ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

震災がれき処理完了、少しまとめておきます

[ 2014/07/17 (木) ]
最近発表された平成26年版環境白書に、震災がれき処理のまとめ的な情報が掲載されていました。(第1部第2章 被災地の回復と未来への取組
さらに、久しぶりに環境省の災害廃棄物処理情報サイトを覘いてみたら、処理完了のメッセージやデータなどがありました。
がれきの広域処理に関して、いくつかのエントリーを書いてきましたので、その最終として、上記サイトからの情報をベースに、ブログ主なりのグラフを作成して、“まとめ”としておきます。

発生状況、処理状況の全貌

災害廃棄物13道県239市町村で、約2,000万トン
津波堆積物 6県36市町村で、約1,100万トン (津波堆積物の説明は下の方に

被災県内での懸命な処理に加え、広域処理による多くの自治体や民間事業者の協力により処理が推進され、福島県の一部地域を除いて、目標として設定した平成26年3月末までに処理を完了。

震災廃棄物01
             データ出典はこちら

積極的な再生利用が実施されており、災害廃棄物は約82%、津波堆積物はほぼ全量が再生利用

           県別の発生量
震災廃棄物02
             データ出典はこちら

【メモ】
社会実情データ図録(本川裕氏)東日本大震災被災地のがれき量
1995年の阪神・淡路大震災のがれきは約2000万トン←「【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ」2012/3/22 阪神・淡路大震災では「がれき」などの処理は県内だけで行われたのか

岩手県、宮城県、福島県(避難区域を除く)の県内処理

県内の民間施設を含む既存施設を活用するとともに、沿岸部に34基の仮設焼却炉と
24か所の破砕・選別施設を設置し処理。

             災害廃棄物                  津波堆積物
震災廃棄物03
             データ出典はこちら

岩手県・宮城県のがれきの広域処理

  • 岩手県・宮城県の災害廃棄物は、その量が膨大であり、かつ津波により混合された状態であったため、その性状からも被災地で最大限の処理を進めながら、処理に困っていた分(約62万トン)について、他の地域へ運んで処理する「広域処理」を活用し、
    1都1府16県の地方公共団体や民間事業者の処理施設で処理。
  • 可燃物・木くずの約1割、不燃混合物等(埋立)の約4割、漁具・漁網(埋立)の約7割の処理に貢献。
  • これにより、仮設焼却炉の本格稼働前に仮置場を早期に解消できたり、火災等のおそれがある可燃物の早期処理や被災県内の埋立容量不足の緩和にも貢献。
  • 特に焼却処理の受入先で焼却灰の埋立を実施することにより、埋立容量としても
    約3万トン分(減容化率を10%として推計)の貢献。

広域処理01
             データ出典はこちら

               受け入れ都府県の処理実績
広域処理02
             データ出典は上記と同じ

津波堆積物とは

災害廃棄物が木くずやコンクリートくず、それらの混合物等のいわゆる「がれき」を指すのに対して、今回の震災では津波堆積物と呼ばれる土砂や汚泥状の堆積物も発生した。
津波堆積物は、津波により海底から巻き上げられた砂や泥が陸上に運ばれて堆積したもの。主成分は海底や海岸の砂泥等であるが、木くず、金属くず、廃プラスチック等の廃棄物と渾然一体となっており、 かつ、有機物や有害物質が混入している可能性もある。
災害廃棄物 津波堆積物02
     出典:鹿島建設株式会社 災害廃棄物処理

災害廃棄物 津波堆積物01
     出典:鹿島プレスリリース 国内最大級の分級洗浄処理がすすむ

つぶやき

広域処理を含めて“がれき”に携わった関係者の方々には、敬意を表したいと思います。

一方で、広域処理関連で、忘れないようにメモで残しておく人達や騒動として、
  • 暴言まであった泉田裕彦 新潟県知事
  • 反対活動をしていた川田龍平議員
  • 北九州市佐賀県武雄市などでの反原発活動家の抗議騒動
  • 美味しんぼ騒動でがれき焼却に関するデマを発した松井英介
  • (広域処理直接の話しではないが、)大文字の送り火の京都市長愛知県日進市の花火、大阪府河内長野市の橋桁
ほかにも色々ありましたが、当ブログの過去記事の範囲内では以上です。
[ 2014/07/17(木) ] カテゴリ: 瓦礫(がれき)の処理 | CM(0)
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

このブログについて
管理人 icchou から簡単な説明です 更新,追記の通知はTwitter
カテゴリ
最新記事
ブログ内検索