ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

アクリルアミドについて(きっかけは変な書評)

[ 2014/09/26 (金) ]
追記しました。2016/9/12
(上記までの追記記録は割愛)
初回公開日:2014/09/26


このエントリーはのぞ=立葉名 希‏@nozo5cm_sさんとK‏@kyjr1さんのtwitterでの会話をきっかけに取り急ぎ作成したものです。字数の制約のあるtweetでの発信が苦手なのでブログでの発信になり恐縮です。

私も、「ライブドアニュース 河内保雅氏」 2014/9/25 「アクリルアミド」を含むポテトチップスやフライドポテトの報道されない危険性については、のぞ=立葉名 希‏さんと同様に、かなり一面的な記述が多いと認識しましたが、具体的な問題点を指摘するのはひとまず置いておき*、アクリルアミドに関する情報を少しまとめてみます。

* すでに、OSATOさんがバッサリと切っているので、そのコメントを紹介します。(問題点の分析に労力をかけるのは止めました)

本の内容を完全に逆に理解している河内保雅記者。おまけに最後は陰謀論まで。この書評こそフードファディズムそのもの。著者の高橋久仁子さんに謝りなさい。


問題点を詳しく解説しているブログは、「ベレッタのナナメ45度視点!」 2014/9/26 著者の意図を無視して「フードファディズム」そのものの記事を書く「リテラ」とかいうメディア

これはひどい・・・
私この本読んだことあるんですが、この記事自体が、作者の高橋久仁子氏が指摘するフードファディズムそのものです。
この本を読んで、どうやったらこんな記事が書けるのか
このメディアとライターの「リテラシー」というか、「常識」は何処にあるのだろう?


アクリルアミド問題全体について

松永和紀さんが2010年11月に発信しています。お急ぎな場合は、この情報だけでもある程度のご理解が得られると思います。
「食卓の安全学 コープネット2010年11月号」アクリルアミド なるほど!

その他で、読みやすい資料を挙げておきます。(ボリュームは小さい資料ですが、少し重いようで開くのに時間が)
「食品安全委員会」アクリルアミドに関するファクトシートの概要について
「食品安全委員会」加工食品中のアクリルアミドについて

【追記】
最新詳細情報のリンクを、tatsuさんコメント「アップデート」で、紹介いただきました。
これらの情報を基にして、新しいエントリー:アクリルアミドについての情報アップデートにまとめています。

炒め野菜にほどほど注意~アクリルアミドの発がん性問題(FOOCOM.NET 松永和紀氏 2016/2/9)
家庭でも生成するアクリルアミド・・・調理の秘訣、教えます!(FOOCOM.NET 松永和紀氏 2014/12/5)
アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない(FOOCOM.NET 松永和紀氏 2014/10/5)
おまけ(食品安全情報blog 畝山智香子氏 2014/10/6)

具体的なリスクの大きさ、比較
ここは、既エントリー発がんリスクの比較~暴露マージン:MoEからの転記です。

資料A 食品や食品添加物、残留農薬におけるMoE
MOEの図02
出典:花王資料

この図を見ると、普段食べているもので、(総食品中の)アクリルアミドよりリスクの高いものはいっぱいありますね。例えばコーヒー(カテコール)とかトマト(カフェ酸)など。アクリルアミドと同じくらいのリスクのものとしては(総食品中の)アフラトキシンですね。
暴露マージン:MoEって何? は、既エントリーの説明をご覧ください。)

(参考までに)
食品のリスクとベネフィットについて

既エントリー【資料編4】植物性食品に含まれる天然の発がん性物質をご覧ください。
[ 2014/09/26(金) ] カテゴリ: 食品中の化学物質,リスク | CM(8)
Re: 検査の今後
tatsuさん

あらたな情報を含め、ありがとうございます。
多分、2つのエントリーを作ることになると思いますが、ちょっと先になりそうです。
[ 2016/09/18 12:00 ] [ 編集 ]
検査の今後
つたないまとめですが、役に立つのであれば、ご自由にお使い下さい。

ところで、icchouさんのこのところの関心について、先のコメントの最後の農水省のまとめ34ページに、とても大事なメッセージがあります。
「これからの検査について、
 みなさんはどう考えますか。」
これまでの検査結果、検査に要した費用(人件費除く)等々の間に25文字のために1枚使ってます。
何だか最初に見た時の記憶と文章が違う気もしますが、とても大事な問いかけなのだと思います。

恐らくは、検査計画に則ったサンプリング検査のみへと軟着陸していくことになると思います。ただし、同時にBSEの全頭検査の本当の終了でも今は動いている時でもあるでしょうし、検査している安心感に対して、全量検査項目(米やあんぽ柿? 福島の重要な産物であるほだ木も? あるいは水産物は?)の結果の集積もされています。
科学的にサンプリング検査でよいことを示すこと、よりよいサンプリング計画などの提案とその納得を得ていくための大事な流れだと思います。

ということで、消費者が「これからの検査について、みなさんはどう考えますか」の問いかけに答える番なのかもしれません。
生産者、検査している人たち、その結果を公表する人たち…私たち消費者がそれを本当の意味で受け止めて、答えるのはいつになるのでしょう。
[ 2016/09/18 09:00 ] [ 編集 ]
Re: アップデート
Tatsuさん

お久しぶりです。
有用な情報を、ありがとうございます。
取りあえず、アクリルアミドのリーフレットのリンクだけを本文にも載せました。

大変有用なまとめになっていて、Tatsuさんの了解を得られれば、このまま、引用の形で一つのエントリーにしたいと思っています。(無理には進めませんが)

(独り言ですが)官庁のWEB情報で、資料の作成年月がリンク先を開かないとわからないのが残念です。資料のリンク情報に作成年月も入れて頂くと嬉しいですね。

話は変わりますが、少し前から『個人的に気になる事』は、放射性物質の検査をいつまで・この規模で継続するのか?ということです。
最近、その手の情報が少しづつ、出てきているので、注目しています。
【参考情報】
放射性物質、検査にかかるコストは?(FOOCOM.NET 松永和紀氏 2016/9/1)
http://www.foocom.net/column/editor/14812/
検査の終わり方。いつ、だれが、鈴をつけに行くのか?(FOOCOM.NET 斎藤勲氏 2016/8/23)
http://www.foocom.net/column/residue/14776/

松永和紀さんのtweet(9月5日)
1000万円かけて、「検出限界未満」という結果をずらり並べて安心を得る。それを、日本中で自治体やJAや企業などがこぞってやっている。食品にはほかのリスクがさまざまある中で、原発由来の放射性物質という非常に小さなリスクに、貴重なリソース、コストをかけていいの?

ただし、日本人は検査を過大に評価するところがあって、「検査されていると安心」という市民の心情は、無視してはいけない。それも大事。なので、対応は難しい。先週金曜日の4府省主催のリスコミでも、そんな話をしました。とにかく、実態を知ってもらう努力は続けなければ。
[ 2016/09/12 11:15 ] [ 編集 ]
アップデート
大変ご無沙汰しております。
少し時間も経ったので、情報についてアップデートのご紹介です。

食品関係事業者の取組み関係(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/info/h27_iken_koukan.html

家庭で出来ること(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/teigen/syohisya.html
リーフレットが新しいでしょうか。

松永さんのFOOCOM.netで紹介した農林水産省版まとめという感じです。農林水産省が最近ウェッブページをずいぶん模様替えされているので、アクリルアミドの紹介部分もかなり構成も変わっているような気がします。

また同じく、農林水産省のリスク管理の上でのリスクプロファイルシートもかなり充実してきました。
個別危害要因への対応(健康に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質)(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem.html
アクリルアミドもありますし(プロファイルシートの最後に検査結果なども付いているのがいいですね)、やっと放射性セシウムもお目見えしました。この場合は検査結果の表が特に圧巻!で、これだけの数の検査というたくさんの人の努力のことを思うと胸が熱くなります。このリスクプロファイルシートでの放射性物質の検査結果については、今年8月末の「関係府省による食品に関するリスクコミュニケーションで使用した資料」を見て、その検査費用の推定なども出ていたりするのが、事故から5年経ったのだなと思います。

「食品中の放射性物質検査結果について(平成23年度~平成27年度)(農林水産省)」(下のウェッブページでは「概要(農林水産物の放射性物質対策、検査の仕組みと結果、輸入規制の状況等)」と表記)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/index.html
[ 2016/09/10 21:14 ] [ 編集 ]
Re: icchou様!
Kさん

いえいえ、問題ありませんです。

難しいこと、複雑なこと、を過不足なく簡潔に書けるのが、本当の専門家ですね。
[ 2014/09/27 18:20 ] [ 編集 ]
icchou様!
icchouさん、ご連絡する前に、さらっとつぶやいてしまって、しかも気づくのが遅く、すみません!
ありがとうございます。やはり脅しが入っているモノは、きちんと考えないとですね。・・・

私も、食品添加物(とは違いますが)の項に、こちらを加えさせていただきますね。

でも、つくづく思うに、私の反応は、世の中の一般のゼロベクレルに走る人と同じ感覚ですね。難しいことはやはり頭に入らないのですが、松永さんの言葉は平易であり、これならば理解できます。
[ 2014/09/27 14:44 ] [ 編集 ]
Re: じっくり読みたい方は
tatsuさん

ありがとうございます。
本文にリンクを追記しました。
[ 2014/09/27 11:31 ] [ 編集 ]
じっくり読みたい方は
元記事にも紹介がある農林水産省の「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」もある「食品中のアクリルアミドの情報」がよろしいかと思います。http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/index.html

リンクが豊富過ぎて、だんだん訳が分からなくなりますが、MoE評価についてJECFAのものもまとめてあります。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/kokusai/jecfa.html

ご参考まで。
[ 2014/09/27 10:04 ] [ 編集 ]
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