ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

“美味しんぼ”による風評・デマ

[ 2014/05/27 (火) ]
追記。2014/8/13
(上記までの追記記録は割愛。)
初回公開日:2014/05/05


良識ある方々の論考などのアーカイブです。引用もごく一部だけですので詳細は各原典でご確認を。
なお、このエントリーは、“美味しんぼ”に登場する“専門家ヅラ”した人達 とセットの位置づけです。

第3幕 5/19発行~
新しい順です

【追記】
TBSの金平茂紀氏がwebRonzaで発表した論説への反論(斗ヶ沢秀俊氏ほか)



「ryoko174の混沌日記」2014/5/25 
美味しんぼは東電以下の無責任体質

美味しんぼは根拠のない風評記事を流布しておきながら、説明責任を果たすことは拒否する模様です。5月4日時点では最後の回が終わったら反論すると表明していたのに。

【雁屋哲の今日もまた】5月22日記事
以前、このページで、取材は、「福島の真実篇 その24」が終わってからお受けすると書きましたが、現在のところ、まだ冷静な議論をする状況にないと判断して、取材をお受けするのを先に延ばすことにしました

【雁屋哲の今日もまた】5月04日記事
反論は、最後の回まで,お待ち下さい

美味しんぼの下記の主張には多くの疑問があります。もしこれらの主張を「真実」だと言い張るのであれば、根拠について説明責任を果たすべきです。
(中略)
しかし根拠のない風評記事で被災者の方々を傷つけ、被災地から数多くの抗議を受けていながら、説明責任も果たさず逃走する美味しんぼの無責任さは、東電と国のそれをはるかに凌駕していると感じます。


「農と島のありんくりん」2014/5/21 
「美味しんぼ」除染無意味論のニヒリズム

(前略)
今回の「美味しんぼ」騒ぎをみると、まだこんな3年前の私たちの時間で止まったきりの人がマスコミ界に多数のさばっていることに驚きを感じました。まぁ、「美味しんぼ」の最終取材が2012年11月だそうですからね(苦笑)。
(中略)
スピリッツ編集部は見解の中で、「事故直後に盛んになされた残留放射能や低線量被曝の議論が激減した」ことを、この「美味しんぼ」の掲載意義に挙げています。
そうではありません。放射線によって切断されたDNAが自己修復するように、 「被曝」地住民の多くは、放射能と戦い、正しく理解したからです。
低線量被曝で障害があるかないかなどという神学論争にふけっている余裕はなく、今後も長期に続く保健活動を地道に続けてひとつとつ不安の種を潰していく中で自信を取り戻していったのです。
(中略)
一方「美味んぼ」に出てくる人々に色濃く覆うのは精神的ニヒリズムです。彼らは後ろ向きなことしか話しません
3年たった今でも、口を開けば「被害を受けた」「危ない」「住んではいけない」「逃げろ」などという負の感情だけを吐露し、その責任をすべて東電と政府にぶつけるだけで生きています
これでは放射能とは戦えません。もし、放射能に勝ちたいのなら、自ら放射能の弱みを知り、どうやったら封じ込めるられるのかを問い、実践すべきなのです。
福島県の農家は、除染をしつつ、自らのコメを一袋残らず計測したのです。もし彼らが井戸川氏や荒木田氏のようなネガティブな感情に支配されるだけの人達だったらとうに逃げ出していました
(中略)
ここに二種類の人間のグループあります。恐怖に脅えたところまでは一緒でした。
それからが違いました。ひとつは自分の恐怖を他人で伝染させ声高にパニックを拡げることが「天命」たと思う人間たちであり、一方は黙々と目の前の脅威と正面から戦った人たちです。
どちらが人間としてまっとうな生き方なのかは言うまでもないでしょう。



「アゴラ 山城良雄氏」2014/5/19 
『美味しんぼ』騒動 ~ それでもワシは大笑いや
ごく一部のみの引用です。

作者と出版社はむちゃくちゃ美味しい話や。落ち目の漫画に活を入れて、連載再開時には、確実に部数増。

今後は、ネタに困ったらフクシマ(※注1 ←読んでな)へ、ホウシャセンを浴びに行くんやろ。次はどんな過激なことを始めるか。最悪の展開や。特に、今後の復興を本気で考えている人たちには、ダメージが大きいと思う。

大阪弁には「ややこしい」という表現がある。「具体的な理由は不明だ(もしくは憚られる)が、とにかく良くない不確定要素を含んでいる」というぐらいの意味や。ただし、結構、きつい言い方とされている。

今回の騒動で被災地が受けた最大の被害は、ややこしイメージを押しつけられたことやと思う。被曝に関して新たな事実があったわけやない。

こういう手合に真面目に論争を持ち込んでも勝ち目はない。架空のキャラにケンカは売れん。ボロクソに批判されるのは想定済み。ネットの「釣り」と変わらん、今回は、大物が2匹(福島県・大阪府)がかかった訳やから、まことに「美味しい」話やがな。あらかた抗議が出尽くしたタイミングで休載。「うちは政治的な圧力がかかるぐらいの大物です。最新号が回収される前に書店へGO!!!」と言いたいわけや

手を変え品を変え反論しても、相手は幽霊のようなもの、弾が命中することは絶対にない。真面目な議論が盛り上がれば盛り上がるほど、フクシマのややこしさが全景に出てくる。そしてそれが、いつしか現実の福島に風評被害をもたらす


「toriiyoshiki's Blog」2014/5/18 
「福島に住んではいけない」のか?
ごく一部のみの引用です。

表現とは多数決によって決めるものではないから、少数説に依拠した表現がそれ自体問題とは言えない。しかし、そこから一気に 「福島に住んではいけない」までいくのは、 いくらなんでも短絡に過ぎる。 敢えていうなら、荒唐無稽な主張である。

雁屋さんの意図が原発事故の責任をとろうとしない国や東電の断罪にあるのは明らかだが、井戸川氏の多分に感情的な主張に乗るかたちで「福島に住んではいけない」と書いた瞬間、それでなくても不安のなかで生き、謂われなき風評被害に苦しんでいる福島県民を益々苦しめることになってしまう。雁屋さんの本意ではないだろうし、全くの「誤爆」だと言わざるを得ない。

雁屋さんに限ったことではないが、原発の危険性を論拠にした反原発論は、「健康被害はそれほど深刻ではない」という話をはなから受けつけようとしない傾向がある。まるで福島は「危険でなければならない」かのように。これは言うまでもなく倒錯である。健康被害が憂慮されていたほどではないとすれば、反原発派ほど、そのことを素直に喜ぶべきではないか。


「小学館 コミック -ビッグコミックスピリッツ~SPINET」2014/5/18
『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見

『美味しんぼ』福島の真実編(全24話)の内容について、皆様から多くのご批判、ご意見を頂戴いたしました。
原作者・雁屋哲氏が作品で提起された福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の現状や、低線量被曝による健康への影響などについての問題は、私たちひとりひとりが将来にわたって真剣に考えていかなければならない重要なテーマであると考えます。
作品が取り上げたテーマについての様々なお考えを、特集記事としてご紹介することで、これまでにいただいたご抗議やご批判へのお答えに代えさせていただくとともに、今後の誌面作りに活かして参りたいと存じます。

(ビッグコミックスピリッツ編集部)

『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見、編集部の見解 [pdfファイル/約2MB]
※この記事は、弊誌25号(5月19日発売号)に掲載された記事と同一です。

 

第2幕 5/12発行~
新しい順です

県民と支援者の心を傷つけ、復興に使うべき貴重な時間と労力を抗議や反論のために浪費させて何が議論か。


多くの読者がいる御社の雑誌の一言一言は重い。自主避難者支援は理解できるが、全ての被災者が同じように受け止めることができるかどうかは疑問だと思う。まず、現場を知ってほしい。川内村の様子をぜひ見てほしい。風評は瞬く間に広がるが、それを打ち消すには長い年月と費用を要する。


大阪府、大阪市として厳重に抗議するとともに、作中表現の具体的な根拠について是非開示されるよう強く求め、場合によっては法的措置を講じる旨、申し添えます。


大阪府及び大阪市は、平成26年5月12日、雑誌発行元の小学館に対して抗議を行いました。

抗議文は連名なので上記の大阪市と同じ。

福島県民そして本県を応援いただいている国内外の方々の心情を全く顧みず、深く傷つけるものであり、また、本県の農林水産業や観光業など各産業分野へ深刻な経済的損失を与えかねず、さらには国民及び世界に対しても本県への不安感を増長させるものであり、総じて本県への風評被害を助長するものとして断固容認できず、極めて遺憾であります。

【5/7には出版社へ申し入れをしている】
「福島県の申し入れ」(取材依頼に対する出版社への申し入れ) 2014/5/7
「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号における「美味しんぼ」について
国、市町村、生産者団体、放射線医学を専門とする医療機関や大学等高等教育機関、国連を始めとする国際的な科学機関などから、科学的知見や多様な意見・見解を、丁寧かつ綿密に取材・調査された上で、偏らない客観的な事実を基にした表現とされますよう、強く申し入れます。


「開米のリアリスト思考室」原子力論考(113) 2014/5/10
「美味しんぼ」が暴走している件について

問われているのは「表現の自由」ではなく、「業務妨害」という刑法犯罪に該当するかどうか、という、そういうレベルの問題なのです。



第1幕 4/28発行第604話~双葉町の抗議、環境省の見解
新しい順です

「読売新聞(YOMIURI ONLINE)」2014/5/8 20時02分
残念で悲しい…「福島鼻血」漫画で環境政務官

環境省の浮島智子政務官は8日の記者会見で、「とても残念で悲しいことだ」と述べ、遺憾の意を示した。


不当な風評被害が生じることを避けるとともに、福島県内に住んでおられる方々の心情を鑑みて、環境省としての見解を以下のようにお示しいたします。


「NHKニュース」2014/5/7 23時18分
美味しんぼの“鼻血” 双葉町が抗議

作品は、食にとどまらず、環境問題のような社会が抱える課題にも踏み込み、東日本大震災のあとは「福島の真実」と題して、原発事故による健康への影響や食品の汚染を取り上げてきましたが、その事実関係を巡って批判も受けていました。


本日双葉町は、小学館に対し厳重抗議を行いましたので、お知らせいたします。

小学館への抗議文
平成26年4月28日に貴社発行「スピリッツ」の「美味しんぼ」第604話において、前双葉町長の発言を引用する形で、福島県において原因不明の鼻血等の症状がある人が大勢いると受け取られる表現がありました。
双葉町は、福島第一原子力発電所の所在町であり、事故直後から全町避難を強いられておりますが、現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません。第604話の発行により、町役場に対して、県外の方から、福島県産の農産物は買えない、福島県には住めない、福島方面への旅行は中止したいなどの電話が寄せられており、復興を進める福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせているほか、双葉町民のみならず福島県民への差別を助長させることになると強く危惧しております。
双葉町に事前の取材が全くなく、一方的な見解のみを掲載した、今般の小学館の対応について、町として厳重に抗議します。

平成26年5月7日
福 島 県 双 葉 町


「農と島のありんくりん」2014/5/5
放射能風評加害者漫画・「美味しんぼ」のウソ

井戸川氏のような人物をあたかも放射能と戦う地元住民の代表のように登場させた段階で、雁屋氏の漫画は破綻していたのです。
この雁屋哲氏という人は、よくこの手の人物に引っかかるのですよ。
だいたいが雁屋氏好みの「異端」の人が多いのですが、雁屋氏はそのような人にありがちなハッタリと怪しげな理論を、そのまま裏も取らずに自信満々で書いてしまいます。
今回は実在の井戸川氏を出したことで、もう逃げがきかなくなりました。この漫画は、今まで何度も福島事故についてバイアスのかかったことを書いてきているのですが、今回はとうとう越えてはいけないレッドラインを越えてしまいました。

5月4日の雁屋哲氏ホームページコメント「どうして批判されなければならないのか分からない」の記載もあります)

「粗忽な夕べの想い」2014/5/4
困った東京新聞「美味しんぼ」擁護

東京新聞のいいたいことは「低線量被曝の影響がよくわからないから漫画を非難するのはおかしい」ということに尽きる。この種の発言を反原発の学者やジャーナリスト、市民活動家からどれだけ聞いたことだろう。


「地下生活者の手遊び」2014/5/2
美味しんぼ鼻血表現が差別である理由

美味しんぼ鼻血話は差別的言論と考えてよい。表現者がどのような使命感にかられていようが善意だろうが、差別は差別。


スピリッツ編集部から、以下の様なコメントが発表されました。(引用略)
こういう話の展開ですと、これはどう見ても読者に対し、実は鼻血は放射線の影響ではと思う様に『誘導する』ものと言われても仕方がありません。
とても被災地の住民感情を考慮したものとは見えず、はっきり言って無神経という他ありません。


「粗忽な夕べの想い」2014/4/30
「美味しんぼ」を読んで

雁屋氏の意図するところは、どうみても「反原発」そのもののように思える。


井戸川氏が出てくる以上、これは「架空の物語」では済まされない。福島が危険な場所である、という悪質な「印象操作」(印象操作の裏には、常に願望が隠れている)だ。そもそも「福島で鼻血が多い」というデータはどこにもない。このような影響力の強いメディアのデマによって、福島が「風評加害」されている。フザケルニャ。もう黙っているのはやめて、怒りを結集し、一気に浴びせよう。
小学館が出した言い訳「スピリッツ22・23合併号掲載の「美味しんぼ」に関しまして」がただのガソリンだった。



関連エントリー

“美味しんぼ”に登場する“専門家ヅラ”した人達
「パンデミック疫学??」の津田敏秀教授(岡山大学)

【メモ】
のりこえねっと共同代表
「ミラクルトレンド」2014/5/22 『美味しんぼ』作者の雁屋哲は反日左翼!学生時代から天皇制反対!

「佐々木俊尚のニュース解体新書」 2014/5/23 過激な表現が批判の対象となった「美味しんぼ」問題とは?
「農と島のありんくりん」2014/5/7 究極の無責任男・武田邦彦氏の「不都合な真実」
[ 2014/05/27(火) ] カテゴリ: デマ風評ゼロリスク不信専門家 | CM(3)
何を今更。普通の農家を愚弄してきた人に。 氏としては、はぁ?、程度。 普通の農業に危険危険と行ってきた人物ね。 個人農家からの抗議などへとも思ってないし、農協、農水抗議しとけよ。 私たちは、消費者の味方ですの理論がく連れたので、ビビつただけ。 生産者叩きには、問題なかったのにであろうが、一般人も対象にしたことで、反発くらって、ビビっただけ。 真摯に農家の話を聞いてこなかった方の問題ありだけ。 この御仁の主張を精査していれば、とっくにこんな漫画は消えて無くなっているのですがね。有吉佐和子著書の複合汚染の焼き回し程度なのに、女史の著書は未だ生き続けていわけてという意味さ。 未だその亡霊と決裂できていないという現状。 おの放火魔が、他の所で、放火していても、拍手もしくは無関心だったものが、自己のところに放火されてというだけの話。
[ 2014/05/18 22:35 ] [ 編集 ]
Re: 福島に対するヘイトスピーチ
うるしねまきさん
いえいえ、こちらは手抜きのコピペエントリーなので恐縮です。
今まで、いろいろな流言・デマ放射線影響が出ては消えていきましたが、鼻血については何故か、幾度もぶり返らせますね。
この際ですから連載は、とことん、やってもらえば良いと思います。それに対するネットピープルや一般メディアによる駆逐を経て再発しなくなるのではないかと。
私も今回初めて知ったのですが、氏の福島関連発信と「のりこえねっと共同代表」の見事な矛盾は、全く同感です。
[ 2014/05/07 08:07 ] [ 編集 ]
福島に対するヘイトスピーチ
icchouさん どうも引用ありがとうございます。ご紹介された他の方のブログが科学的な見識で緻密に論理を展開しているのに比べて、自分の記事は大雑把すぎて恐縮してしまいます。
原作者は厳しい批判も意に介せず「その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。」とかなり挑発的に連載宣言していますね。すでに72歳、人間年をとるほど頑固になるといいますが、その典型かもしれません。
icchouさんがリンクされている「のりこえねっと共同代表」にも彼は名を連ねているのですね。ただこの「のりこえ」が民族差別というヘイトスピーチの乗り越えを意味するようですが、それこそ「あんたにいわれたくない」気持ちになりますね。反原発で福島のヘイトスピーチを繰り広げる張本人には。すごく皮肉を感じてしまいます。
[ 2014/05/06 20:35 ] [ 編集 ]
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

このブログについて
管理人 icchou から簡単な説明です 更新,追記の通知はTwitter
カテゴリ
最新記事
ブログ内検索