ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

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一日にセシウムを何ベクレルを摂取しているか?陰膳調査から

[ 2014/08/21 (木) ]
県5の中央値を訂正しました。申し訳ございません。2014/8/24
福島県の最新報告(県5)を追記してデータ更新。2014/8/21
(上記までの追記・更新記録は割愛。)
初回公開日:2013/09/22


規模の大きい陰膳調査*が継続されていますので、時系列で纏めておきます。それによると当初の2011年12月以来、食品や飲料による内部被ばくは極めて少ないことが判ります。
*陰膳調査とは家族人数より1人分余計に食事を作り、それを測定するもの。(間食や飲料なども含む)

目次  (ページ内リンクが付いています)

1.陰膳調査による福島県民の摂取セシウムの中央値の経年変化 【データ更新】
2.陰膳調査のデータまとめ 【データ更新】
3.福島県のデータ詳細について 【データ更新】
4.福島県以外のデータ
5.厚労省による陰膳調査(2013年3月)
6.厚労省のマーケットバスケット方式調査(2012年9~10月)
7.福島県のストロンチウムとプルトニウムの測定結果 【データ更新】
.
1.陰膳調査による福島県民の摂取セシウムの中央値の経年変化

中央値グラフ2013
全体を代表しているといえる中央値のグラフ。
最新データでは、1日の摂取量は 0.2Bq/日で、年間でみても基準値:1mSv/年の1/1000 です。
.
2.陰膳調査のデータまとめ

         セシウム134とセシウム137の合計 (新しい順)
陰膳調査201408調査によって検出限界値が違うので、ND(不検出)数・検出数はその影響を受けていることに注意。
コープの検出限界値は1Bq/kgとしているが、実際は0.3くらいまで生データでは分かっている、あまり小さな数値には意味がないとの考えで1Bq/kg以上を公表している、とのこと。出典はこちら

【データについての補足】
*31 Cs134は検出限界未満だが、検出下限値と同量含まれていたと仮定した値
*23 試料毎に検出下限値が異なる。
*22 試料毎に検出下限値が異なるが、測定結果を統一的に評価するため、0.3Bq/kg 未満のデータをNDにカウント。
*21 福島県以外の17都県

【調査の詳細情報へのリンクと補足】
*11 福島県の調査(H25年度)→ 県5 (2014/8/8付け)
*10 日本生活協同組合連合会調査→Co9
*09 コープふくしま調査→Co8
*08 コープふくしま調査→Co7
*07 福島県の調査(第4期)→県4
*06 福島県の調査(第3期)→県3
*05 コープふくしまおよび日本生活協同組合連合会調査→Co5Co6
*04 福島県の調査(第2期)→県2
*03 福島県の調査→県1
*02 コープふくしまおよび日本生活協同組合連合会調査→Co1Co2Co3Co4
*01 朝日新聞と京大 小泉昭夫教授の合同調査→京1・京2京3~5
   京1京2は、陰膳調査の予備調査で商店で購入したものを使った食事セット調査
.
3.福島県のデータ詳細について
表の黄色の部分

コープ調査ではND(不検出)が多いです。検出率は当初から10%以下で、最近の調査では2~4%のレベル。
福島県調査では、試料毎に異なる検出限界値(かなり小さい値)をそのまま採用している為、検出数が多くなっています。

全体を代表しているといえる中央値*当初からかなり低くコープ調査では初めからND(不検出)福島県調査では検出限界が低いので数値で現れますが、その数値も2012年で1Bq/日を切っており、最新データでは 0.2Bq/日です。
*検出限界以下の正確な値がわからないため、平均値ではなくデータを順に並べて真ん中に当たるデータ

極端な例として最大値を見てみても、当初の京1(2011年11月)の時点で健康に影響ないとする数値です。(mSv/年の数値は最大値と同じものを1年間摂取したと仮定した数値ですが、このレベルです。)
2012年6月ごろの県1Co3一桁台となっており、これは1960年代のレベルと同じか下回るもので、それ以降も同様です。
なお、県2では1件の特異的な最大値:380 Bq/日(分析値は150 Bq/kg)がありますが、山林に自生していたきのこや自家栽培の食材を使用していた、とのことです。(この方は県3でもやや特異的な最大値(22 Bq/日)ですが、県4では特異値でないレベル(2.9 Bq/日)に低下しています)

下記のグラフを見ると、上位の人たちのレベルが結構変動しています。(2~3ヶ月の違いしかない場合も)
流通品以外の食材の影響、例えば、きのこシーズンの影響?というtatsuさんコメントにも頷けます。

     県5(2013年10月~2014年2月)の検出274データのグラフ(ブログ主作成)
福島県データ05

     県4(2013年2月~4月)の検出48データのグラフ(ブログ主作成)
福島県データ004

     県3(2012年12月~2013年2月)の検出58データのグラフ(ブログ主作成)
福島県データ05

     県2(2012年9月~11月)の検出56データのグラフ(ブログ主作成)
福島県データ03の2

     県1(2012年6月)の検出9データのグラフ(全データの中央値はND
福島県データ

     京3~5(2011年12月)の検出35データのグラフ
京大朝日
これと同じグラフが放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(環境省)の143ページにあります。

.
4.福島県以外のデータ
岩手,宮城,群馬,栃木,茨城,埼玉,東京,千葉,神奈川,新潟,長野,山梨,静岡,愛知,岐阜,三重,福岡の17都県

当初のCo2から最新のCo9まで、ほとんどNDか、1~2件の検出値も極めて小さい数値です。
.
5.厚労省による陰膳調査(2013年3月)
出典:食品から受ける放射線量の調査結果(平成25年3月陰膳調査分)(厚労省2013/11/8発表)。

調査対象:10 地域82人の3月の2日分の食事 
検出限界値未満の場合は、検出限界値の1/2で計算

【つぶやき】
この厚労省調査ではベクレル単位の数値は示されていませんが、シーベルト単位での比較でも、2013年の値は1項の調査と同じレベルで全く気にするものではないこと、2012年から2013年の1年間で大幅に減少しているのがわかります。


     図1 食品中の放射性セシウムから受ける年間放射線量の経時変化
mSv/年
厚労省陰膳01
     平成24年3-5月は、9地域、39名の調査で詳細はこちら

  表2 食品中の放射性セシウムから受ける年間放射線量
    (陰膳試料による預託実効線量:平均値)
厚労省陰膳02
.
【参考】
6.厚労省のマーケットバスケット方式調査(2012年9~10月)
出典:食品から受ける放射線量の調査結果(平成24年9~10月調査分)2013/6/21発表

【マーケットバスケット方式とは】(トータルダイエットスタディ(TDS) ということもある)
全14食品群に分類した食品を大型スーパーマーケットなどの流通市場でマーケットバスケット方式により購入(飲料水群のみ水道水採水)、購入後、飲料水を除いた食品(全13食品群)は食品群ごとに、炊く、ゆでる、炒める、煮る、焼く等の調理を行い、日本人の日常食を再現した試料を調製。食品の購入にあたり生鮮食品は可能な限り地元産品、あるいは近隣産品等を購入。
群のそれぞれに10 以上の食品を含めるので、マーケットバスケット試料全体としては200 種類以上の食品を含む。
なお、マーケットバスケット方式でのセシウムの値は陰膳調査より高い傾向がある(こちらの資料に少し書いてある

マーケットバスケット方式図1
2012年9月の調査の詳細
マーケットバスケット方式表1
福島県[中通り]では、0.0038 mSv/年となり、2011年9月~11月の0.019 mSv/年、2012年3月の0.0066 mSv/年と比べて、大きな減少 
.
【参考】
7.福島県のストロンチウムとプルトニウムの測定結果
 
(1) 県5(2013年10月~2014年2月)では、ストロンチウムSr-90も測定しています。
全398サンプルの内、測定は52サンプル
検出は14サンプルで 0.016~0.068Bq/人・日、それによる内部被ばく線量は0.00028~0.0017mSv/年
グラフを見ると、前のデータと同様に過去の大気圏内核実験のフォールアウトの影響と区別ができないレベルです。

(2)県4の資料には、県2~県4サンプルのストロンチウムとプルトニウムの測定結果も載っているので、結論のみ引用します。 
県2県4の内、21サンプル
Sr-90の検出は2サンプルで 0.092~0.12Bq/人・日、それによる内部被ばく線量は0.00094~0.0012mSv/年で、自然放射性物質によるものと比較しても十分低い値。
Sr-89は全て不検出
プルトニウム(Pu-238、Pu-239、Pu-240)は全て不検出。

グラフを見ると、検出されたSr-90も過去の大気圏内核実験のフォールアウトの影響と区別ができないレベルですね。
なお、県1の78サンプルの結果はこちらにあります。


関連エントリー

カリウムK-40、一日の摂取量(自然放射線による被ばくの【続編】)

【メモ】
@habari2011dunia さんの放射性物質の体内残留量グラフ
[ 2014/08/21(木) ] カテゴリ: 基準値,規制値,測定値な | CM(6)
Re: 福島県の第4期分
tatsuさん
ありがとうございます!!
追記して関連個所も更新しました。
こうしてみると、安心を確認するために調査を継続するのは理解していますが、最早、測定する必要もないレベルと言えますよね。
[ 2013/11/27 12:59 ] [ 編集 ]
福島県の第4期分
PCの復旧、お疲れさまです。

福島県の昨年度第4期分もいつの間にか出ていました。偶然見つけましたが、ごく最近までなかったような気がします。
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/nitijyousyoku2013-0718.pdf
アドレスが長いので、直接pdfのURLを示しました。日常食のページがリニューアルして、1年分のまとめが入りました。高かった理由として自生きのこ等ということでしたが、今回は全般に下がっていて(きのこのシーズンが終わった?)、また、ストロンチウム・プルトニウムのデータも1期以外分も少し出ていました。ざっと見るとセシウム134がかなり低くなってきているようですね。

同じく食品つながりで、食品の調理加工での除去率データについても概要版が9月に出ていましたが、本編もやっと出たようです。
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/
今回は写真などもあり、きれいです。

調理加工で減るというのも、実際の食事には含まれた量からも納得できます。
[ 2013/11/26 22:47 ] [ 編集 ]
Re: 厚労省の調査
tatsuさん

教えて頂き感謝です!!
時系列で比較になる情報も結構あるようなので、本文に追記したいと思います。(ぼちぼちとですが)

余談ですが、実はこのところPCが不調で、とうとうリカバリーを余儀なくされてしまい、少々気力がなくなっているところでした。PC本体は快調に戻ったのですが、以前の環境に戻すのに苦労しています。
[ 2013/11/09 14:01 ] [ 編集 ]
厚労省の調査
厚労省の検査結果の検索サイトがやっと出来ましたが(11月6日)、
http://www.radioactivity-db.info/

11月8日は続けてあれこれ出ています。
放射性セシウムを調べた陰膳やマーケットバスケット調査の試料でのストロンチウムやプルトニウムの調査結果や
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000028846.html

平成25年3月の陰膳調査分の放射性セシウムの結果とか。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000028844.html
放射性セシウムは1年前よりも更に全体に低くなっているようです。

地道に調べていることで食品中の放射性物質の量も原料(農産物)での低下同様に、下がってきていることが出ていると思います。あとは基準値設定時のセシウム以外の放射性物質の寄与率の設定が十分だったか(ストロンチウム等)を地道に検証していくようですが、なかなか大変そうです。
[ 2013/11/09 08:21 ] [ 編集 ]
Re: トータルダイエットスタディ
tatsuさん

正確なところを教えて頂き感謝です!!
本文の当該部分を少し修正しました。用語の定義は大切ですね。

2つ目については、恥ずかしいタイプミス、自分では気が付きませんでした。なお、出典は本文にもリンクしてある http://jccu.coop/topics/radiation/intakeresult.html です。
[ 2013/09/25 23:17 ] [ 編集 ]
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[ 2013/09/25 21:40 ] [ 編集 ]
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