ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

フロンの排出量、回収量、破壊量のグラフ

[ 2018/10/25 (木) ]
データ更新。2018/10/25
(上記までの追記・更新記録は割愛)
初回公開日:2013/3/06


さまざまな資料からデータをかき集めました(一部は作成)。

HFC排出量の増加


HFC排出量2017
京都議定書の対象ガスである代替フロン(HFC,PFC,SF6,NF3)については、かつて排出量の太宗を占めた産業分野での排出が産業界の自主行動計画により減少する一方、近年、冷凍空調機器の冷媒分野において、特定フロンから代替フロンへの転換が進んだことに伴い、HCFの排出量が増加している。さらに、冷凍空調機器の廃棄時のみではなく、使用中においても経年劣化等により冷媒フロン類が機器から漏えいするため急増することが見込まれる。
すなわち、地球温暖化対策における代替フロンの排出削減、特に冷媒分野における対策の重要性が増している状況にある。

フロンの回収量グラフ

冷媒フロン類の回収量
冷媒フロン回収量2016

上記の内、業務用冷凍空調機器からのフロン類の回収量
業務用冷凍空調機器からのフロン類の回収量2017
2017年度の法に基づく業務用機器からの冷媒回収量は、
 機器の廃棄時等:3,700トン
 機器の整備時:1,395トン
法施行後13年間で見掛けでは増加しているが、2007(H19)年改正において、機器整備(故障修理)時の冷媒回収を義務付けたことの寄与が相当量を占める。
一方、回収率は一定の向上はみられるものの、10年以上3割台で低迷。
回収率が低迷している背景として、フロン類が無色無臭であり、大気放出が容易である一方、ユーザーが使用済み冷媒を回収業者に引き渡す際に高額な回収・破壊費用を支払う必要があることや、ユーザーにおいてそもそもフロン排出抑制法が十分認知されていないことが主因との指摘がある。

家電製品協会の集計

家電リサイクル法では、エアコン及び冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機に用いられる冷媒フロンと、冷蔵庫・冷凍庫に用いられる断熱材フロンの回収と処理が義務づけられている 。また、冷媒フロン及び断熱材フロンの回収重量、破壊業者への出荷重量、破壊処理重量の3点の帳簿記載も義務づけられている。

【エアコン及び洗濯機・衣類乾燥機のフロン回収量】
エアコン及び洗濯機・衣類乾燥機のフロン回収量2017
平成29年度のエアコンの冷媒フロン回収量は1,835トン、1台あたりの回収量は652g。
洗濯機・衣類乾燥機の冷媒フロン回収量は6.8トン。

【冷蔵庫・冷凍庫・断熱材のフロン回収量】
冷蔵庫・冷凍庫・断熱材のフロン回収量2017
平成29年度の冷蔵庫・冷凍庫の冷媒フロンの回収量は183トン、1台あたりの回収量は96g。
断熱材フロンの回収量は280トン、1台あたりの回収量は96g。

断熱材フロンとは、硬質ウレタンフォーム、押出法ポリスチレンフォームの発泡に使われているもので内部に残留するフロン類。現状では、埋立処分する前に細かく破砕する際に放散したり、埋立処分後も、徐々に大気中に放散してしまうものが多くある。
処理方法は2通りあり、①焼却炉での焼却(800℃以上の高温で96%以上(850℃でほぼ100%)が破壊・分解)と、②ウレタンフォームを破砕して発生するフロンを活性炭に吸着、脱着させ液化回収の後、専門業者で分解。
なお、製品のノンフロン化も進んできている。
【個人的メモ】
環境省 建材用断熱材フロンの処理技術

回収された冷媒フロン類の取扱い状況の推移(業務用冷凍空調機器)
回収された冷媒フロン類の取扱い状況2017
近年、ガスメーカー等による使用済み冷媒の再利用が拡大している。これにより、ユーザーの費用負担が軽減されれば、回収率向上に一定の効果が期待される。

フロンの破壊量のグラフ(業務用冷凍空調機器、カーエアコン)
フロン類の破壊量の推移2017
2017(H29)年度のフロン類破壊業者が破壊したフロン類の破壊量は4,543トン(図示にない、その他5トンを含む)。フロン類の種類別に見ると、CFCが2.7%で123トン、HCFCが45%で2,037トン、HFCが52%で2,378トン

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[ 2018/10/25(木) ] カテゴリ: オゾン層の破壊 | CM(0)
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