ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

がれき広域処理に目処(1月末時点の進捗)

[ 2013/02/24 (日) ]
久しぶりの瓦礫エントリーです。

環境省が1月末時点の進捗状況を更新しています。

がれき処理20130131 

災害廃棄物
岩手県:39%、宮城県:51%、福島県:31%
宮城県、岩手県の両県とも、県内処理体制の整備、広域処理受入先の確保等が進み、平成26年3月末までに処理可能な見込み。
津波堆積物
処理ラインの設置、再生利用先の確保の遅れに加え、天候等の影響により処理の進捗は限定的だが、処理体制の整備が進んでおり、平成26年3月末までに処理可能な見込み。
広域処理
必要量約69万トンに対し、既に62万トン受入先確保。これまでに、1都1府13県65件*において実施(約25万トン処理済み)
*青森,秋田,山形,福島,茨城,栃木,群馬,埼玉,東京,新潟,石川,福井,静岡,大阪,福岡。ほかに富山県も受け入れを表明。
福島県
災害廃棄物の国の直轄処理対象地域では、2 月から最初の仮置場への搬入が開始されたところであり、処理の加速化が必要な状況。また、代行処理についても、最初の仮設焼却炉の処理が2 月から開始されたところであり、同様に加速化が必要な状況。
津波堆積物の処理割合は2%。公共工事での再生利用が進んでいないことなどにより、進捗は不十分

 出典:災害廃棄物処理の進捗状況(3県沿岸市町村)(概要) ←なぜか、2ページのPDFなのに重いです。こちらのフルバージョンの方が軽い。

うるしねまきさんの「粗忽な夕べの想い」がれき広域処理に目処(2013/2/23)で過去経緯を含め纏めておられるので、全文引用させて戴きます。

 (改行、太字加工はブログ主による)

 毎日新聞によれば、震災がれきの広域受け入れで9割を確保し、残りにも目処がつき、目標とした来年3月までに達成される見込みだという。当初の推定と比較して実際の量が大幅に減少したとはいえ、岩手、宮城の焼却場増設までのつなぎとして、震災がれきの処理スピードアップに広域処理は充分貢献したことは事実である。

 特に、同じ東北の青森、秋田、山形の隣県がいち早く受け入れに応じたことは大きい。やはり、同じ東北の仲間だという連帯意識が健在だっとのだろう。そして震災で被害を受けた関東さらに北陸4県も概ね受け入れを実施した。また静岡、大阪、福岡といった震災の直接の影響がなかった府県もこれに応じてさらに動きが広がった。

 ただブログでも度々記事にしているように、この広域処理に反対する「市民」の反対行動は異常というほかなかった。放射能汚染を忌避する市民の感情は理解できるとしても、その抗議は理不尽な妨害活動といってよく震災復興への汚点を残してしまった。しかしこれも市民レベルだから、ある面想定できなくもなかったが、公の首長が執拗とも思える異議を申し立てたのは驚きだった。それも新潟県知事という立場で、県内の受け入れを表明した都市に口(それも暴言といってよい)を挟むという異常事態だ*。特別理由といってもとても理由といえるものではない。「政府の受け入れ基準が曖昧」というわかったようなわからないような言い逃れにしか思えない。今後の震災復興を検証する上でこの知事の言動は看過できないものだ。

 ともかく、震災がれきの処理で県内外を含めて、宮城、岩手で目処がたったことは良かったと思う。広域処理に反対する人々は震災地の雇用創出を阻害するなどと主張しているが、地元住民はこうしたがれき処理の仕事を本来の雇用とは思っていないはずだ。

 がれきが消えても被災地の復興はこれからが本番だ。高台への集団移住もなかなか進んでいない。港湾施設の復興もまだまだ充分ではなく、住民の流失が依然続いている。同じがれきでも福島では旧警戒区域のものが難航している。仮置き場の確保さえまだ半分にとどまっているのが現状が。震災からもうじき2年、厳しい現実を改めて見せつけられる。

* (ブログ主注)泉田裕彦知事の最近の暴言の例:毎日2013/2/15 がれき埋め立て、知事「殺人に近い」柏崎、三条市は作業継続
●2/25の読売社説放射能の基準から考え直せにも泉田裕彦知事への諫言が。

つぶやき

つぶやきたい事は、うるしねまきさんが全て書かれています。


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[ 2013/02/24(日) ] カテゴリ: 瓦礫(がれき)の処理 | CM(2)
Re: こんにちは
うるしねまきさん、今晩は。

私も良く拝読していますし、同好の士と推察しておりますので、コメントを交わすのが初めての気がしません。
過分なご評価を戴きましたが、自分では、単なる知りたがり屋の理系的なブログだと思っております。元々、文書を書くのは得意なほうではないので、データ主体のレポートを書く感覚で始めて現在もその延長です。最近はブログ更新が少し滞り気味になってきましたが。
私からみると、うるしねまきさんの文章は、適度に感情がこもっているしうらやましいです。
ブログ個性は違いますが、理不尽への怒りや思いに共通のところが多いですね。今後とも、宜しくお願いいたします。
[ 2013/02/24 20:41 ] [ 編集 ]
こんにちは
icchouさんのブログはいつも読ませていただいております。今回は私の拙い記事を取り上げていただきありがとうございます。
貴グログは、自分とは違い、いつも豊富なデータを駆使してとてもアカデミックに纏めらておられてそのレベルの高さには感心致します。
またその思考方向も共鳴する部分が多く、同志を得たような心強さを感じることが多いです。
自分の記事の初稿は誤字脱字がよくあって心苦しいのですが、随時訂正をしていますのでよろしくお願いします。
[ 2013/02/24 19:40 ] [ 編集 ]
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