ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

政府のコスト等検証委員会が各種の発電コストの試算を発表

[ 2011/12/19 (月) ]
本エントリーよりも、新しいエントリーがあります。
電源別の発電コスト(最新版の2014年モデル、2030年モデル)

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 12/13に政府のエネルギー・環境会議 コスト等検証委員会が各種の発電コストの試算を発表し、さらに、12/19に最終報告が発表されました。コスト等検証委員会報告書をアーカイブします。

まず、図表を引用します。

基本問題委員会(第8回)コスト等検証委員会報告書12/19
コスト等検討委員会報告書     

毎日新聞から原発コストの解説部分を引用します。
原発コスト内訳

【追記】コストデータのグラフは、要素が多いので少々複雑です。いろいろな組織がシンプルにアレンジして発信しています。別エントリーに掲載していますので、そちらをご覧ください。
その中から、最もシンプルなグラフを転記しておきます。
発電コスト比較九州電力新
          出典:九州電力データブック2013

次に表データの引用です。

コスト等検証委員会報告書(案)から抜粋
2004年
時点の
試算
2010年
円/kWh
(最小値)
設備
利用率
稼働
年数
2030年
円/kWh
(最小値)
原子力5.98.970%40年8.9
火力石油16.5
*1
36.010%40年38.9
-22.150%40年25.1
10.720.880%40年23.8
LNG6.210.780%40年10.9
石炭5.79.580%40年10.3
水力11.910.645%40年
*2
10.6
風力陸上-9.920%20年8.8
洋上-9.430%20年8.6
地熱-9.280%40年9.2
太陽光住宅-33.412%20年9.9
(35年)
メガ
ソーラー
-30.112%20年12.1
(35年)
ガスコジェネ-10.670%30年11.5
 割引率は3%
 *1 16.5円/kWh は設備利用率が30%としての値
 *2 40年は過小評価では? 実際は60年以上使っている施設も多く、コストも低くなる。

 原子力については、今回の東電福島第一原発の事故を踏まえ、シビアクシデントが発生する可能性も踏まえた事故リスクに対する費用を加算。約6兆円弱
 化石燃料を利用した火力発電に関してはCO2対策費用を加算。
 さらに、社会的なコストとして国が負担している立地に関する交付金や研究開発などの政策経費についても加味。下記のとおり。
政策費用 CCSとは、CO2の回収・貯蔵費用
政策費用2 導入支援・資源開発・備蓄 ・CCS を除いている。

つぶやき

 ●今回の算定の特徴の一つは、化石燃料費などの予測に最小と最大のシナリオを考慮した事がある。従って、試算データも最小値と最大値がある。
 ●日経記事から“なるほど”を引用

 原発、最大値示せず 事故費用の把握に限界
 今回の報告では、原子力の発電コストについて最低8.9円/kWhとし、最大値は示さなかった。現状では事故費用の把握に限界があるためで、最低での比較なら他の電源に比べてなお優位だが、将来にむけ不透明感は残る。


 ●数値は算定ファクターによっても上下する。例えば、原子力コストの代表値では、これまで電力会社が説明してきた2004年試算の5.3円は設備利用率80%のケースであるが、今回の8.9円は設備利用率70%のケースである。 
 ●石油火力の2010年コスト、36.0円/kWhは設備利用率10%の場合である。報道もこちらの値を使っている。これは誤解される懸念がある。設備利用率80%の場合は20.8円/kWhまで下がるので。
 (ブログ主の理解)
   負荷調整用の石油火力は止めたり動かしたりするので設備利用率は低い。
   一方、ベースロード用の石油火力は設備利用率は高い。
 ●*2 水力の稼働年数の40年は過小評価では? 実際は60年以上使っている施設も多く、コストも低くなる。
 ●電力会社の高コスト体質(構造)について、何の指摘もしていない様だが、いかがなものか?問題意識がないのであろうか?
 
 
12/19の最終報告で追加された資料

●国民参加による今後の検証作業について
●発電コスト試算シート御利用に当たっての注意
 「発電コスト試算シートのダウンロード」と「発電コスト試算シートの使い方」のリンクがあります。

関連エントリー(新しい順)

2013年の電源別発電コスト推計
電源別の発電コスト比較グラフ、いろいろ
[ 2011/12/19(月) ] カテゴリ: 今では古い陳腐化情報 | CM(2)
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[ 2011/12/16 13:29 ] [ 編集 ]
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