ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

活断層の定義(耐震設計審査指針)、調査への違和感

[ 2012/12/20 (木) ]
以下のほかでも、適宜、追記しています。
『変動地形学』に関する一般知識的なことを追記。2012/12/28
『5.規制委員会の調査結果に対する代表的な反論』を追記。2012/12/25
『7.活断層に関する一般情報』を追記。2012/12/21


 原発の活断層についての論争が大きくなっていますので、情報を正しく判断するためにチョット調べてみました。基本となるのは『発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針』です。

1.耐震設計審査指針の経緯
 【参考エントリー】★原子力政策、電力政策、原発の歴史年表

■ 1978年 初めて制定された。
時系列的には、この時点ですでに稼働している原発が存在しています。
  1970年:敦賀発電所(日本初の商業用軽水炉、万博会場への送電を開始)
  1970年:美浜発電所
  1971年:福島第一発電所
  その他、略。建設のピークは70~80年代
■ 1981年に一部改定
軽微な改定のようです。
■ 2006年 28年ぶりに全面改定
これが現行の基準的なものですが、名前のとおり(法律ではなく)ガイドラインです。
【追記】
■ 改訂に伴い、原子力安全・保安院から耐震バックチェックの実施と、その実施計画書の提出が指示された。その後、2007年7月16日に新潟県中越沖地震が発生。これを受け経産省から、新潟県中越沖地震から得られる知見を耐震安全性の評価に適切に反映することと、耐震安全性評価の実施計画の見直し結果の報告等を求める指示が2回出された。
各社からの中間報告(一部最終報告)を評価済みまたは審議中で、これが現行の活断層調査に繋がっているようです。

2.耐震設計上考慮する活断層(指針における活断層の定義)

 絵で説明した資料を見つけたので引用します。

活断層の定義
 活断層の活動性評価に万全を期すためにその評価期間について、旧耐震指針では5万年前以降としていたものを、後期更新世(13~12万年前)以降の活動が否定できないものに拡張。
 変動地形学的調査、地質調査、地球物理学的調査手法を総合した、より詳細かつ入念な活断層調査を実施。
出典:NSC原子力安全委員会 2007/10/24 耐震設計審査指針の改訂

下記は、地震について(専門的で少し難しい)も記載してあります。
耐震指針の改定
出典:関西電力資料 耐震指針の改定

2006年版の全文は発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針

以上の指針とは別に
「原子力発電所の地質、地盤に関する安全審査の手引き」(2010年12月改訂)
「原子力発電所の地質、地盤に関する安全審査の手引き」の改訂に当たっての見解(平成22年12月)の中に次の記載があります。
耐震設計上考慮する活断層の露頭が確認された場合、その直上に耐震設計上の重要度分類Sクラスの建物・構築物を設置することは想定していない。
【追記】
澤田哲生氏が「GEPR」2013/1/15 原子力規制委員会は「活断層」判断の再考をで以下のように論説している。

「想定していない」という記述は、何も規定がないことを示している。メディアで伝えられているように「活断層の上に設置してはならない」という文章はどこにもない。「想定せず」と「禁止」には大きな差がある。規定がなければ、新規定を設けてそれに基づいて判断するか、規定の意図を組んで行政が事業者との合意の上で適用するしかないだろう。



3.(今後、改定予定の)新・新指針に関する情報
とりあえず、巡り合った情報を放り込んでおきます。

★「電気新聞」2012/12/10 規制庁、活断層の定義変更へ 40万年前対象に
★「朝日新聞」2012/10/24 活断層の定義「40万年前以降」に 原発耐震指針に影響
(一部のみ引用)

島崎氏はこの日、報道関係者の取材に、40万年前以降は現在と同じような力が地下にかかっているとの、考えを示した。隆起した地形などからみて、こうした考えは専門家の間では一般的な考えになっている。このため、40万年前以降に動いた断層は今後も動く活断層の可能性があると指摘した。
現在、原子力規制委は耐震指針を含む原発の安全基準の見直しを進めている。地震学が専門なのは、5人の中で島崎氏だけ。今後の見直しの議論は、島崎氏の考えを軸に進められるとみられる。活断層の定義が拡大すれば、これまで活断層ではないと判断していた断層が耐震設計上考慮すべき対象に加わる。



4.つぶやき

 指針を読み込むのは、素人にはしんどいですね。ごく表面の理解だけでした。

 様々な論説がありますが、原子力規制委員会は指針に従って純粋に科学的な判断再稼働の可否を表明すれば良いかと思います。
ただし、限られた少数のメンバーだけの見解であることや検討時間が短いことなどの指摘については同感ですし、違和感を持ちます。
指針には、“より詳細かつ入念な活断層調査を実施”とありますね。今回出す結論は暫定版としたほうが良いと思います。
あと、報告書が後回しになり*感想コメント風に発信しているのはいかがなものかと。

 いずれにしろ、廃炉の話を含めて、指針(規範)を既定のものとして捉えるのではなく、それが定められた背景にまで踏み込んでリスクを評価することも必要で、それに値する命題かと思います。今の調査団にそこまで求められてないのは承知なので、新たなリソース(検討組織や検討時間など)が必要ではないでしょうか。

 以上、素人の意見でした。

* 「Bloomberg」2012/12/12 原子力規制委:敦賀原発「活断層」判断で報告書作成へ

5.規制委員会の調査結果に対する代表的な異論

★「GEPR」2012/12/25 原子力規制委員会の活断層評価に思う — 行政訴訟による法的決着も視野に入れ、適正な判断をうながせ(一般投稿)
(ごく一部のみ引用)

 十分な論議するための時間の確保を怠り、一方的な決めつけや事業者の意見に耳を貸さない姿勢が露骨に目立つ。
 大飯、敦賀、東通の調査を行なったメンバーを見る限り、活断層研究の専門家がほとんど入っていないという声も関係者の中では聞かれる。しかも反原発派と共著を出す研究者もメンバーにいる。
 今回の規制委員会の面々が(現行基準を2006年につくった時や以前の安全審査や、耐震バックチェックなど)これら当時の審議過程や報告書を十分読んで審査に臨んだのであろうか。仮に報告書を読んでいたのであれば、「ここがおかしい。ここが全体として矛盾している」という技術的な解明プロセスがまったく見えない
 今求められるのは、技術を持っている者同士(規制側・事業者側)の誠実な議論であり、権威と企業のやりとりでない。規制委員会の面々も誤解をしてもらっては困る。
 (東北地方太平洋沖地震の発生によって)地震関係の専門家は及び腰の姿勢が身についてしまった。何事も「可能性を否定できない」と、都合の良い言い逃れをするようになっているようだ。これらが原子力の耐震規制の枠組みに浸透し始め、時として過大な安全を夢想し責任回避を重ねる癖がついたように想像する。


★Togetter シマウマ(f_zebra)さんと考える「敦賀発電所の破砕帯調査」の中身は?(by usg_ringoさん)

6.調査団のメンバー

【関連エントリー】(委員会のメンバーなどはこちら)
★【基礎資料】原子力規制委員会、原子力委員会

 調査団は5人で構成され、規制委の島崎邦彦委員長代理以外の4人の専門家は原発ごとに入れ替わる。日本地質学会など4学会から推薦を受けた専門家から選んでいる。
氏名役職専門・略歴など
共通
島崎邦彦
原子力規制委 委員長代理
(東京大名誉教授)
元日本地震学会会長、
元地震予知連絡会会長
地震学者、
(自然災害科学、
固体地球惑星物理学)
大飯原発
11月2日


追加調査
12月28,29日
渡辺満久*東洋大
社会学部 教授
メンバー略歴
広内大助信州大
教育学部 准教授
岡田篤正 立命館大
グローバル・イノベーション
研究機構
( 歴史都市防災研究センター)
教授
重松紀生産業技術総合研究所
活断層・地震研究センター
地震素過程研究チーム
主任研究員
敦賀原発
12月1~2日
鈴木康弘名古屋大学
減災連携研究センター 教授
メンバー略歴
堤浩之京都大学大学院
理学研究科地球物理学教室
准教授
藤本光一郎東京学芸大学
教育学部 准教授
宮内崇裕千葉大学大学院
理学研究科 教授
東通原発
12月13~14日
粟田泰夫産業技術総合研究所
活断層・地震研究センター
主任研究員
メンバー略歴
金田平太郎千葉大学大学院
理学研究科 准教授
熊木洋太専修大
文学部 教授
佐藤比呂志東京大
地震研究所 教授
志賀原発未定
美浜原発未定
* 渡辺満久氏は少々気になる方です。下記の安井至教授のコメントでも指摘されています。

7.活断層調査などに関する一般情報
とりあえず、巡り合った情報を放り込んでおきます。

【追記】

★「日経新聞」2012/10/29 せめぎ合う理学と工学 原発が問う活断層の定義 編集委員 滝順一
(一部のみ引用)

 ここで問題になるのは活断層の定義だ。シンプルに定義すれば繰り返し動く断層が活断層だ。繰り返して動くかどうかを知る手がかりは過去の履歴しかなく、これまで原発の耐震設計審査指針は12万~13万年前以降に動いたものを活断層としてきた。
 これに対し今月23日「指針は金科玉条ではない」と、島崎邦彦委員長代理(地震学)は指針の見直しを視野に活断層を40万年前までさかのぼって判断する考えを示唆した。活断層の定義が揺れた瞬間だ。
 なぜ40万年前か。日本列島は大洋と大陸のプレート(岩板)がぶつかりあう場所にある。プレート移動で列島にかかる力は少なくともこの40万年間は変わっていないからだと島崎氏は言う。同じ力のかかり方が続いていれば地殻は同じような割れ方をする。
 2010年に政府の地震調査研究推進本部がまとめた報告でも「40万年程度を目安にする」としている。地震学や地質学など地球科学の共通見解といってもよいのだろう。
 振り返れば現行の指針はいわくつきだ。かつて指針は調査対象の断層を「5万年前以降」としていた。しかし未知の断層が動いた鳥取県西部地震(2000年)などを契機に改定され06年に今の形になった。
 改定作業に携わった地震学者の石橋克彦・神戸大学教授(当時)が、改定案では活断層の見落としがありうることなどを理由に辞任する「事件」があった。
 石橋氏がそのころ雑誌に書いた文章からは、島崎氏と同様の考えに立ち「50万年前以降」を主張したが、受け入れられなかったことがうかがえる。そもそも改定作業自体が「既存原発が1基も不適格にならない指針を目指していたと考えられる」と悔しさもにじむ。
 当時取材する側として、「5万年前」から「12万~13万年前」へ原発にとってより厳しい指針になったと感じたのを覚えている。しかし結果として原発の耐震補強は進んだが、立地が不適格とされたものはない。
 何が石橋氏の主張を拒んだのか。その問題は重大だが、ここでは一連の経緯から見える理学(サイエンス)と工学(エンジニアリング)のせめぎ合いとでもいえるものに注目したい。
 地震学などサイエンスの考え方は、自然が発するメッセージを厳密に読み取り人間社会の都合による妥協が入る余地がないものだ。エンジニアリングは直面する現実との折り合いの中で達成可能な解決法を見いだそうとする性格がある。
 福島第1原発事故以前の班目春樹・前原子力安全委員長の発言として知られる「割り切らなければ設計はできない」は、エンジニアリングの考え方をよく表している。善しあしの問題ではなく異なる考え方があるということだ。
 米原子力規制委員会(NRC)のアリソン・マクファーレン委員長も日本の学会誌への寄稿論文で「工学と地球科学の断絶」を指摘する。地球史的な長さで考え自然を予測困難とみる地球科学者に対し、工学者人間社会のスケールで物事をとらえる傾向がある。
 同委員長は地質学者だ。米国での使用済み核燃料の処分をめぐる議論で2つの分野の違いを実感したそうだ。同じことは「地震と原発安全」の問題にも当てはまるとみる。
 日本の過去の原子力安全規制はともすれば、サイエンスの見方を現実との折り合いの中で曲げてしまう傾向があった。その結果として福島事故を招き*、その教訓から現在の規制委が生まれた経緯を考えれば、規制委がサイエンスに忠実であろうとするのは当然だ。
 それならば、規制にかかわる学者には原子力への個人的思いなどを排して徹頭徹尾、サイエンスの姿勢を貫いてもらいたい。特定の地層をめぐり判断が分かれ、激論になることもあるだろう。
 島崎氏は記者会見で「予断を持たずにものを見ることが基本だ。自然の伝えることに耳を傾ければ一致する」と述べた。規制委は大飯に続き、北陸電力志賀原発(石川県)など5つの原子力施設を調べる計画だ。言葉通りの実りある科学の判断を期待する。
 一方で世の中にはサイエンスだけではなくエンジニアリング的な発想も要る。
 規制委の科学的な判断を曲げることなく、エネルギー安定確保という国家的な課題の中で社会にどう着地させるのか。原発の耐震強化など文字通りの工学的な解決策もあり社会的、政策的な手法もあるだろう。
 例えば規制委の放射能拡散予測で生じた自治体の動揺にどう対処し住民が納得する防災計画をつくるのか。政府内でエンジニアリング的な機能をだれが担うのかがはっきりしない。
 工学と地球科学の断絶を日本が誠実に乗り越えることが「原発をこれから使う世界の国々にとって極めて重要だ」。マクファーレン氏はこうも書いている。

* この部分は、程度の問題で、一概に言いきることもできないのでは。「GEPR」2012/12/17 原子力エネルギー、官による規制だけで安全は確保できない グレゴリー・クラーク氏

★安井至教授「市民のための環境学ガイド」2012/11/11 大飯原発に”活断層?”
(前半には、基礎的なことや参考になるサイト紹介が記載されている。)
(最後に安井教授の感想があるので、引用します)

 まず、全体として、科学的な議論ができているが、渡辺氏の発言には、一部政治的な判断が含まれている。最初に島崎委員長代理が述べているこの有識者会合の取り決めを逸脱しているようにも思える。
 議論の内容は、専門的すぎて、とてもとても理解不能である。
 しかし、どうやら約12.6万年前以後に動いたかどうか、という基準に対して、まさしく地質学的な検討が行われており、このような検討が、大飯原発に対してこの破砕帯がもたらすリスクがどのぐらいのものであるのか、を検討する会合とは程遠い。まず、これからやろうということなのだと思われる。
 法律的(?)に約12.6万年という基準が決まった経緯は分からないが、現時点での議論は、今後、大飯原発が設計されたとき、この基準が守られたかどうか、という法律論で議論され、結論が出されることを意味しているように思える。
 日本の他の原発の状況を知らないが、恐らく、このF6破砕帯程度の地形は、どこにでも有りそうに思える。大飯が存在している地域は、三方五湖に行った経験から判断して、なかなかの景勝地ではないか、と思われるが、このような景勝地は単に侵食が起きたとも思えない複雑な地形であって、その複雑な地形は、恐らく複雑な地殻変動によって作られたものと思われるので、景勝地を探せばいくらでも出てきそうに思える。
 本来何を知りたいのか。それは、原発を再稼働し、その後漸減するとしたとき、今後30~40年という原発の寿命の間に、どのようなリスクがあるかというの評価だろう。
 すでに示したように、牛臥寺断層のように、700年毎に動いていて、最後の活動がら1200年も経過しているといった断層がある。この断層が今後30年で動く確率は、産総研によれば、図で示したように、BPT分布モデルによる計算では25%となっている。
 12.6万年以後に動いたかどうか、などという議論をいくらやっても、40年程度以内に、この断層が動くのか、といったリスクを定量的に評価する議論につながるとも思えない。
 30~40年という時間は、12.6万年と比較すれば0.03~0.04%に過ぎない。
 このままの議論が続けば、結局は、日本人特有のゼロリスクを求める「肌感覚的結論」に陥ってしまいそうに思える。
 重松氏が行なっているような、応力場を考え、現在の応力場がこの断層を動かすのかどうか、といった議論が、リスク屋にとっては、もっとも理解しやすいものであった。
 リスク屋的な感覚から言えば、重要なことは、もしもこれが断層であって、それが動いたとして、どのような影響がでるかを評価することだろう。それによって、原発事故を引き起こすかどうかに関するリスクをどのぐらい増大するのか、ということである。
 そのような議論はこれからだろうが、この断層によって破壊される可能性のある装置は何か。もしも、地図に見られるように非常用の海水の緊急取水路のようであるが、これが失われたとき、余裕をもって低温停止状態になるかどうか。既設の発電所の再稼働に関しては、このような判断を先に行うことも、有りうるのではないだろうか。


★安井至教授「市民のための環境学ガイド」2012/11/18 安心と活断層
★「九州電力」用語の説明 から一部引用。

変動地形学的調査とは、断層や褶曲当により動いた形跡のある地形のことを変動地形といい、特にこれに着目した空中写真判読等による調査のことです。


★「日経新聞」2012/12/28 原発に活断層ドミノ 「変動地形学」でクロ判定(真相深層)
(一部引用)

 伝統的な地質学の手法では、あたりを付けて地中深く溝を掘ったり掘削したりと、苦労して活断層を見つける。
 これに対し変動地形学の手法では地下の断層の活動によって造られた地面の起伏(変動地形)やゆがみに注目する。航空写真や地表の調査などから地下の活断層を見付け出す。産業技術総合研究所活断層評価研究チームの吉岡敏和チーム長は「いずれも大地の成り立ちを探る学問だが、地質学が地下をみるのに対し、変動地形学は地表をみるため新しい時代の情報を得やすい」と解説する。
 1995年の阪神大震災以降、活断層と地震との関連が注目されるようになり、変動地形学を活用して日本列島で活断層を洗い出す作業が本格化した。これまで見つかった活断層の数は全国で2千を超すといわれる。
 敦賀原発でも東通原発でも調査団5人のうち2~3人が変動地形学の専門家。その結果、今の「活断層ドミノ」が起きた。
  航空写真や地形から地下の活断層を推定する手法は、土壌の試料を分析して活断層を断定するような自然科学的な厳密さには欠ける。10日の評価会合でも、ある専門家は「変位があるようにもみえ、ないようにもみえる。判断が難しい場合は活断層と考えるべきだろう」。変動地形学は活断層そのものというよりは「可能性」をあぶり出す。


★「土木学会」3. 四国の活断層から『活断層』、『第四期断層』、『文献活断層』、 『リニアメント』
活断層に関連する用語
★「防災科学技術研究所」6.2 活断層
★「文科省」日本の地震防災 活断層
★「活断層研究 28号 2008年」日本における活断層調査研究の現状と展望 岡田篤正

個人的メモ

★「日本経済新聞」2013/1/14 孤高の原子力規制委 厳格一辺倒の落とし穴
★「農と島のありんくりん」2013/1/4 原子力安全委員会・田中俊一委員長インタビュー 規制委は規制委として独立した科学技術的な判断をする


日経2012/12/18より
原子力規制委員会も主な予定 2013年7月:参議院選挙

★Togetter 原子力規制委員会による判断が廃炉に至ることについて、齊藤誠一橋大教授との意見交換(by aquamasaさん)齊藤誠一橋大教授と飯泉仁さんの論議です。勉強になりました。
★「原発・核関連地図」2013/1/20 規制委活断層調査一覧
★「学術の動向 2012/3」東北地方太平洋沖地震を踏まえた原子力発電所の耐震・耐津波指針(入倉孝次郎)
★「ryoko174の混沌日記」2012/12/16 活断層騒ぎに見る「日本政府の断層」
★「アゴラ」2012/12/13 敦賀原発、廃炉を早まるな--原子力規制委員会の危うい「やる気」を批判する 石井孝明
★「ニューズウィーク日本版」2012/12/14 野田政権はなぜ敦賀原発を「事後法」で廃炉にしようと急ぐのか 池田信夫
用語解説
★atomica 原子力発電所の耐震設計
★東京近郊の活断層
★「東京都市大学 平野光將氏」耐震設計審査指針の考え方と過酷事故対策ついて
[ 2012/12/20(木) ] カテゴリ: 原発に直接に関する事 | CM(4)
Re: 活断層のリスクも検討が必要ですね
まったく同意です!

齊藤誠一橋大教授(経済学)も、本文の個人的メモで紹介しているTogetter以外の最近のツイートでも、同様のご意見でした。
https://twitter.com/makotosaito_v3/status/284719609280622592
https://twitter.com/makotosaito_v3/status/284722980678950913
この様な、冷静な意見が増えるといいなぁ、と思っています。
[ 2012/12/31 17:00 ] [ 編集 ]
活断層のリスクも検討が必要ですね
>今の検討のミッションは、指針に照らして“活断層かどうか”、“あるかないか”をジャッジすること

そうですね。
ただ、定義を変更したことは説明する必要があります。
今の報道では昔は活断層を無視して建設したような印象を受けかねないので。

>廃炉判断には、その活断層によって引き起こされる事態のリスク判断が改めて必要となるかと。

私は活断層のリスクがどの程度なのかが十分に理解出来ていません。

icchou さんが集めて下さったリンクをざっと見ても日本中が活断層だということは分かるのですが、結局どれが活動するか分からない訳ですよね。
あの大地震も専門家が誰1人として予想出来なかったですし・・
後付けで予想したと言い張っていた人は何人かいましたが「あれもこれも危ない」という下手な鉄砲状態だったので、結局は地球のどこに居ても大地震には遭遇するくらいに思っています。

だから、活断層の有無によって地震が起きた時の原発のダメージが違うのだと思いますが、活断層が無いから安心という訳でも、あるから危険という訳でも無いのでは?という気持ちもあるんですよね。
そうなると原発のリスク管理においては活断層より原発と一般市民の居住地の距離や避難態勢や医療体制の方が大切なのではないかと思ったりもします。

地学は分野外なので、地学科の先生にそのうち意見を聞いてみようと考えています。
[ 2012/12/31 12:23 ] [ 編集 ]
Re: 勉強になりました
コメント、ありがとうございます。
この問題は素人が深入りするのは難しいですね。
専門家が結論を出した時に、丁寧に説明して戴いて、3割位判るレベルになっていたいと思って勉強を始めた次第です。(知りたがりの虫が騒ぐままに)

(調査団メンバーの一部に固有の問題があるらしいことはひとまず横に置いて)
今の検討のミッションは、指針に照らして“活断層かどうか”、“あるかないか”をジャッジすることなので、出来るだけ科学的な判断を期待しますが、確かに、痛い目にあった後なのでオーバー目の判断がなされたり、そういう判断が支持される傾向があると思います。(5人とはいえ、意見を合わせないのが本性である学者さん達には少々手ごわい命題で、結論が出ないという事態もありえるかと。)

それらの要素も背景としてジャッジすれば良いのでしょうが、活断層とジャッジした場合は、廃炉判断には別の検討フェーズが必要ではないかと思います。
指針は原発の立地選定時のガイドラインであり、活断層の上に重要度な建物・構築物を設置することは想定していない訳で、廃炉判断には、その活断層によって引き起こされる事態のリスク判断が改めて必要となるかと。
原発の寿命までの期間での地震発生の可能性判断は必要でしょうし、活断層の変位?や加速度?によるシステム全体の被害想定など、かなり広範囲の専門家が必要になるかと思うのですが、、、
それは現状の科学が答えを出せる命題なのか?も判りませんが。
[ 2012/12/30 21:40 ] [ 編集 ]
勉強になりました
私も判断に関わる人々の肩書きを見て彼らは専門家では無いのでは?と思っていたのでこの記事は勉強になりました。

もちろん、ある程度の知性を持った専門外の方々が納得されるような説明を専門家が出来ることがリスク管理では必要だと思うので、全員理系でこのような判断をする必要も無いと思います。

ただ、原発事故に対して【原発=悪】のような思想の先走ったリスク管理を主張する方が社会学者などに多いことは気になっています。

もう一つ、規制委員会を作った以上はどこかの原発を運転見直しにしないと格好がつかないという事情も影響するのではないかとも考えています。

どちらにしてもこの問題を私達が考える上では、活断層に対する正しい知識が必要ですね。
[ 2012/12/30 11:36 ] [ 編集 ]
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