ポストさんてん日記

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セシウムCsの一般的な物性

[ 2011/06/09 (木) ]
 一般的データとしてのメモ。出典はウィキペディア

 融点は28.4 ℃で、常温付近で液体である五つの元素のうちの一つである。水銀はセシウムより融点が低い唯一の金属である。 
 加えて、金属としてはかなり低い沸点671 ℃2011年10月の食品安全委員会資料によれば705 ℃*)を持ち、これは水銀を除けば全ての金属の中で最も低い値である。
*一般に沸点を正確に測るのは難しく、資料によって違いがあるようだ。

 比重は1.9であり、比重の軽いアルカリ金属類の中では最も大きい。

 金属セシウムは非常に反応性に富み、自然発火しやすい。また、低温でも水と爆発的に反応し、他のアルカリ金属よりも反応性が高い。氷とは−116 ℃でも反応する。

 セシウムの化学的性質は他のアルカリ金属、特に周期表で直上にあるルビジウムと似ており、全ての金属陽イオンがそうであるように、セシウムイオンは溶液中でルイス塩基と反応して錯体を形成する。

 セシウムの酢酸塩、炭酸塩、酸化物、硝酸塩、硫酸塩は水に可溶である。複塩の多くはあまり水に溶けないので、硫酸アルミニウムセシウムは鉱石からセシウムを精製するのに利用される。アンチモン、ビスマス、カドミウム、銅、鉄、鉛との複塩(たとえば CsSbCl4)も難溶性である。

 塩化セシウムCsClとしては、融点は645 ℃、沸点は1295 ℃である。
 酸化セシウムCs2Oとしては、融点は490 ℃(窒素中)、沸点は分解するのでない。
 水酸化セシウムCsOHとしては、融点は272.3 ℃、沸点は990 ℃である。

 ●「小波の京女日記」2012/03/28 セシウムの沸点は使えないデータ
 化学的に明快な筋の通った素晴らしい解説。お勧めです。
(一部のみ引用)

 「金属状のセシウム」など実際の状況では存在しない。セシウムの原子はとても電子を放しやすく1価の陽イオンになる。地上の物質中のセシウムは必ず化学結合に参加していて、電子を奪われて陽イオンになっていると考えてよい。
 一般的な環境中で考えられるセシウムの代表的な化合物は、塩化セシウムと酸化セシウムである。



 セシウムの化合物の融点、沸点は下記の14ページにも、まとまっています。
 ●災害廃棄物の処理・処分について 2012/3/25 明星大学理工学部 総合理工学科環境・生態学系 宮脇健太郎

 その他、一般情報
 ●丸善『元素の百科事典』(2003)pp.265-270 John Emsley,“Nature's Building Blocks:An A-Z Guide to the Elements,”Oxford University Press: 山崎昶 訳

 放射性セシウム Cs137、Cs134については、既エントリーを参照ください。
 ●【改定】核分裂、放射線、ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)、人体への影響

【関連エントリー】

 ●【改01】震災がれき(瓦礫)の広域処理、計画と実績、皆さんの意見
[ 2011/06/09(木) ] カテゴリ: 放射線,放射性物質の勉強 | CM(0)
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