ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

光化学オキシダントの環境基準達成状況など

[ 2014/04/01 (火) ]
環境省の最新資料を反映しデータを更新。2014/4/1
初回公開日:2013/06/12


環境省の環境基準達成状況をベースに、光化学オキシダントについて関連情報をアーカイブします。
なお、PM2.5とSPMについては別エントリーPM2.5、SPMの環境基準達成状況、PM2.5はどのくらい危険なのか?にまとめてあります。

特記していない図表の出典は、「環境省 報道発表資料」2014/3/28 平成24年度 大気汚染状況について(一般環境大気測定局、自動車排出ガス測定局の測定結果報告) です。

光化学オキシダントの環境基準達成状況

2012(H24)年度の環境基準達成局数は、一般局で5 局(1,143 局の内)、自排局で0 局(30 局の内)であり、依然として極めて低い水準

環境基準
1時間値が0.06ppm以下(1973年設定

光化学オキシダント注意報
1時間値が0.12ppm 以上になり、かつ、気象条件からみてその状態が継続すると認められる場合に都道府県知事が発令。

昼間の日最高1時間値の年平均値は近年は漸増傾向であったが、2年連続での減少
     光化学オキシダント(昼間の日最高1時間値)の年平均値の推移
光化学オキシダント2012(昼間の日最高1時間値)の年平均値の推移

光化学オキシダントの原因物質である窒素酸化物と非メタン炭化水素の濃度

     二酸化窒素及び一酸化窒素濃度の年平均値の推移(一般局)
二酸化窒素及び一酸化窒素濃度2012の年平均値の推移(一般局)
二酸化窒素の環境基準
1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。(1978年設定


     非メタン炭化水素濃度(午前6時~9時における年平均値)の推移
非メタン炭化水素濃度2012(午前6時~9時における年平均値)の推移

なお、少し古い文献ですが、下記では、光化学オキシダントも中国からの越境汚染が大きな要因としています。
(一部のみ引用)

原因物質である窒素酸化物非メタン炭化水素の濃度は、発生源規制等により経年的に減少しています。原因物質が減っているのに、なぜ光化学オキシダントは増加しているの か?その原因はさまざま考えられますが、大気汚染物質の排出量が急増しているアジア大陸からの越境汚染が大きな要因になっていると考えられます。
光化学オキシダント以外にも、微小粒子や酸性物質、有害化学物質、重金属などが重要な越境汚染物質と考えられています。
光化学オキシダント、NOx、非メタン炭化水素の経年変化

出典:「国立環境研究所 環境儀 NO.33」2009/7 越境大気汚染の日本への影響 - 光化学オキシダント増加の謎

以下の出典は、平成25年光化学大気汚染の概要-注意報等発令状況、被害届出状況(環境省2014/1/21)で、2013年分も載っています。
光化学オキシダント注意報の発令延べ日数

光化学オキシダント注意報の発令延べ日数(都道府県単位での発令日の全国合計値)光化学オキシダント2013の01

都道府県別光化学オキシダント注意報発令延日数状況図(平成25年)
     平成25年の都道府県別光化学オキシダント注意報発令延日数状況図

つぶやき(再掲)

大気汚染物質の環境基準の達成率の悪い順、すなわち、汚染レベルでは、
   光化学オキシダント>PM2.5 
で、これらがワースト2です。
環境基準は対応施策の目標となるもので、健康被害には直接的にはリンクしないものですが、光化学オキシダントがあまり騒がれていないのは、慣れているせいでしょうか?
それとも、PM2.5は発がん懸念のイメージ、光化学オキシダントは目やのどへの直接被害という、健康被害の質の違いによるものでしょうか?


関連エントリー

PM2.5、SPMの環境基準達成状況、PM2.5はどのくらい危険なのか?
[ 2014/04/01(火) ] カテゴリ: 大気汚染 | CM(0)
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