ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

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福島のコメ・米の汚染情報、時系列まとめ

[ 2011/10/13 (木) ]
 適宜、追記しています。 項目の並びは新しい順です。


8.24年産 稲の作付に関する方針の概要

●(メモ書き)24年産 稲の作付に関する方針の概要

7.米の緊急調査結果のとりまとめ

●「3.11東日本大震災後の日本」2/4 福島県は米の緊急調査結果のとりまとめ(2/3)を発表!
 【ごく一部のみ引用】

まとめると、早場米調査、予備調査、本調査で測定した1724点の大多数(80%)の1387点がNDであり、新基準値の100Bq/kg以下のものが324点で、合わせて1711点(99.2%)が100Bq/kg以下でした。100Bq/kg以下を超えたものは13点で、最高が二本松市旧小浜町の500Bq/kgです。暫定規制値の500Bq/kg越えはありませんでした。そして、全てNDだった地区は今回の緊急調査の対象外になっています。



6.次々と玄米から基準値を超えるセシウム検出、ただし、出荷されたものは、ほぼ無し

 下記のブログ主TSOKDBAさんには、感謝申し上げます。

12/19 大波地区の全ての135農家のデータ集計。135戸のうち16戸(11.9%)から検出
●「3.11東日本大震災後の日本」12/19 福島市大波地区(旧小国村)のコメ放射能データ集計結果を発表!

12/9 伊達市旧富成村と旧柱沢村でも玄米から。
●「3.11東日本大震災後の日本」12/9 今度は伊達市旧富成村と旧柱沢村の玄米で基準値越え

12/8 二本松市旧渋川村でも玄米から。
●「3.11東日本大震災後の日本」12/8 二本松市旧渋川村でも玄米から780Bq-kgのセシウム検出!

11/29 伊達市の旧月舘町の1戸では1050Bq/kg、霊山町(りょうぜんまち)小国地区(旧小国村)では、2戸の農家から最大で780Bq/kgを検出。
●「3.11東日本大震災後の日本」11/29 今度は伊達市の旧小国村と旧月舘町の米から最高1050Bq/kgのセシウム!

11/19 JA全農は不検出米(全体の約82%)を優先的に出荷していた事、など。
●「3.11東日本大震災後の日本」11/19福島市大波地区のコメ:続報とJA全農方針の謎への解答

11/17 大波地区の玄米から630Bq/kgのセシウムを検出、未出荷であることを確認
●「3.11東日本大震災後の日本」11/17福島市の大波地区の玄米から630Bq/kgのセシウム検出!

【つぶやき】
 いずれの地域も、計画的避難準備区域と隣接している場所である。住民が避難している区域の隣なのだから、汚染もうなずける。結果論であるが、収穫前の予備検査から実施してきた検査体制の作戦失敗ではないか。他の地域の米への心理的な悪影響は避けられないだろう。


 下記の説明に、“なるほど”と思った次第です。

(前略)
 一点懸念があります。安全宣言をした後の玄米からの相次ぐ放射能検出といった事態以降のモニタリングをどのようにしていくのかが今ひとつ見えません。
 安全宣言した後の検出事例続発は、福島県農産物の回復しかかっていた評価を再び地に落としました。
 これは明らかな事前モニタリングの失敗が原因です。あえてきつい言い方をさせてもらえば、福島県は事前モニタリングで危険と思われる地点を意識的か否かは分かりませんが、排除したのではないでしょうか。
 言うまでもなくこれは邪推ですが、被災地には「出てほしくない」という心理が強力に働くものです。この心理がもっと消極性に傾くと、「測定するから出るのだ」という後ろ向きの姿勢になってしまいます。
 モニタリングはホットスポットを探し出すためのものです。安全宣言するためのものではありません。
 そこをはき違えていた部分があるから、玄米の事前検査で問題なく、事後でボロボロ出るという最悪の事態になったのです。
 次に測定方法ですが、いちいち精度は高いが、時間とコストがかかるゲルマニウム測定器を使う必要はないと思います。むしろシンチエーション・サーベイメータなどを使って検体数を大幅に増やしてスクリーニングするほうが先決です。
(中略)
 ぜひ雪が降り積もる前に徹底したホットスポット炙り出し作戦をやって下さい。
 福島農民の健闘をお祈りします。頑張れ、福島!

●「農と島のありんくりん」12/8 福島県の農地除染方針 モニタリングはホットスポットを探し出すためのものです。安全宣言するためのものではありません から一部引用



5.1959年から2000年の42年間の米(玄米・白米)ほかの放射性物質のデータです。(10/31追記)

●過去42年間の玄米・白米の放射能データ(玄米最大値は20.4Bq/kg)


【ポイントのみ引用】

 福島県は12日、新米を対象にした放射性セシウムの本検査が終了し、県内1174地点すべての検体で国の暫定規制値(500ベクレル/kg)を下回ったと発表した。これにより、作付け制限された避難区域を除く県内48市町村でコメの出荷が可能となり、佐藤雄平福島県知事は県産米の安全宣言を表明した。
 国のコメ検査は収穫前の予備検査と、収穫後に出荷の可否を判断する本検査の2段階で実施。本検査で規制値を超えた地点があれば、1950年時点の旧市町村単位で出荷停止となる仕組み。福島県では9月23日の予備検査で二本松市小浜地区の1地点から500ベクレルを検出。国が本検査重点調査区域の基準とした200ベクレルを超えたため、二本松市は全国で初めて同区域に指定され、本検査を当初予定の約40地点から288地点に増やした。
 本検査の結果は1174地点中964地点(82%)で、機器の検出限界値(5~10ベクレル)以下100ベクレル以上は7地点あり、出荷されるコメの最大値は、伊達市小国地区の1地点で検出された163ベクレルとなる。
 一方、予備検査で500ベクレルを検出した二本松市小浜地区の地点では、今回も同じ水田で470ベクレルを検出。県はこの水田周辺の9アールで収穫されるコメを研究用として全量買い上げる。この水田は山あいにあり、県は「セシウムをよく吸着する粘土質ではなく砂が多かったため、セシウムが稲に吸い上げられやすかったのでは」とみる。農水省は「地形的な問題など複数の要因が絡んでいる可能性がある。できるだけ早く原因を確かめたい」としている。

【追記01】
●河北新報10/14 (cache)福島米、不検出のみ販売 安全性アピール 全農県本部


【部分的に引用】

 二本松市のコメの予備調査で500Bq/kgの放射性セシウムが検出されたのは、水田に含まれる粘土が少なく、砂が多かったことが原因ではないか?ということです。
 『福島県などが現地調査を行った結果、コメを栽培した水田の土は放射性セシウムが結びつきにくいとされる砂の割合がほかの水田の土より高く、これが原因とみられることが分かったということです。調査に参加した学習院大学の村松康行教授は「砂は粘土質に比べ、放射性セシウムと結びつきにくい性質があるため、イネがより多くの放射性セシウムを吸収した可能性が高い」と分析しています。』NHKオンラインより
 セシウムは、土壌中の粘土と結合しやすいということが知られています。一方、二本松市の土壌は粘土が少ないのでそれが原因ではないか、ということが500Bq/kgのコメが検出された時から言われていましたので、現地調査の結果でその可能性が高まったということになるかと思います。
 また、もう一つ別の原因もあるかもしれません。
 『一方、福島県とは別に調査を進めている新潟大学の野中昌法教授によりますと、二本松市の落ち葉などが積もった里山では土1キログラム当たり1万ベクレルを超える放射性セシウムを検出した場所もあったということで、野中教授は「里山から雨水とともに水田に放射性物質が流れ込んでいる可能性がある」と指摘しています。こうしたことから、福島県は専門家とともに周囲の里山でも調査を進め、コメの安全性を高める取り組みに生かすことにしています。』NHKオンラインより
 これは、「田んぼの土壌が放射性セシウムで汚染されている上に、絶えず水管理のために、湧き水を使って、田んぼをかけ流しする、という丁寧な技法を使った場合、非常に皮肉なことに、その都度、森林から溶け出した(新鮮な!)濃い濃度の可給態の放射性セシウムを、イネに供給し続けることになる」という意味で、丁寧なコメの栽培を行った事がかえって今回は仇になったのではないか、という可能性を指摘しています。
 現在のところ、水田中の粘土質が少なく砂が多いということが原因だと考えられていますが、それにプラスしてわき水の利用も影響しているかもしれない、ということだと思います。



2.二本松市の予備調査データ 二本松市災害対策本部情報
 セシウム濃度は、二本松市の中でも旧小浜町だけが極端に高い数字が出ているのが判る。
 二本松市の位置
二本松 米01
 旧小浜町の位置
二本松 米02 

1.「WEDGE Infinity(ウェッジ・インフィニティ)」10/12のエントリー 牛乳の放射能汚染は深刻か チェルノブイリと飼育法異なる 「福島のコメは危ない」も短絡的 松永和紀
(原文は、米と牛乳の汚染について論じていますが、こちらは米の汚染関連です。牛乳については別エントリーにしました。原意を損なわない範囲でキーワードを太字にしています。)
【米の汚染関連を全文引用】

 コメの予備調査で暫定規制値ちょうどの放射性セシウムが検出されて、食品に対する汚染への不安がさらに高まっているようです。しかし、放射能には詳しくとも、生産現場の状況に関する知識に乏しい人がばらまく “恐怖情報”が、世間の不安を煽り風評被害を産んでいるようにも見えます。放射線の影響をあなどってはなりませんが、事実でないことに基づいて怖がるのは意味がありません。主要食品の現状と今後を2回にわたって考えます。

規制値ちょうどの二本松市のコメ 田んぼが林に囲まれていた

 福島県によれば、コメの予備調査で二本松市玄米から放射性セシウム134が220Bq/kg、放射性セシウム137が280Bq/kg、検出されました。穀類の暫定規制値は500Bq/kgで、この数値ちょうどの結果です。
 土壌にある放射性セシウムはかなりの割合が土壌にしっかりと吸着して離れにくく、イネの根に吸われて玄米に移行する割合(移行係数)は、40年にわたる調査結果から1割(0.1)を大きく下回ると見られています。そのため、農水省はこの春、5000Bq/kgを超える土壌にはイネを作付けしないように指示しました。こうすれば、1割が移行したとしても玄米は必ず、暫定規制値である500Bq/kgを下回るはずだからです。
 ところが、二本松市で500Bqという測定値が出てしまったのです。しかも土壌の値は新聞報道によれば3000Bq/kgとのこと。移行係数に基づく推定値よりもかなり高めの検査結果です。
 原因ははっきりしません。土壌中のセシウムは、粘土鉱物の種類や量、有機物の量などによって吸着の度合いがかなり異なるため、セシウムをしっかりとつかまえる鉱物が少なければセシウムが植物に吸われやすいとみられます。したがって、この調査地点の土壌の性質を詳しく調べる必要があるでしょう。また、水も重要だと思います。どこから流れて来た水が使われたのか、大量に降下した放射性セシウムが付着した落ち葉などで汚染された水が、この田んぼに来ていなかったかなど、調べなければなりません。この田んぼは、周囲を林に囲まれており、一般的な平地の田んぼとはかなり異なります。今、綿密な調査が行われています。
 消費者にとって事態把握のポイントはまず、これが予備調査の結果であること。予備調査は、刈り入れ前の田の一部を刈り、玄米を測定するもの。そのため、問題の地点のコメも周辺地域のコメもまだ出荷はされていません。県は、この地域を重点調査区域に変更し、調査点数を増やして「本調査」を行い、出荷するかどうか判断します。
福島コメ
 また、この調査地点がかなり異例の事例であることも重要です。予備調査では、県内449地点を調査し419地点は暫定規制値を大きく下回るか、検出限界以下でした。二本松市内の玄米についてもこれまで、24地点で検査され、今回の1地点を除きどれも問題ありません。福島県では、予備調査を終えて問題がなかった地域は本調査が行われており、周辺の他県でも同様ですが、特に高い数値は出ていません。ほかの結果に比べ、二本松市内の調査地点は際立って高く特異な数値なのです。なにか、通常の田んぼではあり得ないことが起きた、とみるのが妥当です。

被ばく線量は低く、白米にすればさらに下がる

 この500Bq/kgの玄米を1kg食べた時の被ばく線量は、0.008mSv程度。前回書いた通り、100mSv程度を下回る被ばくではリスクは顕在化しないことや、日本人は食品中に含まれる自然の放射性物質から年間0.41mSv程度 *1を被ばくしていることを考えると、この数字は極めて小さいということも知ってください。*1(ブログ主注)既エントリーの8項を参照
 もう一つ、コメに関して重要なのは、玄米と白米の違い。放射性セシウムは葉や茎、米糠などに多く、白米の濃度は玄米に比べ30~50%程度低いという報告が出ています。そのため、もし500Bq/kgの玄米が検査をすり抜け市中に出回ったとしても、精米されれば、放射性セシウムを食べる量は大きく減ります。
 暫定規制値と同じ数値のコメが出た、と聞かされると、ドキッとする消費者の気持ちはよく分かります。実際に、福島産のコメは売れ行き不振に陥っていると既に、報道され始めました。
 しかし、農産物の生産は自然の地形や気象等に左右されますし、生産者によって栽培方法も異なり、植物による個体差もあります。工業製品のように均一化することはできず、どうしてもばらつきを生じます。これらのことを踏まえ、検査が行われています。
 テレビや新聞などのマスメディアは、大きい数字が出ると大騒ぎしますが、ほかの大多数の「問題なし」を取り上げないことも思い出してほしいのです。予備調査で問題が発生したということは、調査が機能していることの証しでもあります。本調査の結果が明確になる前に、「福島県産のコメは危ない」という短絡的な結論に飛びつくことは、慎むべきです。



【関連エントリー(新しい順)】

●福島のコメは危ないは短絡的か? 米の汚染情報まとめ ←本エントリーです
●牛乳の放射能汚染は深刻か?
[ 2011/10/13(木) ] カテゴリ: 今では古い陳腐化情報 | CM(0)
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