ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

過去42年間の玄米・白米の放射能データ(玄米最大値は20.4Bq/kg)

[ 2011/10/31 (月) ]
 2011/12/21 水田土壌のデータを追記しました


 1959年から2000年の42年間の米(玄米・白米)、小麦(玄麦・小麦粉)の放射性物質 セシウムCs137とストロンチウムSr90のデータが、農業環境技術研究所のサイトの「主要穀類および農耕地土壌の90Sr と137Cs 分析データ一般公開システム」にありましたので、ピックアップしました。

1.玄米・白米のセシウムCs137(単位はmBq/kg ←ミリベクレル

白米Cs137白米Cs137対数
     白米の全国平均                  同左(対数目盛)
                
玄米Cs137
     玄米の全国平均

水田作土中のCs137経年
     水田土壌

(補足)玄米と白米は、日本海側と太平洋側で違いはほとんど無い為、全国平均のみのグラフですが、水田土壌は違いがはっきりしている為、それぞれのグラフにしました。

●玄米・白米ほかのセシウムCs137ピークデータ(単位はBq/kg
1963年全国平均最大値最小値ピーク年と補足
玄米11.520.44.21963年
大型核爆発実験による
放射性降下物が最も多く
記録された年
白米4.28.10.9
小麦玄麦43.6113.713.0
小麦粉2.45.20.71986年 チェルノブイリ 事故の年
(測定は5回のみで1963年はデータなし)

1967年日本海側
平均
日本海側
最大値
ピーク年と補足
水田土壌65.41381967年
中国の核爆発実験
による影響


2.玄米・白米のストロンチウムSr90(単位はmBq/kg ←ミリベクレル

白米Sr90玄米Sr90
           白米の全国平均                玄米の全国平均
   水田作土中のSr90経年
           水田土壌
(補足)玄米と白米は、日本海側と太平洋側で違いはほとんど無い為、全国平均のみのグラフですが、水田土壌は違いがはっきりしている為、それぞれのグラフにしました。

●玄米・白米ほかのストロンチウムSr90ピークデータ(単位はBq/kg))
1963年全国平均最大値最小値ピーク年と補足
玄米3.68.21.11963年
大型核爆発実験による
放射性降下物が最も多く
記録された年
白米0.30.60.1
小麦玄麦12.327.55.2
小麦粉0.30.80.21961年
(測定は5回のみで1963年はデータなし)

1964年日本海側
平均
日本海側
最大値
ピーク年と補足
水田土壌20.641.11964年
大型核爆発実験
による影響


【追記】
3.(フォ-ルアウトでの)ストロンチウムSrとセシウムの比率

●「toshi_tomieのブログ」 2012/2/15 セシウム-ストロンチウム = 2、10、100、2000 for 大気圏内核実験、チェルノブイリ、1986年の黄砂、福島県土壌 

 結論だけ引用します。
Cs137:SrCs137:Cs134
大気圏内核実験の日本へのフォ-ルアウト2:11:0
チェルノブイリ事故の日本へのフォ-ルアウト100:11:0.5 *1
(地元での影響、すなわち
チェルノブイリ事故での大気放出放射能)
(10:1)
今回の原発事故で福島県の土壌中に蓄積1000:1*31:1 *2
ブログ主注
   *1出典はこちら (正確には 1:0.55)
   *2:正確性に拘るなら2012年前半では6:4とすれば良い(半減期の影響)。
   *3:Srの検出は80km圏内の限られた地点(既エントリー参照)

つぶやき

●セシウムについて
 Cs137だけでCs134は測定していない事に注意する必要はあります。
 ピークの後の減少の度合いも今後の参考になるのでは、と思います。
●玄米データと土壌データの相関性
 土壌データでは日本海側が太平洋側の約2倍ですが、玄米データでは違いがありません。これは、土壌からの移行係数が日本海側と太平洋側で違うという事を示しているのですがチョット不思議です。
●その他
 小麦玄麦がCs137、Sr90共に結構高いので、現状がどうなのか?気になるところです。

 過去のフォールアウトのデータなどは、下記エントリーをご覧ください。
 ●過去(1960年代)からのセシウム摂取量 Bq/日、体内平衡量 Bq/人


【個人的メモ】
2005/9/20 わが国の米、小麦および土壌における90Srと137Cs濃度の 長期モニタリングと変動解析(農業環境技術研究所報告)
[ 2011/10/31(月) ] カテゴリ: 過去の汚染に関する事 | CM(0)
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