ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブとして整理すると同時に、徒然につぶやいています。 リンクはご自由に。
カテゴリー  [ 生物・医学の基礎 ]

がんの10年生存率グラフいろいろ+甲状腺がん

[ 2016/01/25 (月) ]
『NHKの時事公論』を追記:2016/2/20
初回公開日:2016/01/25


国立がん研究センターからがんの10年生存率データが発表されました。
プレスリリース 全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について 10年生存率初集計
全がん協加盟施設の生存率協同調査

発表資料からの引用と、胃がん・乳がん・子宮頸がん・甲状腺がんについてはデータベースからのダウンロード、さらに、甲状腺がんについての分かりやすい解説を引用しました。

プレスリリースの参考資料PDFにいくつかのグラフがありましたので、引用します
[ 2016/01/25(月) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

(自分用メモ)オートファジー

[ 2016/01/01 (金) ]

オートファージの誘導
その他、細胞分化、細胞死での役割が議論されていますが、それらとの関係は、未だそれほど明らかになっていません。
出典:東京工業大学 大隅研究室

オートファージの機能
図5 オートファジーの機能
オートファジーの主な働きとして、飢餓時の栄養源確保と、常に少しずつ起こっている代謝回転、細胞内に現れた有害物の隔離除去などがあります。特に、代謝回転と有害物の隔離除去は、生活習慣病を含む数多くの疾患発症を抑制していることが最近の研究で明らかになり、注目を集めています。
出典:大阪大学 吉森研究室

今やオートファジーは特殊な現象ではなく、うまくタンパク質をターンオーバーさせて細胞の質を保つという、細胞の持つ最も基本的な機能として理解できるようになってきました。一方でオートファジー研究が流行になって、細胞死、がん、老化など様々な高次機能にオートファジーが関わっているということをATG遺伝子のノックアウトで示し、オートファジーの新しい機能発見という論文になるといった、ちょっと乱暴な研究が目立ち始めました。それに比べて本格的にメカニズムを知ろうとする着実な研究は意外なほど少ないのです。
出典:自分を食べて生き残る細胞に魅せられて(JT生命誌研究館)


大隅良典東京工業大学フロンティア研究機構特任教授・栄誉教授の共同研究者は、東京大学大学院・医学系研究科の水島昇教授、大阪大学大学院 生命機能研究科 細胞内膜動態研究室の吉森保教授

オートファジー=Autophagyのautoはギリシャ語で「自己」、phagyphage等と同類で「食べる」の意。日本語では、自食作用とか自己貪食。
(参考)マクロファージ=Macrophage macro:「大きい」、「長い」の意。phage:「食べるもの」、「細胞を破壊する細胞」の意の名詞語尾。

2016年ノーベル生理学・医学賞発表!「細胞の中のお掃除係」の解明で大隅良典先生が受賞!!(科学コミュニケーターブログ 2016/10/3)
2015年ノーベル生理学・医学賞を予想する!② 細胞のなかのお掃除係(科学コミュニケーターブログ 2015/9/19)

大隅良典氏の業績から見た「生と死」
筑波大学名誉教授・村上和雄 産経 正論 2016/12/7

≪細胞自らが死を決定する≫
私たちは全く意識していないが、すべての細胞の中で、驚異的なスピードで正確に分子レベルでの化学(酵素)反応がおこなわれている。酵素は化学反応のスピードを数億倍にアップし、しかも反応相手を正確に認識する。したがって小さな細胞の中で何千という反応が同時進行できる。実に見事である。
生化学者は、まずタンパク質、脂質、糖質などの高分子の合成反応のメカニズム解明に力を入れた。そして、合成に関与する酵素や遺伝子の研究で大きな成果を上げた。しかし、高分子の分解反応の解明は出遅れた。
古くから細胞の死として知られる「ネクローシス」(壊死(えし))は、やけど、毒物、打撲、溶解性ウイルス感染などによって突発的に起こる、いわば事故死のような細胞死である。
アポトーシスも多くの因子や遺伝子によって制御されていることが最近の研究によって分かり、その解明に貢献した欧米の3人にノーベル賞が与えられた。
大隅氏はアポトーシスとは別に、酵母を用いて細胞外ではなく細胞内での分解系の研究でノーベル賞を受賞した。近年、脚光を浴びているオートファジーの研究であるが、実は30年以上も前にすでに顕微鏡で観察されていたにもかかわらず、その過程に関与する因子は長らく不明であった。
1972年に病理学者カーは、患部の病理標本を観察している途中で、ネクローシスとは形態的に全く違う奇妙な細胞死の過程があることに気付いた。
彼が見たのはネクローシスによる膨らんだ細胞ではなく、縮小し断片化された形態の細胞死であった。彼はこの現象を、細胞自らが死を決定し、ある一定のプロセスを踏んで死が実行されていると考え、「アポトーシス」の概念を提唱した。

≪明らかにされたオートファジー≫
生物は、複雑な生体を形作り、生命を維持し、進化をするための戦略として、細胞自らが死ぬことができる機構を獲得した。この遺伝子によって制御された積極的な細胞死を「アポトーシス」と呼ぶ。
アポトーシスの機能としてよく知られるのは、ヒトの発生時に手足の指の間の水掻きのような細胞が死に、指が分離されて形成されることである。また、胎児における神経回路網の形成過程では、あらかじめ余分に神経細胞がつくられ、その中で、シナプスを形成できなかった細胞にアポトーシスが働き、取り除かれる。
これらは発生過程の中で画一的に起こるプログラム細胞死といえる。また、発生が終わった後も身体の中でアポトーシスは働く。遺伝子が傷つき、異常に増殖してしまう細胞はがんをつくるが、これらの多くは遺伝子の働きで自死し、除去される。
1993年、大隅氏らはオートファジーに関連する遺伝子群を発見した。この研究を契機にして、オートファジーの役割の詳細が次々と明らかにされている。そして、酵母だけでなく植物、魚類、哺乳類、人類などの全ての真核生物にオートファジーは普遍的に存在することが判明した。

≪変わりつつある病気への考え方≫
この研究が大きく発展するきっかけになったのは、オートファジーの遺伝子を欠損するマウス(ノックアウトマウス)の作製である。このマウスを用いて、オートファジーは多くの病気に関係することが見いだされた。例えば、がん、アルツハイマー病やパーキンソン病の神経疾患、感染病などである。
アルツハイマー病は、古くなった神経細胞に異常なタンパク質が蓄積することにより発症する。オートファジーを適切に制御できればアルツハイマー病の予防や治療につながると期待されている。
アポトーシスやオートファジーの研究の発展に伴い病気に対する考え方も大きく変わりつつある。すなわち病気とは細胞の増殖・分化・死のバランスが崩れてしまうこと、と理解されつつあるのだ。
細胞は生命活動に必要なタンパク質などの物質を絶えず合成するだけでなく、絶えず分解し続けるプログラムを遺伝子レベルでインプットされている。
生と死は対極にあるのではなく、生の中に誕生と死がペアで書きこまれている

[ 2016/01/01(金) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

【基礎01-2】原虫・蠕虫、2015年ノーベル生理学・医学賞

[ 2015/10/13 (火) ]
ノーベル生理学・医学賞のニュースなどを聞いていて、“寄生虫”や“原虫”についての知識がなかったことを実感したので勉強しました。あわせて、今回の受賞内容についての理解を深めました。
本エントリーの内容は、一連の勉強の最初のころに位置付ける方が良いと思い、タイトルの番号に反映しました。

0.目次

1.図で見る、ウイルス・細菌・真菌・原虫・蠕虫(ぜんちゅう)の違い
2.寄生虫の分類、感染経路
3.寄生虫感染の現状
4.2015年ノーベル生理学・医学賞
5.関連エントリー

(復習を兼ねて)
1.図で見る、ウイルス・細菌・真菌・原虫・蠕虫(ぜんちゅう)の違い
[ 2015/10/13(火) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

(メモ)失われてゆく、我々の内なる細菌

[ 2015/10/09 (金) ]
自分用のアーカイブとして、リンクと一部引用のみのエントリーです。
[ 2015/10/09(金) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

第4のがん治療法 新しい免疫療法薬

[ 2014/11/18 (火) ]
2014/11/13の読売新聞夕刊に『免疫を利用 がん治療薬』の記事がありました。概要は

  • 癌の新しい免疫療法の薬が承認された。(チェックポイント阻害薬)
  • 日本の「オプジーボ」(7月、小野薬品工業)と、米国の「キートルーダ」(9月、メルク社)
  • どちらもメラノーマ(悪性黒色腫)の患者の3割前後で、がんが縮小し数カ月程度の延命効果が確認されている。
  • 腎臓がんや肺がんでの効果のデータも出始めた。(未承認)
  • 今後、手術・抗がん剤・放射線療法に続く第4の治療法になる可能性がある。
  • これらの薬の作用機序は従来の免疫療法と正反対。

内容は、結構、専門的なようですので、勉強してみました。

免疫細胞のブレーキ解放
[ 2014/11/18(火) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

誤解を生む“遺伝毒性”という言葉、リスクコミュニケーションの障害

[ 2014/10/20 (月) ]
科学を離れた一般社会での“遺伝”の意味は、小学生でも知っていますが、次のとおりです。
遺伝:親の形質が遺伝子により子やそれ以後の世代に伝えられること。
広辞苑から部分的に引用

ところが“遺伝毒性”となると、科学(毒性学?)の専門用語で、全く別の意味になってしまいます。この辺りの話しを、易しくかつ背景なども含めて説いた解説(詳細な解説は手に余るので)を探してみたのですが、これは!というものが見つからなかったので、勉強がてら纏めてみます。
個人的に、放射線勉強や化学物質勉強で理解したことの復習も兼ねていますので、少し遠回りの部分もあります。

0.広い意味での遺伝には2つがある

個体間遺伝 (個体から個体への遺伝、上記の広辞苑の説明のこと)
生殖細胞による遺伝。植物などと違って、ヒトでは大きな染色体異常や遺伝子異常があると個体発生ができません(→流産)。

細胞間遺伝 (細胞から細胞への遺伝、これが本エントリーのテーマ)
体細胞による遺伝(=体細胞遺伝)。がん細胞は幹細胞から発生しますが、この初めの段階で起きた異常が細胞が分裂するたびにコピーされ、細胞から細胞に遺伝しながら細胞が増加した結果が腫瘍なのです。

1.遺伝毒性とは、、、遺伝毒性についての誤解
[ 2014/10/20(月) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

【基礎04】アレルギーとは~免疫の副作用、発症メカニズム、治療の原理など

[ 2014/10/01 (水) ]
【基礎03】 からの続きです。
思いのほか長いシリーズになってしまいましたが、今回が最終回で、免疫がからむ病気の話として、アレルギーの基礎の勉強です。
図を含めて大部分が東京都神経科学総合研究所からの引用です。 (現在はサイト全体が消えています。組織変更の為なのでしょうか?10項を参照)

目次 (ページ内リンクが付いています)
[ 2014/10/01(水) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

【基礎03】抗体とは~免疫の飛び道具

[ 2014/09/22 (月) ]
体液性免疫といわれる抗体は、抗原を認識したへルパーT細胞の援助によってB細胞から分泌生成されることを【基礎02】で勉強しました。
今回は、無限に産出され、免疫反応の中心的な役割に担う抗体について、少し深く勉強しました。

目次 (ページ内リンクが付いています)
[ 2014/09/22(月) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

【基礎02】免疫とは~自然免疫、獲得免疫、細胞性免疫、体液性免疫など

[ 2014/09/16 (火) ]
3項に「抗原提示細胞は樹状細胞」を追記。2016/2/14
7項を追記。2014/10/28
初回公開日:2014/09/16


【基礎01-1】ウイルス、ワクチン、抗ウイルス薬に続いて、免疫細胞について勉強がてら、まとめてみました。関連する論説などを読むときに、役に立つかも知れない基礎知識です。

目次 (ページ内リンクが付いています)
[ 2014/09/16(火) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

【基礎01-1】ウイルス、ワクチン、抗ウイルス薬

[ 2014/08/19 (火) ]
世界ではエボラ出血熱が感染拡大し、また、日本ではデング熱の国内感染が発生していますが、この機会に、ウイルス(virus)やワクチンなどの基本的・一般的なことについて勉強しました。この分野の論説などを読むときに、役に立つかも知れない基礎知識です。
素人がまとめた自分用の勉強ノートですので、間違いがあるかも知れません。かなり注意はしていますが。(問題があれば、ご指摘頂けるとありがたいです。)

目次 (ページ内リンクが付いています)
[ 2014/08/19(火) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

病気の治療法の研究方法(研究デザイン)

[ 2014/06/17 (火) ]
病気の治療法の効果を評価するための研究方法に関して、ブログ主のような素人にも良く分かる解説を見つけたので、アーカイブします。
出典は、がんの補完代替医療ガイドブック 第3版(2012年2月)の17~20ページの“補完代替医療の科学的検証”です。

治療方法の効果を評価する方法~科学的検証

がん補完、研究方法の信頼度
[ 2014/06/17(火) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

【資料編0】安全性試験(毒性試験)の種類

[ 2013/01/10 (木) ]
一般毒性試験と特殊毒性試験がある。

安全性を確認するための試験

毒性試験全体
農薬の安全性試験
出典:残留農薬 日本獣医生命科学大学 名誉教授 鈴木勝士(食の安全と安心フォーラムⅫ 2016/2/14
[ 2013/01/10(木) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

(リンク)イニシエーション作用、プロモーション作用、プログレッション作用(多段階発がん機構)

[ 2013/01/10 (木) ]
他のカテゴリーに掲載していますので、記事へのリンクのみを記載。
[ 2013/01/10(木) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

(リンク)放射線のDNAへの作用(染色体、遺伝子、直接作用と間接作用、電離や励起、活性酸素)

[ 2012/02/01 (水) ]
他のカテゴリーに掲載していますので、記事へのリンクのみを記載。
[ 2012/02/01(水) ] カテゴリ: 生物・医学の基礎 | CM(0)

(リンク)放射線によるDNAの損傷・修復(アポトーシス・免疫システムなど、がん化防止のプロセス)

[ 2012/01/30 (月) ]
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(自分用メモ)脳内報酬系、A10神経系、ドーパミン、エンドルフィン

[ 2012/01/14 (土) ]
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(自分用メモ)細胞の基本構造

[ 2012/01/14 (土) ]
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(自分用メモ)腸内細菌と健康

[ 2012/01/13 (金) ]
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(自分用メモ)失われてゆく、我々の内なる細菌

[ 2012/01/13 (金) ]
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(自分用メモ)免疫が挑むがんと難病 現代免疫物語beyond

[ 2012/01/12 (木) ]
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(自分用メモ)免疫の意味論 多田富雄

[ 2012/01/10 (火) ]
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(自分用メモ)ワクチン関係

[ 2012/01/10 (火) ]
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(自分用メモ)がんの生物学についての基礎知識

[ 2012/01/10 (火) ]
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(自分用メモ)環境疫学とは

[ 2011/12/31 (土) ]
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(自分用メモ)エネルギー代謝のしくみ

[ 2011/12/31 (土) ]
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(自分用メモ)免疫02

[ 2011/12/31 (土) ]
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(自分用メモ)免疫01

[ 2011/12/31 (土) ]
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(自分用メモ)ゲノムとは個々の生物が持っている遺伝情報の総体

[ 2011/12/31 (土) ]
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