ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

静かに終わる太陽電池バブル?

[ 2014/06/21 (土) ]
一部のみ引用

この2年で2兆円規模に拡大した太陽電池市場。「太陽電池バブル」とまで言われたブームは静かな終焉を迎える。メガソーラー投資は打ち止め、“ブローカー案件”とも言われた未着工計画も一掃される。

大林組 「メガソーラー事業は打ち止め。再生可能エネルギー事業は続けるが、これからは風力やバイオマス、地熱に切り替えていく」

メガソーラーに見切りを付けた事業者は大林組だけではない。積極的にメガソーラー投資を進めてきたソフトバンクグループやオリックスグループ、丸紅などの新電力も同様のスタンスだ。

◆悪質な事業者による案件を一掃
メガソーラーへの新規投資が終焉を迎える一方、悪質な事業者による案件の一掃も進んでいる。

◆宴の後に残るもの
市場の急拡大が太陽電池の価格や施工費用を下落させたことによるメリットも、徐々に効いてくる。
「太陽電池は長らく官製市場だった。つまり、市場を育てる時代が続いてきた。だが、2014年に放っておいても市場が拡大する時代に突入した。それだけ太陽電池は安くなった」

いよいよ日本における分散電源の真の使い方を考える時がやってくる。



つぶやき

この記事の前半と後半の記載に矛盾を感じる部分もありますが、業界応援団的な側面を持つ日経ビジネスならではの記事かと。太陽光に関しては適正な買取価格になったということを言いたいのでしょう。
まぁ、バブルが終わってきたようで、それが本当なら、なによりです。

パネル価格が下落したことは、欠陥・デメリットの多い制度の中でメリットの一つですね。スペイン、ドイツ、日本の電力消費者が身銭を切ってパネル価格を下げて世界全体に貢献した訳ですから。
しかし、それを実現する他の良い方法(制度)があったのでは、と思います。今まで投機された分への支払い費用は、あと17~18年は電気料金への上乗せが続く訳なので。

また、悪質な事業者の肩を持つ訳ではありませんが、彼らは結果として悪法の欠陥を突いただけともいえます。
最後の部分は、分散型や、非常用電源としての役割を再認識すべきでしょう。


【追記】
この記事を書いた山根小雪という人は以前からメガソーラー偏向の強い記事を書くらしい。“なるほど”です。日経ビジネスの記者もいろいろ、という事を認識したのが、今回の収穫です。

【追記】
(関連エントリー)太陽光バブルの実態を見ると、“静かに終わる”などのレベルではなく、負の遺産を残してしまったのが分かります。

【以下、既エントリーから転記】
(4) 再生可能エネルギー買取価格と期間

太陽光の買取価格の経緯を税抜き(込み) でまとめておきます。
10kw以上 メガソーラー 10kw未満 家庭用
税抜き(税込み)税抜き(税込み)
2012/7~40 円(42 円)40 円(42 円)
2013/4~36 円(37.8 円)38 円(39.9 円)
2014/4~ 32 円(34.6 円)37 円(40.0 円)

買取価格と期間 【税込】(特記なき部分は2013年度税制での価格)
(下記には記載はありませんが、2014年4月から、洋上風力(税抜36円)、既設導水路活用中小水力の買取区分が新設されています)
再生可能エネルギー買取価格・期間2014年
出典:本川裕さんのサイト社会実情データ図録の再生可能エネルギー買い取り価格・期間

太陽光発電の単価が若干下がったとはいえ、2013/3/31までに認定*されていれば、
42円/kWhが20年間保証される仕組みです。トホホな価格ですね。
*正確な条件は、経済産業大臣の設備認定と電力会社が系統連系に関する契約の申込み書類を受領の2点。
[ 2014/06/21(土) ] カテゴリ: FIT認定制度に関する事 | CM(0)
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