ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

CO2の鉛直方向の濃度勾配

[ 2013/09/18 (水) ]
温暖化のメカニズムに追記している中で、ふと、CO2の鉛直方向の濃度はどうなってるんだろう?と思い検索したら、幾つかの濃度勾配図がありましたのでアーカイブします。
別エントリーの大気圏の鉛直温度分布とセットの位置づけでもあります。

神奈川県における二酸化炭素濃度の立体分布について(相原敬次(神奈川県環境科学センター))

内陸部の宮ヶ瀬湖付近(宮ヶ瀬)と海岸部の大磯港付近(大磯)の2カ所で高度約3000mまで鉛直方向をヘリコプターに搭載した機器を用い1999年1月に測定

CO2鉛直方向01
●高度の低い部分では地上からの発生源の影響を直接的に受けて濃度が高く濃度変動大きいが高度の高い部分になると濃度は減衰し安定した濃度になる。
●高度の高い部分の二酸化炭素濃度は上層での風向によって濃度差が認められる。


民間定期航空機に観測装置を搭載し、成田、ジャカルタ、バンコック、北京上空におけるCO2濃度の鉛直分布を2005年11月に測定。(プロジェクトの試行段階)
CO2鉛直方向02
空港周辺では人間活動の影響で高い濃度を示している。日本付近では地表に近いほど濃度が高くなる濃度勾配が存在しているが、熱帯のジャカルタでは空気が良く混合しているので、CO2濃度が上下方向に均一である。

定期航空機で観測されたCO2 濃度鉛直分布の地域特性(町田敏暢(環境研)、松枝秀和、澤庸介(気象研))

これはプロジェクトの本観測(2006年10月以降)の結果である。
CO2鉛直方向03
           PUSは釜山上空、CGKはジャカルタ上空
釜山上空(PUS)では高度1km 以下でしばしば高いCO2濃度が観測されている。しかしながら、これらの空気塊を除くと下層におけるCO2 濃度の鉛直分布は自由対流圏の分布との連続性も良く、比較的広い地域の代表性のあるデータが取得できている
自由対流圏の鉛直分布には地域による違いが明瞭に表れており、北半球では夏季を除いて低高度ほど濃度が高い鉛直勾配が見られる。これに対してジャカルタ(CGK)のような熱帯域ではCO2 濃度が鉛直方向に比較的均一になっている。

つぶやき

緯度によって特徴はありますが、概ね、地表から3~4kmの範囲がそれより上空に比べて15ppm位濃度が高いと言えそうですね。


【メモ】
民間航空機を活用したアジア太平洋域上空における温室効果気体の観測(町田敏暢、松枝秀和、澤 庸介)
[ 2013/09/18(水) ] カテゴリ: 地球温暖化 | CM(0)
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