ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

【改01】震災がれき(瓦礫)の広域処理、計画と実績、皆さんの意見

[ 2012/07/15 (日) ]
 『可燃物は新規要請せず、その他、最新データに更新』2012/8/29


 広域処理が進まない状況の中で、雇用面などを掲げて、県内(自県)処理すべきなどの主張もある様ですが、計画レベルでも広域処理の比率は6%~8%です。 被災地の首長も広域処理を希望(3項)しており、まずは計画を進めるべきで、その中で修正すべき事があれば対応して行けば良いかと思うのですが。
 広域処理の進捗は6%弱であり、問題は計画がほとんど進んでいない事です。
【追記】
 可燃物・木くずの広域処理については、新たな受入れ先の調整は必要なくなったようです。
 
1.震災がれき(災害廃棄物)の広域処理、計画と実績

計画と実績

発生量 *2広域処理
希望量8月27日 実績 *1受入
予定量
ABC
岩手県525万トン
(約12年分)
42万トン
(Aの8%)



 
青森県
秋田県
山形県
福島県
群馬県
茨城県
東京都
静岡県
合計
9.3万トン
 (Bの6%)


1.2万トン
0.1万トン
4.3万トン
0.4万トン
0.01万トン
0.1万トン
3.1万トン
0.01万トン




11.6万トン
13.5万トン
15万トン
4.5万トン
0.1万トン
1.5万トン
50万トン
0.01万トン
宮城県1,873万トン

(約14年分)
114万トン
(Aの6%)
福島県367万トン広域処理の対象外
処理目標:2014年3月末
出典:災害廃棄物の広域処理 環境省 2012/6/29 資料A
(その後の状況変化は東日本大震災に係る災害廃棄物の処理工程表(概要)2012/8/7)
*1 実績の出典:広域処理に関する地方自治体の状況 2012/8/24 資料B
*2 沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況 2012/7/31 資料C

 阪神淡路大震災のがれきは2000万トンとの事、放射線イメージが絡んで“ゼロリスク志向”が入ると、一気に騒がしくなります。
 阪神淡路大震災でも百数十万トンを広域処理しています。
 ●「【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ」2012/3/22 阪神・淡路大震災では「がれき」などの処理は県内だけで行われたのか

今後の予定

【追記】
●2012/8/7付、細野環境大臣 → 各都道府県知事宛て文書
(一部のみ引用)

 可燃物・木くずの広域処理については、具体的な受入れを調整している自治体や受入れ実績のある自治体の追加的な協力が得られれば、目標期間内の処理が実現できると見込まれる状況であり、新たな受入れ先の調整は行わず、これらの自治体との調整を行うこととしました


【資料Bから一部引用】
瓦礫、今後の協定

本川裕さんがサイト『社会データ実情図録』で資料Cのデータをグラフにしておられるので、引用させて戴きました。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4363e.html
がれき量グラフ

2.皆さんからの声(新しい順)

●Togetter 20120707 #NHK スペシャル「シリーズ東日本大震災 がれき 2000万トンの衝撃」(by @shbttsy74さん)

●Togetter 20120707 久々にまとめます。瓦礫”2000万トン”の衝撃 NHKスペシャルを観て(by @kangaeru110さん)

●被災地の声



●Togetter津田和俊さんによる津波被災地でがれき処理を急ぐ理由(by @sikano_tuさん)

川田龍平議員の発言に対して
 Togetter みんなの党川田龍平議員公式アカが電波ブログへの肯定ツイートを発信し、非難され、ツイートを削除するまでの一部始終 (by sexxorさん)





 (注)関連ツイートの全てをピックアップした訳ではありません。

●「Hiroko's Voice」 2012/5/29 誤解と偏見がもたらすもの~北九州市がれき受け入れ反対派の抗議騒動について・続編

●新潟県知事の姿勢について


●「アゴラ」2012/5/22 立ち上がれ日本、あなたと地域の協力で東北の瓦礫処理の推進を 米ジャーナリストP・ブルースティン

●「情報の海の漂流者」2012/3/30 瓦礫がそこにある意味
 (一部引用)

 がれき処理というのは、復興問題や経済問題であると同時に人道問題という側面があるのではないかと考えている。
 早く処理すればその分だけ、心が受けるダメージが減り、被災ストレスを軽減する効果があると思っている。



●「河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり」2012/3/23 続 震災がれき

●「福島の現状を女子中学生がイラスト付きでおしえるよ」2012/2/17 ガレキの受け入れ

●「アゴラ」2012/2/6 被災者にとって瓦礫は「被災財」である、ということ

●「Maybe Blue」 2011/11/30 「がれき」ではなく「被災財」

●「櫻井よしこ 」11/19 都知事のがれき受け入れに賛同する なぜ他の自治体は尻込みするのか

●猪瀬直樹 日経BPnet10/11がれき処理、国がやらないから東京都がやる
 (一部引用)

(前略)
 被災地では、がれきの処理も大きな問題となっている。がれきは仮置き場に置かれているが、処理が進まないために、悪臭の発生や粉塵などによる健康被害が懸念されている。
 また、がれきの仮置き場での火災発生も相次いでいる。がれき内部にたまったガスなどが自然発火したものと見られている。
 がれきが残存することによる心理的負担も大きい。がれきの山が目に入る風景があるかぎり、被災者の心が晴れることはないだろう。本当の意味での復旧・復興を実現するためにも、がれきの処理は喫緊の課題である。
(中略)
 震災・原発事故発生以来、民主党政権では、リーダーシップ不在がつづいている。リーダーシップを欠いた政権中枢には、情報が集まってこない。かけ声ばかりで具体的な復旧・復興を進められない国を当てにするよりも、地方自治体や住民が連携して動いていくしかないというのが現状である。



3.被災地の首長の声

●「静岡新聞」3/10 がれき処理で首長連携へ 静岡県など全国組織発足
(一部のみ引用)

 岩手県大槌町の碇川豊町長は「70万トンのがれきが出て、町だけでは処理に110年かかる。広域処理をお願いしなければまちづくりができない」と訴え、桜井市長に「いち早く広域処理ののろしを上げてくれた」と謝意を示した。


●環境庁作成の動画 津波被害による岩手県・宮城県の災害廃棄物の受け入れについて
 「災害廃棄物の現状」の部分に被災地の首長の声があります。

4.宮城県女川町の震災瓦礫(がれき)の窮状、手作業による選別、放射線確認の様子などを纏めた3分間の動画
既エントリーから一部を再掲)

●「You Tube」東京都チャンネル宮城県女川町の災害廃棄物広域処理について-東京都清掃工場での受け入れに向けて- 12/27公開

同じものですが、東京都環境局HPにもあります。

 “百聞は一見にしかず”です。

5.放射性セシウムが煙突から拡散することは、心配しなくて良い。

 既エントリー●被災地瓦礫(がれき)の焼却処理で、放射性セシウムが煙突から拡散するか? [2012/01/04]

 1項の資料Aや下記の類似資料にも同様の記載があります。
 ●環境省 2012/5/25 災害廃棄物の安全性について
 ●国立環境研究所 2012/2/24 放射性物質汚染廃棄物の適正処理に向けた課題資源循環・廃棄物研究センター長 大迫政浩

6.東京都の災害廃棄物支援全体像、実績データなど

 既エントリー●東京都による被災地瓦礫(がれき)の受け入れ [2011/11/04]

 1項の資料Aに東京都以外のデータも纏まっていますので、そちらが見やすいです。

関連エントリー

 ●“放射線ゼロリスクの追及”を止めないと復興・復旧が進まない、皆が幸せに暮せない
 ●震災廃棄物の再利用基準 100 Bq/kgについて、自然放射線との比較など

(個人的メモ)
●細野大臣からみなさまへのお手紙 環境省

[ 2012/07/15(日) ] カテゴリ: 瓦礫(がれき)の処理 | CM(6)
Re: タイトルなし
Csの9割以上が飛灰に移行は知りませんでした。確かに。溶融炉は微量セシウムの分離機になる。
http://www.env.go.jp/jishin/attach/haikihyouka_kentokai/10-mat_6.pdf
送り返すケースはまず発生しないと予想できますね。まずは、飛灰の最終処分は合意が取れると良いですね。

リサイクル製品への忌避感情は、おっしゃるとおり心配です。
K-40が花崗岩(御影石)には800 Bq/kg、人体中にも60 Bq/kg、あるのに。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-205.html

【あまり関係ないけど参考アーカイブ】秋田市の溶融炉
http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/gs/yoyu/flow2.htm
[ 2012/07/23 18:31 ] [ 編集 ]
メタル・スラグ生成物が100Bq/kgなんて値は、なりませんが。
ほとんどは、灰に移行し、メタル・スラグ多くても、10%までですし。
アスファルトに混ぜるとしれ、60%ではスラッグ100bq/kgまで、許可されてます。 リサイクルで、もめれば、石炭発電でのスラッグ処理が、できなくなり、石炭発電所停止に、なりかねません。 原発止めて、石炭止めれば。計画停電どころのではです。 灰も、100Bq/kgいかなら、リサイクル。 埋める量がへるし。 最終処分場周辺の方とも、合意形成がです。
[ 2012/07/23 12:29 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
秋田市の情報、ありがとうございます。

秋田市長の考えを要約すると、
秋田市は溶融炉なので、生成するスラグ・メタルを再利用している。しかも、埋め立て処分場のキャパが小さい。
その様な状況のなかで、メタル・スラグ生成物が100Bq/kg以上の値が検出された場合は被災地に送り返す条件で受け入れたいと考えている。(飛灰だけは最終処分場に埋め立て処分)
もし、再利用分を埋め立て処分すると34年利用できる最終処分場が4年で一杯になるので。
丁度、ごみの有料化を住民に提案することと時期が重なったが、住民に理解を求めていく。
ということですね。

もっともなご判断だと思います。
[ 2012/07/22 01:00 ] [ 編集 ]
キャパの問題。 灰程度ならですが。 自治体のゴミ有料化と相成って、頭の痛い問題。

http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/press/2012/pressconf20120111.htm
[ 2012/07/21 23:12 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
omizoさん、返しが遅くなってしまい恐縮です。

瓦礫に放射能が少ない(ほとんどない)、従って、焼却場での放射線リスクに心配がないことについては、最近になってやっと、焼却場での実績データなどで理解戴けるようになったのだと思います。了解して戴いた関係者には感謝です。それから推測すると、最終処分場での理解には時間が掛かるのは止むを得ないのかも知れませんね。
特に、最終処分場の行政区分が違う場合は、受け入れを主幹する関係者のご苦労は大変だと思います。

最終処分場のキャパの問題は、瓦礫受け入れに関連してはあまり聞かない気がします。各自治体とも、キャパの許容範囲内でどの位受け入れるか、受け入れないか、を判断しているのではないでしょうか。それで良いと思っています。(行政区分が違う場合は、そんなに単純ではないのかも知れませんが。)
[ 2012/07/19 18:51 ] [ 編集 ]
最終処分場を持つ自治体が難色を示している、最後は、うちに押し付けて終わりにするのは、もう飽きた。泉大津市の言い分にも、ですから。。最終処分場wもたない自治体は、焼却後の処分のめどがたたない。最終処分場を持つところでも、埋設地がいっぱいになる事で、新たな場所の確保に迫られることから、現在のキャパを維持したい。 
[ 2012/07/15 08:01 ] [ 編集 ]
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