ポストさんてん日記

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やはり、菅直人氏はFITを分かっていない?

[ 2014/07/23 (水) ]
たまたま、氏のドイツのFIT(再生エネルギー固定価格買取制度)に関するtweetを目にしましたが、酷い内容だったので、思わず反応してしまいました。再生可能エネルギー

菅直人01原tweetはこちら

bridge stone さんの指摘の通り、意味のない内容ですし、『ドイツのFITによる負担増は再エネ転換が進んだ結果です』も、“物価上昇は原材料が高くなった結果です”と言うのと同じレベルです。

しかし、それ以上に、氏が“固定価格買取制度:FIT”を全く理解していない可能性があることを指摘しておきます。
現状の太陽光買取価格が10円/kWh台になり、火力の発電コスト近くまで低下してきたとしても、過去の高い買取価格で認定されたものは、20年間、その価格で買い取りが保証されてるのがFIT制度の怖いところです。
下のグラフのように、制度が開始された2000年では65.8円/kWh、その後、2004年の制度改訂(買取価格の引き上げ)で最高は74.6円/kWhで買い取っているものが現在もあり、これが20年間(2024年まで)続く訳で、それらのコスト(賦課金:サーチャージ)のためにドイツの電気料金は世界のトップクラスになっているのです。

買取価格、地上設置2013
出典:「資源エネ庁」2014/2/20 ドイツにおける再生可能エネルギーの普及と費用負担について

あと、バックアップのためのコストや、太陽光の1.8倍の発電量(2013年)がある風力の問題など、様々なコスト要因があるので、太陽光のコストだけ云々するのも、いかがなものかと。

この人が日本のFITを導入した時に、再エネ普及と電力使用者負担のバランスに考えが及ばなかったのかと思うと、悲しくなるばかりです。
ブログ主にとっては、ほとんど興味のない過去の人なのですが、あまりに酷いtweetだったので、思わず反応してしまいました。


【関連エントリー】
太陽光バブルの実態
太陽光発電FIT認定制度、やはり欠陥だらけの悪法

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[ 2014/07/23(水) ] カテゴリ: FIT認定制度に関する事 | CM(0)
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