ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

放射線量等分布マップ(テルル129m、銀110mの土壌濃度マップ)100キロ圏内

[ 2011/11/03 (木) ]
 文部科学省から10/31に発表された100キロ圏内放射線量等分布マップ(テルル129m、銀110mの土壌濃度マップ)をアーカイブし、少しまとめます。

 発表済みのセシウムとの比較で表にまとめました。
 結論は、最高値および50年間積算実効線量ともセシウムに比べて1桁から3桁少ない、という事です。

 
ABDE
検出箇所最高値
Bq/m2
50年間積算
実効線量
mSv
実効
線量
系数
その他
テルル
Te126m
800
箇所
266万
3800
0.6mSv0.79気体の状態で拡散したた
め、セシウムとほぼ同様に
原発の北西に広がったが
セシウム濃度が低い南部
でも高い場所が目立った

Ag110m
350
箇所
83003.2mSv1.2粒子状で拡散したためセシ
ウムとは異なる分布
セシウム
Cs134+137
2,200
箇所全て
2946万2,071mSv3.9
(Cs137)
気体の状態で拡散

A:セシウム分析で、6月から7月にかけて福島第一原発から100キロ圏内で採取した深さ5cmまでの土を改めて分析
B:6 月14日時点に半減期を考慮して補正した数値。(ゲルマニウム半導体検出器で測定)
C:土壌からの再浮遊に由来する吸入被ばく、及び土壌からの外部被ばくに基づく線量の積算値。セシウムはCs134:71mSvとCs137:2,000mSvの合計値。
D:(参考として記載)成人の吸収摂取の実効線量系数、単位はμSv/100Bq
E:沸点がテルル129mで988℃、セシウム137 で671℃と揮発性の放射性核種であり、似た挙動で沈着したものと考えられる。
 他方で、銀110m は放射性セシウムとは異なる挙動で沈着している。この理由としては、銀の沸点は2,164℃であり、放射性セシウムやテルル129m と比べて高いことから、銀110m は、今回の事故では気体ではなく、粒子状物質として環境に放出されたと考えられる。 

原文  
文科省による放射線量等分布マップ(テルル129m、銀110mの土壌濃度マップ)の測作成について
 pdfファイルのなかに、以下のマップがある。
 別紙2-1 テルル129mの土壌濃度マップ。単位はベクレル/m2
 別紙2-2 銀110mの土壌濃度マップ。単位はベクレル/m2

【つぶやき】
 高すぎるセシウム濃度との比較はあまり意味がないとは思うが、50年間積算実効線量から見ると、大きな値ではない様だ。

 (以下、少し気になった事を確認してみた。そういう性格なので

 Te129mが崩壊してできるヨウ素I129は、そのベクレルは
  266万3800Bq/m2×34日/1570万年=0.016Bq/m2 となるので、全く心配ない。

     テルル129m崩壊図02

 Ag110mが崩壊してできるカドニウムCdは8300Bq/m2から換算すると、
  4.7×10-11=0.047ng(ナノグラム)/m2 で、これも全く心配ない数字だ。

               (計算方法は、ベクレルを重さ(グラム)に変換する方法
     銀110m崩壊図02

【関連エントリー】
●警戒区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域、特定避難勧奨地点 に関する情報まとめ
[ 2011/11/03(木) ] カテゴリ: 基準値,規制値,測定値な | CM(0)
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