ポストさんてん日記

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LNT仮説に関する典型的な間違い記事

[ 2011/08/30 (火) ]
 出典は前のエントリー 1Sv、100 mSvの被ばくで、がんによる死亡者数は何人?(統計学の勉強)と同じです。

【当該部分を引用】

 放射線による健康被害の程度を解説する記事がマスコミでしばしば報道されますが、例によってほとんどのものは科学的な正確さを欠いています。 例えば次のような解説がその典型です。
(ブログ主 注釈:LNT仮説(閾値なし線形モデル)の解説ですが、斜字部分が間違いです。)
2011年4月3日読売新聞[放射線 健康にどんな影響]全身に浴びると…100ミリ・シーベルトでがん危険性0.5%増
 「国際放射線防護委員会(ICRP)」によると、放射線を全身に一度に浴びると、がんなどで死ぬ危険は1000ミリ・シーベルトあたり5%高まる。 100ミリ・シーベルトなら10分の1の0.5%、200ミリ・シーベルトなら1%危険性が増えるわけだ。
 日本人の約30%は、がんで亡くなっている。 100ミリ・シーベルトの放射線の影響が加わると、がんの危険性は0.5%増えて30.5%になり、200ミリ・シーベルトの被曝なら1%上乗せされて31%になる計算だ。
 がんの原因の約30%は、たばこだ。危険性が0.5%高まる100ミリ・シーベルト程度の放射線と比べた場合、発がんへの影響は喫煙の方がはるかに大きいと言える。
 一方、放射線量が100ミリ・シーベルトより少ない場合、がんの危険性の差はわずかで、はっきりした影響はわからない。一般に「明らかな健康障害が出るのは100ミリ・シーベルトから」とされるのはこのためだ。

●「日本人の約30%は、がんで亡くなっている」というのは、現在の年間死亡者の中でガンによる死亡者の割合が30%あるということです。
●「がんの原因の約30%は、たばこだ」とは、ガンによる年間死亡数30万人中、約30%にあたる約9万人はタバコによるガン死亡者だという意味です。
がんの原因の約30%は、たばこだ。危険性が0.5%高まる100ミリ・シーベルト程度の放射線と比べた場合 などと、わけのわからん比較をしてはいけません。
●「明らかな健康障害が出るのは100ミリ・シーベルトから」
100mSvの放射線の発ガンリスクは、タバコの発ガンリスクの20分の1程度です。これは焼き魚のコゲや大気汚染の発ガンリスクよりも小さいリスクであり、現実問題として確実に検証できる大きさではありません。 その結果、「放射線量が100mSvより少ない場合、がんの危険性の差はわずかで、はっきりした影響はわからない」ということになります。
 マスコミに正確さを求めるのは、政治家に誠実さを求めることと同様に「無い物ねだり」であることは重々承知していますが、事が事だけに、このように科学的に不正確な解説があまりにも多いのは困ったものです。

●100ミリ・シーベルトの放射線の影響が加わると、がんの危険性は0.5%増えて30.5%になり、200ミリ・シーベルトの被曝なら1%上乗せされて31%になる。
(ブログ主 注釈)
 この間違いの理由と正解は、1Sv、100 mSvの被ばくで、がんによる死亡者数は何人?(統計学の勉強)を参照して下さい。


【関連エントリー(新しい順)】

●LNT仮説の歴史的経緯
●LNT仮説ほか、放射線の“確率的影響”を巡る諸説のまとめメモ
●LNT仮説に関する典型的な間違い記事 ←本エントリーです
●1Sv、100 mSvの被ばくで、がんによる死亡者数は何人?
●【改定】核分裂、放射線、ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)、人体への影響
[ 2011/08/30(火) ] カテゴリ: 放射線,放射性物質の勉強 | CM(0)
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