ポストさんてん日記

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福島第一、地震データ隠し? 地震による直接被害隠し?

[ 2011/05/12 (木) ]
5/10読売に女川原発に関する、『地元首長ら相次ぎ容認意向』の記事があった。

 そこまで被害調査と復旧が進んでいるのか?チョットうかつだった、と思い調べてみた。
 なぜなら、女川原発と福島第一原発でどんな被害があったのか? 被害の違いは?を知る事は、現在の耐震基準への評価に繋がり、今後の原発行政の行方に関して、重要なファクターだと思っているので。

 ところが、被害状況に関する報告は、比較的初期のプレスリリースだけで、その後は無い。
 4/1 原子力安全・保安院
   福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の地震観測記録について(お知らせ)
 4/9 東京電力
   津波の調査結果について
 4/7 東北電力
   女川原子力発電所における地震観測記録の分析および津波の調査結果について
 同上
   津波の調査結果の概要

 これらの情報を見ているうちに、いくつかの疑問が生じたので、まとめておく。

1.【女川原発について】
 なぜ、今の時期に、地元首長らが再開を容認する意向を示したのか?東北電力は夏場の運転再開は難しいとしているし、詳細な被害報告や復旧報告もないのに。
(04/26に宮城県などは震災後初めてとなる立ち入り調査を実施した。村井嘉浩知事も調査に参加した。視察後、村井知事は「地震と津波で被害はあったが、最小限と確認でき安心した」と強調。との報道はある。)

→浜岡原発の運転停止にあえてタイミングを合わせた世論誘導ではないか?
→しかし、これは、3項に比べれば、本質的な事ではないが。


2.津波被害について
福島第一・第二原発と女川原発の津波比較
福島第一福島第ニ女川
想定された津波の高さ5.7m5.2m9.1m
主要施設の設置高さ10m前後12m前後13.8m
実際の津波の高さ14~15m5.6~7m13m
       福島第一と第二については、
       保安院から7/8までに、詳細を分析・評価し報告する様、指示がでている。

 これらはプレスリリースのデータ故に、今までに報道されていた事と、同じである。

3.地震の揺れのデータ(ガル)
 発表データの一部を以下の表に抜粋する。
 なお、福島第一、福島第二については、
 『今回公表された値は、全ての地震観測記録が得られていない状況での暫定値であるため、原子力安全・保安院としては、今後回収される地震観測記録を含めた詳細な分析結果が報告され次第、今回の地震の揺れが設備に与えた影響の有無、程度等を検討するよう、東京電力株式会社に対し、指示する予定です。』
 との事である。

【福島第一】      単位:ガル(加速度値)
観測記録基準地震動Ss
東西方向東西方向
2号機原子炉建屋最地下階550438
5号機原子炉建屋最地下階548452
         注1:記録は地震発生から約130~150秒程度でストップしている

【福島第二】      単位:ガル(加速度値)
観測記録基準地震動Ss
南北方向南北方向
3号機原子炉建屋最地下階277428
         注1:記録は地震発生から約130~150秒程度でストップしている

【女川】      単位:ガル(加速度値)
観測記録基準地震動Ss
南北方向南北方向
1号機屋上2000(注1)2202
燃料取替床(5階)13031281
1 階573660
基礎版上540532
        注1:当該地震計の最大設定値(2000ガル)を上回っているため参考値
        3/11発表の保安確認用地震計では567.5ガルだった。
        (保安確認用地震計とは、速やかな公表および点検の際の目安に活用す
         るために、地震直後の最大加速度値を表示するもので、1号機原子炉
         建屋地下2階に設置)

【参考として2007年新潟県中越沖地震時の柏崎刈羽原発の地震データ】Wikipedia
       3号機タービン建屋1階で 2058ガル(想定834ガル)
       地下3階で          581ガル(想定239ガル)
       3号機原子炉建屋基礎で  384ガル(想定193ガル)

(以下、素人ながら)

各表の『基準地震動Ss』とは、報道などでは、想定とか耐震性の基準値などと言い換えている項目である。

(1)【女川】
 基準地震動を一部上回っているものもあるが、ほぼ同等となっている。
 つまり、ほぼ耐震設計で想定した範囲だったと言える。

(2)疑問点1:【福島】地震データ隠し?
 福島第一、第二のデータは原子炉建屋最地下階だけである。
 女川や過去の柏崎刈羽のように、それ以外のデータもあるはず。

 女川の資料には、観測点の配置図もあるのだから。
女川原発の地震計の位置
(出典)東北電力 女川原発の報告書の資料

 福島第一の1号~4号は、放射線の影響などで拾得できないのかも知れないが、
 ならば最地下階だけが公表されているのはなぜか?
 福島第一5,6号や福島第二のデータはあるはずでは?

→データ隠しが行われているのではないか?

(3)疑問点2:【福島】地震被害隠し?
 それらのデータを隠している理由は、地震の揺れによる直接被害を隠す為ではないか?
 今までの説明や報道は、地震よる直接被害はなく、その後の津波により、甚大な被害を受けた、事になっている。

→一時期、ネット上でも、地震による直接被害についての疑念が、結構あったと記憶している。
→地震による直接被害があったとすれば、現在の耐震基準への評価、今までの原発行政への評価に発展する問題となる。
→地震による直接被害があり、それを隠しているのではないか。


【関連エントリー(新しい順)】
●福島第一、やはり地震で大きな損傷、『福島メルトダウンの背後にある衝撃的事実』
●(第2報)福島第一、地震データ隠し?地震による直接被害隠し? 
●福島第一、地震データ隠し?地震による直接被害隠し? →本エントリーです
[ 2011/05/12(木) ] カテゴリ: 今では古い陳腐化情報 | CM(0)
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