ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。

放射性セシウム汚染、初の包括調査、放射性セシウムの土壌濃度マップ、農地土壌の放射性物質濃度分布図、航空機モニタリングマップ

[ 2011/09/01 (木) ]
8/30、8/31に発表された、タイトルの資料について、記事マップをアーカイブします。

1. ウォール・ストリート・ジャーナル2011年 8月 31日 福島原発周辺の広い地域に放射性セシウム汚染-初の包括調査

【全文引用】(タイトル以外の情報もあるため)
 福島第1原子力発電所の事故に伴う周辺地域の土壌の放射能汚染に関する初めての包括的調査結果によると、調査した2200地点のうち旧ソ連が移住の基準とした以上の放射性セシウムに汚染された地点は33カ所に上っていることが明らかになった。
 調査対象となったのは、福島第1原発から半径100キロ圏内。1986年のチェルノブイリ原発事故の際にソ連当局が強制移住させた際の基準だった汚染量(セシウム137で148万ベクレル/m2)を超えた地点が33カ所あった。また、ソ連当局が自主的な避難を呼び掛け、農業を禁止した際の基準(セシウム134と137の合計で55万5000ベクレル/m2)を超えた汚染地域は132地点あった。 
 当局によると、最も汚染がひどい地点は、すべて原発の半径20キロの現行警戒区域内と、既に高度の汚染がみつかっている原発の北西方向の一部地域だった。
 当局は先週、原発周辺地域の放射能水準は、自然減と除染作業を通じて2年以内に半分に減少すると予想していると述べていた。
 しかし、今回の調査では、セシウムが水に押し流されて他の地域に広がり、河川、低地、海洋を汚染している可能性を示している。
 例えば群馬県は29日、県内の川で捕った魚から、法律で許容されている量を上回る放射性セシウムが見つかったと発表した。原発のある福島県以外で基準値を超えるセシウムが発見されたのは初めて。 
 セシウム137の半減期は30年。これは、放射能が30年後でも半分しか減らず、数世代にわたって環境に影響することを意味する。セシウム134の半減期は2年のため、長期的な問題はそれほど大きくないとみられている。 
 今回の土壌汚染調査は原発から半径100キロ以内の土地について、2平方キロごとに土壌サンプルを採取した。調査は6月から7月の間に実施され、全国から400人以上の研究者が参加した。これまでは、航空機を使用したり地上での放射能測定を通じて土壌汚染を推定していただけだった。
 調査結果を発表した文部科学省の幹部はブリーフィングで、「土壌分析結果は、汚染に関するわれわれの推測を確認した」と語った。
 一方、東京電力は30日、原発で今月7日間働いていた40歳の作業員が急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の累積放射線被ばく量は0.5ミリシーベルトで、許容量をはるかに下回っていた。東電は、死亡は原発での作業と関係ないとみられると述べている。
 これとは別に厚生労働省は30日、福島第1原発の作業員について年間250ミリシーベルトに引き上げていた被ばく限度を100ミリシーベルトに戻すことを検討していると述べた。250ミリシーベルトという水準は、同原発の作業員だけを対象に緊急時の被ばく限度として3月に設定されていた。 記者: Mitsuru Obe

2. 時事ドットコム2011/08/30 土壌汚染地図を作成=34地点で高濃度セシウム-HPで公表・文科省

【全文引用】

 文部科学省は30日までに、東京電力福島第1原発から半径100キロ圏内の土壌に含まれる放射性セシウムの濃度地図を作成した。最も高かったのは、原発のある福島県大熊町の採取地点で、約2946万ベクレル/m2(セシウム134と137の合計)。原発の北西方向約30キロに、濃度の高い地点が広がっていた。地図は同日午後、同省のホームページで公開。今後の除染作業や住民の被ばく線量把握などに活用する。
 文科省は研究機関や企業などの協力を得て、6月6~14日と、同27日~7月8日の間に調査を実施。原発から80キロ圏内は2キロ四方、80キロ圏外は10キロ四方の区画に分け、それぞれの区画から5カ所ずつ、計約2200地点で地表から深さ5センチまでの土を採取し分析、結果を地図上に示した。

3. NHK 8月29日 土壌汚染の広がり 地図を公表

【一部引用(上記と重複しない部分のみ引用)】

 原発に近い一部の地点の土壌汚染は、IAEAが緊急事態の対応として一時的な住居の移転を求めるレベルを超えていることが分かりました。 
 土壌の汚染は1平方メートル当たりの放射性セシウムの濃度で示されています。それによりますと、最も高い値を示したのは、福島第一原発から数百メートルに位置する大熊町の地点で、放射性セシウムの濃度が2946万ベクレル/m2に上っていました。この値は、IAEAが緊急事態の対応として一時的な住居の移転などを求める放射性物質の濃度、1000万ベクレル/m2を超え、極めて高いレベルです。今回の調査では、ほかに原発から北西方向の双葉町や浪江町の一部の地点でもこのレベルを超えていました。福島第一原発と同じように土壌汚染が問題になったチェルノブイリ原発事故の場合、55万5000ベクレル/m2を超える区域で一時的な住居の移転が求められましたが、今回の調査では、こうした地点が、福島市や二本松市など、警戒区域や、計画的避難区域以外の地域にも広がっていることが分かりました。一方で、土壌汚染の度合いは、原発からの距離とは必ずしも一致せず、原発から北西方向や、福島市から栃木県の那須塩原市の方向に帯状に高い汚染地域が広がっていました。政府は、今回作成した地図を、住民の被ばく量の評価や、除染の計画作りなどに役立てたいとしていて、今後も継続的に調査を行うとしています。

(ブログ主追記)
●文部科学省8/30発表の文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について
このpdfファイルの10,11,14,15ページ(順に、セシウム134、セシウム137、航空機モニタリング結果とセシウム134マップの比較、航空機モニタリング結果とセシウム137マップの比較)にマップがある。横になっていて見難い。(印刷には良いかも知れないが)

4. NHK 8月29日 農地の汚染状況示す地図公表
(ブログ主 注記)
 こちらは農地土壌の汚染で土壌1キログラム当たりです。

【ほぼ全文引用】

 放射性物質による農地の汚染状況を示した地図が初めて公開され、コメの作付けが制限された地域以外でも、福島県伊達市や相馬市などの一部の畑で、放射性セシウムが土壌1キログラム当たり5000ベクレル/kgを超える高い濃度で検出されたことが分かりました。
 農林水産省は、放射性物質による農地の汚染状況を把握するため、福島、宮城、栃木、群馬、茨城、千葉の6つの県の合わせて580か所の畑や水田から土を採取して分析し、6月現在の値に補正して、地図にまとめました。
 公開された地図によりますと、コメの作付けが制限された地域以外でも、いずれも畑ですが、福島県内の4つの市と村の合わせて9か所で、制限の目安とされる、5000ベクレル/kgを超える放射性セシウムを検出したことが分かりました。このうち、伊達市霊山町下小国では8571ベクレル/kg、いわき市川前町下樋売で6882ベクレル/kg、大玉村大山では6856ベクレル/kg、相馬市東玉野では5990ベクレル/kgなどとなっています。
 このほか、コメの作付けが制限されている地域では、水田を中心に、浪江町南津島や飯舘村長泥、それに大熊町野上などで、2万ベクレル/kgを超える放射性セシウムが検出され、深刻な汚染状況が改めて裏付けられました。
 農林水産省は今後、福島県内の畑や水田を中心に、調査対象を5倍以上のおよそ3000か所に増やし、さらに詳しく農地の汚染状況を調べることにしています。福島県の大高哲郎農林水産部次長は「特に警戒区域や計画的避難区域などでかなり高い数値が出ているという印象だ。得られた結果は、今後、除染を徹底するうえで活用するとともに、引き続き土壌調査を実施して、県内の農産物の安全性確保に努めていきたい」と話しています。
 また、伊達市内の農地の土壌から高い濃度の放射性物質が検出されたことについて、伊達市の佐藤芳明産業部長は「高い数字だと認識している。ただ、同じ畑で取れた作物に対して、県が行った検査では、放射性セシウムは検出されなかったので、その点は安心だと考えている。市としては、こまめに検査を行って、作物の安全性を確保するとともに、農地の除染についても早急に取り組みたい」と話しています。

(ブログ主 追記)
 試料は、放射性物質が耕起によってかくはんされる深さや農作物が根を張る深さを考慮して、ほ場が水田の場合は地表面から約15cm畑の場合は最大約30cm の土壌を採取
●農林水産省8/30発表の農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について
(この資料のなかにも入っていますが、下記にマップのみ取り出しました。)
【別添1】農地土壌の放射性物質濃度分布図(対象区域全体
【別添2】農地土壌の放射性物質濃度分布図(県(地域)別) 宮城県
【別添2】農地土壌の放射性物質濃度分布図(県(地域)別) 福島県
【別添2】農地土壌の放射性物質濃度分布図(県(地域)別) 栃木県
【別添2】農地土壌の放射性物質濃度分布図(県(地域)別) 群馬県
【別添2】農地土壌の放射性物質濃度分布図(県(地域)別) 茨城県
【別添2】農地土壌の放射性物質濃度分布図(県(地域)別) 千葉県
【別添3】福島県 農地土壌の放射性物質濃度分布図(参考)


5. 文科省 航空機モニタリングマップの改定と追加公開

●文部科学省8/30発表の「文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成結果を踏まえた航空機モニタリング結果(土壌濃度マップ)の改訂について
 30日に公表の放射線量等分布マップなどのデータにより、すでに公表した宮城県から栃木県にかけての航空機モニタリング汚染マップの改定を発表した。宮城県は下方修正、栃木県は上方修正。こちらの単位はベクレル/m2です。
 Pdfファイルのなかに、以下のマップがある。
別紙1-1 80㎞圏内の地表面に沈着したセシウム134、137の濃度の合計
別紙2-1 100,120㎞の範囲及び宮城県北部の地表面に沈着したセシウム134、137の濃度の合計
別紙3-1 100,120㎞の範囲及び宮城県北部並びに栃木県南部の地表面に沈着したセシウム134、137の濃度の合計


●文部科学省8/31発表の「文部科学省及び茨城県による航空機モニタリングの測定結果の修正について
 茨城県からの要請で実施した県全域の航空機モニタリングによる汚染マップである。
 Pdfファイルのなかに、以下のマップがある。
別紙1 茨城県内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計 。単位はベクレル/m2
別紙4 文部科学省がこれまでに測定してきた範囲及び茨城県内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計 。単位はベクレル/m2
参考1 茨城県内の地表面から1m高さの空間線量率 。単位はμSv/h
参考2 文部科学省がこれまでに測定してきた範囲及び茨城県内における地表面から1m高さの空間線量率 。単位はμSv/h
 別紙1を見ると放射性セシウムの濃度は、県北部で高いほか、県南部の守谷市・取手市・利根町から牛久市・阿見町・土浦市、かすみがうら市、鉾田市にかけて、やや高いところがある。

●9/1の東京新聞から抜粋
 県原子力安全対策課によると、県内の放射線量はほとんどが一時間当たり0.5μSv/h以下。一部、北茨城市と高萩市にまたがって同0.5~1.0μSv/hの区域があったが、山中でほとんど民家はない。

【つぶやき】
 一気に発表されたので、アーカイブするのにも時間が掛かってしまった。首相交代と関係あるのかなぁ


6.チェルノブイリの汚染区域との比較(9/30のエントリー)
 ●航空機モニタリング結果(汚染マップ)でのチェルノブイリ汚染区域(ゾーン)との比較

7.“放射性プルームの動き”の最新版(9/30のエントリー)
 ●群馬大早川教授 “放射性プルームの動き” の最新版
[ 2011/09/01(木) ] カテゴリ: 放射線汚染マップなど | CM(2)
Re: lightning
コメント、ありがとうございます。
確かに、そのとおりですね。
3.11後、世界が認めた“国民は超一流、政治は三流” (政治には行政も含めて)、何とかしたいものです。

今後とも、宜しくお願いします。
[ 2011/09/01 16:12 ] [ 編集 ]
lightning
>首相交代と関係あるのかなぁ
もちろん大有りでしょうね。
代表戦の前に公開すると、いやでも原発が争点になってしまいますから。
L7引き上げ発表のときも同じ手口でした。
情けないをとおりこして、悲しいです。この国は。
[ 2011/09/01 11:15 ] [ 編集 ]
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