺がん 検査の精度向上で発生率増加(朝日新聞デジタル 2016/10/31)
検診の意味と有効性評価―前編、中編、後編、参考資料 - (Interdisciplinary 2016/7/6~9)
[ 2014/12/27(土) ] カテゴリ: 甲状腺がんなどに関する | CM(0)
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