ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

必須栄養素であるカリウムの摂取基準、おまけで被曝量

[ 2014/09/01 (月) ]
日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要という資料を厚労省が3月に発表しています。
これは、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を定めたもので、5年ごとに設定しているものです。
その30ページに、年齢層毎のカリウムの食事摂取基準がありますので、引用します。カリウムは必須ミネラルですね。

なお、それによる放射性カリウム K-40の摂取量と被ばく量を一緒に記載しました。バックグラウンドとして、このレベルの被ばく量は全く問題ないと理解していますので数字のお遊びですが、意外な結果でした。

年齢層毎のカリウムの食事摂取基準

  • 目安量:一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、それ以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
  • 目標量:生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
    カリウムの場合は、摂取量を増加することによって、血圧低下、脳卒中予防につながることが動物実験や疫学研究によって示唆されており、高血圧を中心とした生活習慣病の発症予防及び重症化予防の観点から目標量を設定した。
  • 上限量:腎機能が正常であり、特にカリウムのサプリメントなどを使用しない限りは、過剰摂取(高カリウム血症)になるリスクは低いと考えられるので、上限量は設定しない
          上段:カリウム摂取量、単位は mg/日
          中段:K-40の摂取量
          下段:K-40による被ばく線量
カリウム摂取基準
【K-40摂取量と被ばく量の計算の補足】
K-40はカリウム全体の 0.0117%
K-40のBq値への換算は、265Bq/mg
実効線量係数は、各年齢層毎の数値を使用

目安量のカリウム摂取で被ばく量が最も大きいのは 6~11ヶ月で、700 mg/日により 0.49mSv/年となります。(だから問題だ、という意味ではありません。)
18歳以上男性の、カリウム目安量 2,500 mg/日による 0.18 mSv/年は、下記のK-40による日本人の平均被ばく量 に合致しますね。

(参考までに)
日本人の自然放射線量 合計 2.1 mSv/年 の内訳
既エントリーの自然放射線による被ばく、ポロニウムPo-210 、カリウムK-40、ラドンRn-222から転記
自然放射能21mSv03

上記以外の関連エントリー

【前篇】放射性セシウムと放射性カリウムの人体影響は同じレベル(内部被ばく)
カリウムK-40、一日の摂取量(自然放射線による被ばくの【続編】)
放射線によるDNAの損傷・修復(アポトーシス・免疫システムなど、がん化防止のプロセス)
[ 2014/09/01(月) ] カテゴリ: 自然放射線の勉強 | CM(0)
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

このブログについて
管理人 icchou から簡単な説明です 更新,追記の通知はTwitter
カテゴリ
最新記事
ブログ内検索